そこまで、と思うくらいに憎まれて毒殺される日を夢見てる [短歌 その6]
自分の見た目を許せる日が来るのか、そもそも今の時点でもう許せているんじゃないのか、意外と曖昧です。
「自分は自分のもの」という感覚が人より強いのか、整形できるならしてもいいかな、と思うこともあります(痛いし高いので手は出せないけど……)。
自分が自分じゃなくてもいいかな、と思ってる人は案外多いのかもしれません。
他の人の一言で行動が変わってしまうのであるなら、自分の大切な人の見た目はみんな好きなので、「そのままの見た目」でいいんだと自身で肯定できるように伝えていきたい。
もちろんファッションやメイクで雰囲気が変わるのはとっても楽しいことだと思います!
[2021/07/13]
最期までふざけて笑かし続くよな人になりたくトリビアを見る
坊さんの袈裟を羽織って旅に出る妻の気持ちを知ってみたいか
口下手な貴女の紡ぐ言葉さえ僕は生かせず死んでゆくのさ
[2021/07/18]
瘢痕(はんこん)の読みを知ってるわたくしは真っ赤に腫れる手術痕持ち
錠剤を喉に溶かして追いかけて眠気の尻尾掴み取るのさ
[2021/07/25]
夜だから優しいあなたがきらいなの、夜はとってもいじわるでしょう?
[2021/07/27]
幸せなときにはなんにも見えんから寝れない夜にブログを残し
完璧に寝た次の日また次の日はどうせ綺麗に寝れやしないさ
この日本(くに)に生まれながらに罪の意識、恥の意識のどちらも所持す
すばらしい別れと出会いの空想がシャボン玉のよに虚空に浮かび
ハローハロー、待合室で独り言つ
真夏の医院は氷点下だね
す、うーう
キンキンに冷えたスプレーが屍のように尽きる、儚い
バラードの歌詞の一つに溺れゆく儚き君の芯の瞬き
[2021/08/02]
さよならのキッスばかりを望むから別れる時しか愛せないのね
ただ生きてただ死んでゆくくぐもった声で叫ぶよアイマストユー
立ったまま気絶するなど繰り返し幻のよな8月2日
何食べた?関心もない質問で互いの心殺し合うのよ
就職か進学家庭同棲か希望などない人工のおれ
[2021/08/04]
有名な理科の博士が言い遺す「平日なんかね、要らないのだよ!」
[2021/08/05]
そこまで、と思うくらいに憎まれて毒殺される日を夢見てる
[2021/09/04]
もしかして、人と住むってドライヤー好きな時間にかけられぬこと
将来を迷ってるおれダサすぎて君をベッドにやり椅子で寝る
趣味という趣味もなかった青年期娯楽のような
「あのひとがすき」
幸福の最上級が相愛と
きっと思えぬ、死ぬまできっと
[2021/10/25]
店内で親しくするのは恥ずいよね「少々お待ちください」「はーい」
布団だとふて寝してると思われて寒いだけだかわからなくなる
長持ちを考えるなら根菜か、でもこういう系あんま好きじゃない
その昔
黒カビ生えても気づかんのまっくろくろのブルーベリージャム
[2021/10/27]
黒髪が元気に跳ねて青色の目の下のクマ
見えなくなって
嫌な奴殺してみたいと願うより
好きなあのこを傷つけたいの
ダイアリー1月以外真っ白なことに引け目を感じないでよ
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