これで充分、炭酸水|節約の些細なコツ
日頃から酒を飲むタイプですが、仕事が忙しかった一日の終わりなどは特にビールを飲みたくなってしまうものです。
炭酸の爽快感とアルコールによる酩酊によって、手っ取り早くリラックスすることができるため、ついつい手を伸ばしてしまいます。
しかしこれが毎日になってしまうとお金もかかるし、連続飲酒は肝臓にもよろしくありません。睡眠の質も下がります。
そのため、週に何度かは意識的に酒を飲まない日を作ろうとしていた時期があったのですが、その意識も仕事で疲れた日には甘えが生じてしまい、なかなかうまくいかない日々が続いていました。
そこで、こういう時は酒の代替となるものを用意すればうまくいくはずだと思い、炭酸水を飲むことにしました。ビールの炭酸による爽快感を炭酸水に置き換えるのです。
これがなんと大当たりで、仕事終わりに自炊した食事と一緒に用意し、食前に一杯飲むとビールを飲んだ時と同じような爽快感を感じ、非常にリラックスすることができるとわかりました。普段プライベートで炭酸水を飲んでもパッとしない気持ちでしたが、仕事の疲れもあり爽快感がグッとあがったのです。
つまり、今まで仕事終わりに飲むビールが美味しかったのは、ビールの味ではなく炭酸による爽快感がもたらしてくれたものだったと気づいたのです。
「これで充分」そう思えたことにより、平日の禁酒を無事に達成することができるようになりました。ちなみにノンアルコールビールでも良いのですが、あそこまでビールと似た味だと「せっかくなら酔っ払いたい」と思うもので、どちらかと言うとビールが飲みたくなってしまいます。不思議なものです。
こういった「これで充分」という商品は世の中にたくさんあったな、と思いいくつか思い当たるものを考えてみました。
まずは、これもお酒の話ですが、日本酒を飲むときの食事では豆腐を好んでいます。
貧乏くさく感じられるかもしれませんが、冷ややっこでも湯豆腐でも日本酒との相性は抜群で、日本酒を嗜みながらちびちびとゆっくり時間を過ごすことができます。
何も立派な料理を用意しなくとも、「これで充分」と思わせてくれるのが豆腐です。しかも豆腐はめちゃくちゃお安いです。
次は、イヤホンです。僕は今までいろいろと試しましたが、結局のところ今ではiPhoneの純正イヤホンを使用しています。壊れたら同じものを買い直すというサイクルをもう何年も続けています。
そもそも音質が非常に優れていることも理由のひとつですが、インナーイヤーではないことから耳栓のように密閉されることがなく、外部の音を聞き取ることもできます。これはジョギングの時などに危険な事態に陥ることがなくなる重要な要素なのです。
また、Bluetoothにはせずに有線のものを使用しています。充電の手間を省くためです。
過去にいろいろなイヤホンやヘッドホンを試してきましたが、イヤホンに求めるのは高音質であることだけではなく、この様な様々なシチュエーションによるものだったので、結局のところiPhoneの純正イヤホンを使うたびに「これで充分」と思うようになったのです。
その他にも、ギターやベースをアンプに繋げる間にエフェクターと呼ばれる音を加工する機器を、大抵のミュージシャンは用意しています。
これらの効果は音に変化をもたらしてくれるだけでなく、演奏者の理想の音を追求するために必要なものではあるのですが、僕の個人的な好みでいうとエフェクターなしで直接アンプに繋げた状態、もしくはエフェクターひとつだけくらいがシンプルな音質で好みだったりします。
エフェクターに繋がず、ギターから直接アンプに繋げることを「直アン」と呼んだりします。よくバンドメンバーに「この曲は直アンでよくない?」と提案していた記憶があります。僕は直アンのシンプルな音が好きで「これで充分」と思っているのです。
この様に物事のシンプルさに魅力を見出すことができるとどうなるかというと、日々の支出を節約することに繋がります。「こんなにいらなかったな」と思うことは案外たくさんあるものです。
会社の給料を上げることは難しいかもしれませんが、日常の「これで充分」を探して節約に繋げれば必然的に自分の手取り金額は増えることになります。
いつでも実践できる「これで充分」探し、ぜひ自分なりの工夫を試してみてください。
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