見出し画像

#10 14階建てマンション建設反対署名

 自治会で、一定の手続きを経て、海老名市にある相模国分寺跡南側隣接地に14階建てマンションを建設することに反対する署名を集めることが決まった。自治会役員会では反対署名を集めることについて様々な議論があったそうだ。自治会として反対署名を集めることに対して慎重論も出されたとのこと。慎重論としては、
 「住民の中には建設に賛成の人もいる。地域が分断されることになったら、今後の自治会活動に支障が出るのではないか」
 「利権が絡むといろいろと難しいことが起こってくる」
ということらしい。
 自治会は利権とは遠いところに存在している組織である。だから、利権と絡むほんの一握りの人のことを自治会が気に掛ける必要はなかろう。
 問題は地域の分断である。賛成派と反対派が同じ地域に住んでいて、顔を合わせる機会もある。気まずいという程度で済むなら良いが、人間関係の崩壊にまでいったら不幸なことである。自治会役員会は地域の分断を心配しながらも、次世代に残すべく望ましい相模国分寺跡の存続を優先させて反対署名を集める決定をしたのだろう。
 しかし、このようなことを配慮すべき方は建設業者(明和地所株式会社・株式会社ねお設計)の方ではあるまいか。小さな建築物ではないのだ。自分達が造るものが地域にどのような影響を及ぼすのか、それを十分に考慮・配慮した上で計画は立てられるべきであると思うのだが、いかがか。
(22.6.25)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?