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「自由をつくる 自在に生きる」を読んで

森博嗣先生の「自由をつくる 自在に生きる」を読了。

元々森博嗣先生の作品は好きで、

S&Mシリーズの「全てがFになる」からハマった口。

自分が理系ということもあり、

あの論理的なミステリー小説は本当に傑作だと思っている。

そんな森先生が”自由人”であることを、

以前こちらでも感想を書いた「「違うこと」をしないこと」で知った。

ミステリー小説以外にも作品があるんだ、と思い、

さらに今の自分の求めるテーマに一致したことで、早速読んでみた。

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この本は、「自由とは何か」ということを多角的に捉えて、

「自由」になるためにはどうしたら良いか、ということが書かれている。

それ以前に、この本の構成自体がとても「自由」だ。

脱線しまくりなのがまた面白い。

話を戻して、この本には「自由」の定義が論理的に述べられていて、

僕は全て腑に落ちたけど、

読む人にとっては「いやいや、そんな事は・・・」

と思う人もいるかも知れない。

人は「自由」と思っていても、実は何かに縛られていたりする。

自分の周りのことに影響されて、自分の判断をしているということ。

この発想ができるかできないかだけでも、だいぶ違う気がする。

またこの本では、大多数の人が疑問を持たずに

「これはポジティブ」「これはネガティブ」と考えていることについて、

客観的に森先生の意見が述べられている。

客観的な視点なので、ネガティブなことと考えられていることでも、

「全然ありだし、言われてみればそうかも」

と思えた。

これも捉え方は人それぞれかも知れないし、それでいいんだと思う。

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話が面白過ぎて、僕はあっという間に読み切ってしまった。

この感想を書きながら、思い出すためにパラパラ本をめくっているが、

すでにまた読みたくなっている自分がいる(笑)


日々の生活に違和感を感じている方は、読んでみると良いかも知れない。

      



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