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海外修行の手引き


世界にはまだ知られていないレストランがある

そこには未知の食材・調味料・調理法・文化・センス・空気がありふれている

ミシュラン・Worlds 50 Best・ゴエミヨ・ラリスト・食べログ...
数多くのランキング形式のガイドブックやアワードがあるけれども
おいしさ ≠ 順位
であることを念頭に置いて欲しい

僕が世界中を旅し、地元の食堂からミシュラン3星に輝くレストランまで研修や正社員として働きまくっている目的は、
食への好奇心
世界中のお客さんを呼ぶため
世界に友達をつくる
旅が好き
だからだ。

世界を歩いていく上で数々の友人ができた。
各国のBest50の審査員たち、超大手企業の役員や経営者、セレブ、インドのホテル王、プロスポーツ選手...

研修のことをスタジエ、研修生をスタジエールと呼ぶ。
世界中の有名店には、数多くの人種豊かな研修生(スタジエール)が働いている。
そこには差別や偏見はもちろんある。
けれど、そんなもんにびびってたら一歩も進めない

日本の料理人たちから"海外に行きたいです" "すごい" ”羨ましい"と言われることが多々あるんだけれども、ハッキリと言って何もすごいことなんてしていない。
僕としては、「行きゃいいじゃん」と思ってしまう。
海外への行き方は、skyscannerなどで簡単にチケットは手配できるので自分で探そう。
ほとんどの人たちが足踏みしている原因の1番は、研修先のレストランの見つけ方と申し込み方だろう。そこで一般的なやり方と僕のやり方をお伝えしよう。

研修先の見つけ方:
・ミシュランやWorlds 50 Bestなどの掲載店から
・先輩シェフや同僚、知人の紹介
・過去食べ歩いたお店etc...
研修先への申し込み方 (一般的):
・先輩シェフや知人の紹介、コネ 
・料理学校、留学斡旋業者からの斡旋 
研修先への申し込み方 (僕のやり方):
・押し入り
・オーナーシェフやシェフにいきなりDMする
・予約専用の電話から直談判(語学力より気持ちが大事)
・レストランのHPにあるメールに送る
一昔前だと、手紙で研修先を申し込むやり方がほとんどだった。
僕は、紹介やコネを絶対に使わない。
それは、借りを作るのが嫌なのと、コネや紹介で入るレストランというのは過去数多くの日本人が働いているお店でもあるため、情報もありふれており余程学びたい技術だったりがない限り、そこに価値観を感じないからだ。
だからこそ、僕は自分自身の力だけでレストランを見つけ、ときにはエントランスに押しかけてまでも働く。 

実際に僕が、現在は閉店したスウェーデンの名店 ミシュラン2星レストラン Fäviken へ送ったメールを見せよう
実際は、このメールに自分の料理の写真を10枚ほど添付して送っている
メールでの申し込み方:
例.

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