何者にもなれなかった私

性格診断

骨格診断

顔タイプ診断

パーソナルカラー診断…

この世に存在する数々の診断たち。

色々と受けてきましたが、結果が出てもどこか満たされない自分がいました。

転職サイトに片っ端から登録しての適正診断は勿論のこと、MBTIやエゴグラムに関しては何度も受け直しました。

きっと、自分がどこにも属していない感覚を埋めたかったのだと思います。

家庭環境的に昔から外国の文化が混ざり合った中で育ってきた私。

幼稚園から周りと価値観が違うことは薄々気づいていたものの、小学校で新手の洗礼を受けます。

学校生活で学んだ一番大切なことは、”目立たないこと”の大切さでした。

何かと注目されると、反比例で人気は落ちていきます。

『出過ぎた杭は打たれない』をモットーに、さらなる高見を目指したものの中々難しかったですね。

もっと面白い性格であれば、もっと顔が整っていれば、もっとお金持ちだったなら、等々考えたこともあります。

ちなみに、中学までは割とはっきりモノを言う性格だったため、先生との相性もはっきり分かれていました。

クラスメイトと揉め事になった時は1人だけ呼び出されることもしょっちゅう。

私だけが悪いのではない、と主張しても聞く耳を持ってくれないことがほとんどでした。

それでも、親身になって話を聞いてくれる先生はおり、その先生達の授業は本気で取り組みました。

幸いにも、進学時に留学や国際コースのある学校を選んだことで高校、大学は自分らしく過ごせていたと思います。(ちなみに、留学に関しては壮絶だったのでまたの機会に...)

ただ、大学では特殊なシステムがあり、①普通のクラス と ②帰国子女たちのクラス の2部制で授業が行われていました。

上記を読んでいただいて分かる通り、①のクラスでは全くと言っていいほど馴染むことができませんでした。

好きでもないメイク用品や服について盛り上がり、恋愛話に花を咲かせ思ってもいないおべっかで他人を喜ばせながらヘトヘトになって帰る日々。

自分なりには頑張っていたつもりですが、無理はきっと伝わるのでしょう。

気づけばクラスからは完全に浮き、挨拶をする人もほとんどいなくなっていました。

ちなみに、皆様の予想通り②のクラスでは最高に楽しい時間を送っていました。
チームメイトも個性的な学生ばかりで、日々刺激を受けながらプロジェクトに熱中。

基本留学生とつるむ日々を送るのでした。

...と、大学では完全にニ分された珍しいキャンパスライフを送っていた私ですが、就活でまたまたやらかします。

そしてそこから、間違えたレールへ向かって方向転換をしていくのでした。

新卒〜転職迷走期のお話は長くなるのでまたの機会に、、、

ちなみに少し前までの私は、”周りに同化し目立たないこと”だけを考えて生きる抜け殻の様な人間でした。
(会社の福利厚生で受けたカウンセリングにて、「あなたの本当の性格がわからない」と言われたほど...)

気づいたら、自分の中に答えが何もない状態に陥っており、意思も感情もありませんでした。

あれだけ支えだった外国語もほとんど忘れ、自分のアイデンティティが削られていく毎日。

ただ、ここで立ち止まっている訳にはいきません。

今の私が昔を振り返れば、「自分の身の振り方一つで状況は変えれたのでは?」と思います。

ただ、まだ幼かった私には毎日をこなすことが精一杯でした。

これまで色々な経験をしてきたからこそ、「もっとこうしたら」、「こういう風に振る舞っていたなら」、と解決策を考えることができるのでしょう。

...とまぁ、生きづらさを抱えて生きてきた私です。

そしてそんな時は、何かと心の中で実況中継をしながら修羅場を乗り越えてきました。

ちなみに、人前で話すよりも文章に想いを乗せて伝える方が自分らしさを感じます。

大学の入試勉強中も息抜きに小説を書いていたほどです。

今は、色々な経験を経て物事に対する自分なりの消化方法、自分のありかたを見つけました。

既存の枠組みに属するのではなく、新しい形を創ってもいいんだ、と。

診断は、自分の芯があってこそ初めてプラスに作用するものであるんだ、と。

自己満にはなりますが、自分を取り戻した方法についても少しずつ書いていこうと思います。

このnoteを通して、少しでも同じ様な経験、思いをしている人の力になれたら嬉しいです。

拙い私の文章をここまで読んでくださってありがとうございました。

しばらく、私の自伝的エッセイが続きますがお付き合いいただけると嬉しいです。

皆さん今日もお疲れ様です。
素敵な夜になります様に。


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