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海外在住レディよ!責任感を捨てて辛いなら辛いって言おう

海外にお住まいの女性って、やっぱり自立心があってが通ってるような、強くてかっこいい!というイメージを持たれやすい方が多いと思うんです。
過去に「竹を割ったような性格」って言われたもんね、私。通したいのに割っちゃってるやん。

でもそりゃそうだよね、海外で生きてくにはYES/NOがはっきり言えるような、それなりの強さがないと生活が成り立たないもん。

でも、そんな強くてかっこいい女性だからこそ出来ない事ってあると思うんです。それは、自分を許すってこと。

旅行先でタイ人夫にプロポーズしてもらって、自分で結婚と移住を決めた私。移住直後にタイ人義母と同居開始した訳だけど、なんか辛くて最初の月から早速夫に泣きついていたような記憶がある。

妊娠もしてたから、正常な自分じゃなかったってのもあったと思うんだけど、言語化できない辛い気持ちをどうにかしたくて、でもそれが何なのか分からないし、分かったところで誰に言うの?日本の家族や友達に言ったら心配かけるし、夫に言ったら彼の母親や母国の悪口にしかならない。

だし、自分で来るって決めたんだから、誰の事も責められない。まだ何も成し遂げてないのに、こんなんでのこのこ日本になんて帰れない!!カッコ悪い!そう思っていた。

俗に言う「責任感強め」なんですよね、きっと。自立心が強いからこそ、自分で決めたことに責任を持ちたい。コロコロ変えたくないし、最後までやり抜くべき!じゃないと負け!恥ずかしい!みたいな鉄の女

けど、全然そんな風に思う必要ないんだなって今では思うんです。自分で決めた事がうまくいかないのって、理由は自分だけじゃないんだよね。

日本では割と好きだったのに、味が辛いか甘いか!極端な本場タイ料理はどうしても好きになれなかったとか、ゆるいって事は時にだらしないタイの暮らしが肌に合わなかったとか、留学先では気づかなかったけど義母とベタベタしてる夫の姿見て、キモ!別に好きじゃないかも(笑)とかさ。自分じゃ変えられない事まで自分の責任とみなして、自分を責任感の縄でガチガチに固める必要なんてない。

日本人の口に合うように作られたタイ料理が好きなだけだったという失敗ではなく「結果」。お義母さんとうまくやってけるかなと思ったけど、やっぱ国籍も世代も文化も違う人との共同生活には無理があったっていう、負けではなく「結果」。夫はマザコンだったという事実であり、そんな人を選んじゃったと言う「結果」なんです。

それらの結果を受けて、じゃあどうする?でもう一度考えて立て直せばいい。結果が出たって事は挑戦したんだから「ナイストライ!ナイスファイト!」って自分を讃えてもいいじゃない、って。自分の子供が試合に負けて泣いて帰ってきたら、絶対そう言って褒めてるよね?じゃ、自分の事だって褒めてあげよ?

こんなカッコ悪い姿で今更日本になんて帰れないなんて思わないで。本当にあなたを思っている家族や友達が望んでいるのは、あなたの住まいじゃなくて「あなたの幸せ」。お母さんも言わないだけで「行ってみてダメなら帰ってくればいい」って思ってると思います。

完全帰国でなくても、ふらっと一時帰国でもいい。プライドよりも、まずは心を一番にしてあげてね。

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