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エコとは真逆の効率人間だったわたしがはじめた地球にやさしいこと5選|「エコ暮らし」それは沼です


効率人間、エコに目覚める


わたしは途上国の雑多な雰囲気が好きだ。
なにをしていても怒られない。
途上国のカンボジアで暮らしてたときは、みかんやマンゴーを路上で食べながら、地元の人と同じようにその皮をそのまま道に捨てていた。

楽だなあ。


もちろんカンボジアはゴミだらけ。
大きいネズミがそこかしこを走ってた。


そんな私が日本でマトモにゴミの分別ができるわけがない。捨てたものが今後どうなるかなんて興味はなかった。

現代人らしく、「効率」「便利」「時短」というキーワードが好きなわたしは、使い捨て時短グッズをたくさん買っていた。


ある日、「海獣学者、クジラを解剖する。~海の哺乳類の死体が教えてくれること~」というクジラの本を読んだ。

その本でクジラやペンギンたちが誤ってキラキラしたプラスチック片を飲み込んでしまって、お腹にプラスチックがパンパンに詰まっている写真を見た。

人間が作り出したプラごみのせいで、海の生き物たちが大変なことになっていた。



動物が出すごみ(糞尿)はそのうち分解されるけど、プラスチックは分解されない。
人間はすごく自己中心的なモノを作り出していたとイマサラ気づいた。
人間のゴミって他の生き物にも迷惑かけてたのか。そりゃそうか。


▼こちらの本。内容はエコとは関係なく、海獣学者が鯨が打ち上げられる度にその地へ奔走する話。知らない職業の話っておもしろいよね。

1人でゴミ拾い、やってみた


罪滅ぼしの意識か、ごみの実態の怖いもの見たさからか、帰省したタイミングで、地元の田舎の海をひとりでゴミ拾いをしてみた。

ゴミ拾いなんて中学校のイベント(?)ぶりにやった。カチカチと火バサミを鳴らすと、すでにちょっとイイコトしてる気分になる。


ゴミは思ったより少ない。


砂浜に打ち上げられた破れたビニール袋、どこからやってきたのかわからないゴムチューブ、ゴム製のサンダル。うーむ。たしかになかなか自然界では分解されなさそうなものばかり。


とりあえずゴミを拾い集めた。ちゃんとゴミの分別をしたら大変だった。「これ、どこで捨てるの?」「え、そんなことまでしないといけないの?」の連続だった。


終わってみると程よく疲れてなんだかいい気分。
ゴミはなくなって綺麗だし。
「ゴミ拾いなんてえらいね~」ってそのへんを散歩してる人にたくさん声をかけられた。


あれ、環境に優しいことをするって自己肯定感上がっちゃうし、おもしろいかも?

日々の生活でできることをやってみるか!



というワケで軽い気持ちでエコ生活に足を踏み入れたら、見事に沼ってしまいました。節約にもなるし、なんだか楽しくて仕方がない。


楽しいことを見つけるとnoteで発信したくなる今日この頃。


今回は生活に取り入れやすいエコなことを5つ紹介していきます。

すぐにはじめられるエコなこと5選

①魔法瓶とエコバッグを持ち歩く


ペットボトル飲料を買ったり、ビニール袋の使用を避けるために職場に魔法瓶を毎日持っていく。お出かけにはエコバッグがマスト。


持ち歩きたくなるようなお気に入りものをチョイスすれば、気分も上がるし、節約にもなる。



「モノを買う」ってそのモノへの投票になると本で読んだことがある。「ペットボトルを買わない」「ビニール袋をもらわない」ことが私の投票で、意思表示にもなる。
なんかその考え方、自分軸があるみたいで素敵。

▼ロンドンで買ったジュートのバッグ。お気に入り。折りたためるタイプを常に持ち歩いている。


▼愛用のミルク便型の魔法瓶。可愛いから友達へプレゼントしまくったら、職場の女3人がお揃いになっちゃった。


②ラップの代わりにミツロウラップ


海にたくさん漂っていたラップ。ニセモノのクラゲのようなその姿にちょっと引いてしまった。
なので便利なラップだけど、使う量を減らしたいと考えていた。


そこで発見したのがこの「みつろうラップ」

キナリノさんのウェブサイトから画像をお借りしました

みつろつラップとは…
みつばちの巣から採れる「ろう」、「みつろう」を布に染み込ませて作るラップです。
みつろうの性質上、冷蔵庫に入れておくと硬くなり、常温ではやわらかくなります。 手のぬくもりで温めることにより、どんな形にもフィットします。 さらに、水洗いして繰り返し使えるので、節約になり地球にも優しいエコなラップです。

引用元:https://www.kwgc.co.jp/mitsurou#


ちなみに電子レンジ、食洗機はNG。あと肉や魚などの保存にもNG。

▼最近ちょっと有名になってきて、Amazonでもいろんな種類が買えるように。めちゃくちゃ可愛い。


うん、みつろうラップ、可愛くね?

今まで野菜の切れ端や余ったお菓子のためだけにラップを使うのがいやだったけど、みつろうラップがあれば、解決。
冷蔵庫にコロンと置いといても可愛い。

つつんだり、蓋がわりにしたり、お菓子などを持ち運べる。形状記憶ってすごい。


捨てるときに普通に燃えるゴミとして捨てれるのもいい。
見た目も可愛いからプレゼントにもいいし、ふるさと納税もあるのがオドロキ。


もしかしてエコなものって可愛い?


③自然素材の服を買ってみる


実はファッション業界が環境に与えるネガティブな影響はすさまじい。染料や水の消費量など、全産業の中2位の汚染産業として国連は発表している。1位は石油産業です。


化学繊維だと洗濯をしたら、化学繊維がそのまま水に溶けていくと本で読んだ。
その水を回りまわって使っているからか、わたしたちは毎週クレジットカード1枚分のプラスチックを食べているという研究結果がある。


あれ、プラスチックって食べていいものではないよね?


よし、
パンツとパジャマだけ自然由来の素材の綿(コットン)を買ってみよう。

自然素材の素材はちょっと高いから、余裕があるときに少しずつ揃えたい。


コットン素材は前から好きだけど、
やっぱり身に着けると気持ちがいい。エコな背景を知ってからコットンの素材を着ると気分もいい。


化学繊維だと敏感な人は肌が荒れる人もいるみたい。背中ニキビとかに悩んでいる人はもしかしたら化学繊維のせいかも?


▼敏感肌で着る物にこだわる母がすすめてくれたコットンのパジャマの上下。洗えば洗うほど柔らかい。今ではクタクタの「育てるパジャマ」


▼無印のオーガニックコットンのパンツ。履き心地が最高。


④プラ容器→ガラス容器へ


プラスチックをどんどん減らしたくなってきたわたし。ふと見渡すと現代人の生活にプラスチックが溢れていることに気づく。


わたしは作り置きを毎週している。作ったおかずはプラスチックのコンテナに詰めていた。プラ製のコンテナだと、レンジでチンしたり洗うとお惣菜の色が残って汚くなっていく。
あと壊れやすいのも嫌だった。


そこで耐熱ガラスに思い切って変えてみた。

IKEAなどいろいろ比較して、このiwakiのものがコスパ、使いやすさ、デザインで一等賞に🥇


どう?
どうどう?
ちょっと見て、お惣菜が可愛く見えない??


食洗機OKでレンジもOK。プラと違い、長持ち。
そのまま容器ごと食卓に出しても可愛い。


便利じゃん。イイことしかないじゃん。
強いて言うなら、ガラスだから落とすと危ないかな。

⑤小物を買う時は「環境に配慮してるか」を基準にしてみる



エコ暮らしを意識したら、無印良品やハンズなどに環境に配慮したアイテムが意外と多いことに気がついた。デザインも可愛いものが多い。


あまり見ないアイテムでデザインが可愛いから、褒められたり声をかけられることが多い。

ひとまず歯磨き粉を買ってみた。
うんうん、これもかわいい。


エコ暮らしでモノは減ると思いきや、むしろ買いまくってる自分がいた。


職場の歯磨きタイムで使ってる歯磨き粉。

歯磨き粉にはマイクロプラスチックという微細なプラスチックが入っていて、体内に入ったり、海に流れ出る。でもこの歯磨き粉はプラスチックフリーなので環境にも人にもやさしい。

番外編


半額は市の補助金が出るとのことで、生ごみを乾燥させるマシンを買った。生ごみの70%が水分だから、乾燥させれば単純にゴミを70%減らせる。

乾燥させた生ゴミは堆肥になるから、自分で野菜を育てている人や周りの農家さんで活用できる。

エコで丁寧な暮らしについて学びたい人へ


エコ暮らしというかサステナブル(わたしにとっても、自然にとっても持続可能なこと)な生活がしたくて、本を何冊か読んでみた。
そのなかでもおすすめを紹介させてください。

これのせいでエコ暮らしに沼った戦犯。
「こんなふうに生きたい」って思っちゃった。

エコな本の中には、実際問題として行動するのが難しい「エコ過激派」な本もたくさんある。でもこれは取り入れやすいアイデアが多い。のんびりリラックスした文調も好きで、何度も読み返している。


こちらは「エコ過激派」な本。この本のとおりにできたらあなたはスゴい。
さっき紹介した本の著者が外国の本を翻訳したもの。ゴミ問題やリサイクルについて数字で示してくれて、教科書のようで学びがある。


雑誌「Hanako」のムック本。
誰でもできるエコ暮らしのヒントがたくさん。紹介されるアイテムや人物がいちいちオシャレで、「エコってオシャレでは?」と思わせる戦犯。


おわりに


エコ生活、やってみるとキリがない。めんどくさい時もあるけど、それ以上に気分がいい。自己肯定感が上がる。なんだろう、すがすがしい。

エコとか環境に優しいって言うとアンチが発生する。アンチエコな人。
別にわたしは「時短」「効率」を否定しているわけじゃないんだけどなあ。
エコって過剰に反応されやすいワードなんだと知った。

「じゃあスマホも使っちゃだめじゃん!電力節約(笑)」とか
「自分だけがしていても意味ないじゃん。どうせ自分が買わなくても、だれかがペットボトル飲料を買うんだよ」と言われたことがある。


わたしはなにかを選ぶときは「時短」とか「便利」の軸にプラスして、「環境に優しい」も考えたいだけで。
あと自分が大変にならない程度に少しづつエコな生活がしたい。

エコはたしかに環境に優しい。でもなにより自分が気持ちよくなるためにっていうマインドでやっている。エコ生活、思ったより楽しいよ。


エコ生活、まだまだディープに続けているので、第2弾が読みたい人はぜひコメントで教えてほしいです。

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