「自由をつくる 自在に生きる」を読んで
森博嗣先生の「自由をつくる 自在に生きる」を読了。
元々森博嗣先生の作品は好きで、
S&Mシリーズの「全てがFになる」からハマった口。
自分が理系ということもあり、
あの論理的なミステリー小説は本当に傑作だと思っている。
そんな森先生が”自由人”であることを、
以前こちらでも感想を書いた「「違うこと」をしないこと」で知った。
ミステリー小説以外にも作品があるんだ、と思い、
さらに今の自分の求めるテーマに一致したことで、早速読んでみた。
**
この本は、「自由とは何か」ということを多角的に捉えて、
「自由」になるためにはどうしたら良いか、ということが書かれている。
それ以前に、この本の構成自体がとても「自由」だ。
脱線しまくりなのがまた面白い。
話を戻して、この本には「自由」の定義が論理的に述べられていて、
僕は全て腑に落ちたけど、
読む人にとっては「いやいや、そんな事は・・・」
と思う人もいるかも知れない。
人は「自由」と思っていても、実は何かに縛られていたりする。
自分の周りのことに影響されて、自分の判断をしているということ。
この発想ができるかできないかだけでも、だいぶ違う気がする。
またこの本では、大多数の人が疑問を持たずに
「これはポジティブ」「これはネガティブ」と考えていることについて、
客観的に森先生の意見が述べられている。
客観的な視点なので、ネガティブなことと考えられていることでも、
「全然ありだし、言われてみればそうかも」
と思えた。
これも捉え方は人それぞれかも知れないし、それでいいんだと思う。
**
話が面白過ぎて、僕はあっという間に読み切ってしまった。
この感想を書きながら、思い出すためにパラパラ本をめくっているが、
すでにまた読みたくなっている自分がいる(笑)
日々の生活に違和感を感じている方は、読んでみると良いかも知れない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?