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「東京チカラめし」復活に向けて Vol.32

当社(SANKO MARKETING FOODS)の名前を知らなくても、東京チカラめしをご存じの方は多くいらっしゃるかと思います。今回は、関東で唯一残っていた新鎌ヶ谷店の閉店と東京チカラめしの歩みを振り返ります。


「東京チカラめし」の始まり

東日本大震災により、日本全体が暗く重くなっていた2011年に東京チカラめしは、「安くて、旨くて、腹いっぱいになるメシ」を提供する店として誕生しました。2011年当時、居酒屋を主軸とした事業を展開していましたが、もともと祖業が神田ガード下の牛丼&定食を売る食堂だったこともあり、牛丼はいわば原点回帰、その牛丼を新しいコンセプトで世に送り出すことになりました。従来の牛丼とは違う、肉を香ばしく焼き上げた焼き牛丼は瞬く間に人気を博し、店舗数を増やしていきました。けれど出店ペースが速すぎたことにより人財育成が間に合わず、ブランドの失速を引き起こす事態となっていったのです。

東京チカラめしのこだわり

1枚1枚、丁寧に網に広げて塗りダレをして仕込みます。

煮込んだ牛肉を提供する他の牛丼店とは違い、東京チカラめしは店内で肉を焼いて提供しています。仕込みはスタッフが牛肉を一枚ずつ網の上に丁寧に広げてタレを塗り、肉に味を入れます。オーダーが入ると網に広げた牛肉をスチームオーブンでジューシーに焼き上げ、ご飯の上に盛りつけてタレをかけて完成です。タレは仕込みと仕上げで2種類使用、一杯の焼き牛丼で網を一枚使用するので、一日分の網の洗浄と仕込みは大変な作業です。手間をいとわない、旨さにこだわった、これが東京チカラめしの焼き牛丼です。

関東最後の店、新鎌ヶ谷店の閉店

関東最後の店舗であった新鎌ヶ谷店は、2023年11月4日に契約満了で閉店いたしました。「東京チカラめし」ブランド誕生とほぼ同時期にオープンした新鎌ヶ谷店には閉店を知ったお客様が連日詰めかけてくださいました。
いえ、詰めかけたのはお客様だけではありません。
通常のスタッフだけでは回らない忙しさに、他部署やグループ会社に異動した東京チカラめし出身のスタッフ達もヘルプに駆けつけ、懐かしいユニフォームとキャップを身にまとい店頭に立ちました。

東京チカラめしの海外展開は?

香港店の行列の様子

「日本で食べた東京チカラめしを自国で出したい」そんな問い合わせから始まった海外進出ですが、現在展開している香港とタイのオープンはコロナ渦中でした。現地スタッフとオンラインでオペレーションを何度も何度も確認しながら、オープンした香港1号店はお蔭様で長蛇の列ができ、2号店、3号店と店舗を増やしています。

東京チカラめしの再開は、いつ?

お客様からも、メディアからも頻繁にいただくこちらの質問…次の出店は東京を冠する屋号に沿うよう東京都内で探しています。
このお店は東京チカラめしの旗艦店にすべく、店舗開発担当が条件にあう物件情報を集めて会議で検討しています。
お客様の再開を待っているよという声に少しでも早くお応えできるよう対応しておりますので、オープンのご案内ができるまで今しばらくお待ちくださいませ。
必ず、東京チカラめしは東京で再開いたします!






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