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トラウマについて

トラウマという言葉からどのようなことを連想されますでしょうか。


事件や事故、災害、虐待など

大変な怖く悲しい経験から生じる心の傷のこと。


私自身、心のケアについて学ぶまでは

命に関わるような強烈な事柄に対して生まれるものという認識でした。


これまでの人生では

幸いにも身の危険を感じることはなく、

なんとか過ごしてこられましたので

自分にはあまり関係ないかもしれないとさえ感じていました。



確かに、危険な目には遭わなかった。

けれど、

心に影響していることがありました。



私は、男性が怒鳴る大きな声が苦手です、

得意な人はあまり居ないと思うのですが、

怒鳴っている声を聞くと

心臓の鼓動が激しくなり、

やばい、何とかしないと‥でも動けない‥と

怖くて固まってしまうことがよくありました。


自分が怒られているわけではないのに

どうしてこんな反応になるのか、

不思議で

内観をしてみると

家族との記憶が関係していました。


パッと思い浮かんだのが

小学校低学年の頃、

自閉症の兄が暴れて大きな声を出し、タンスや壁に頭をぶつける自傷行為が始まった場面。

その時は

どうしても治らず、収拾がつかなくなり

止めようとした父がこれまた大きな声を出して、兄のことを叩いたり、

叩かれた兄はまた興奮してさらに暴れる‥

それを見た母がやめてーと泣きながら止めに入る‥

もうぐちゃぐちゃでした。


年に数回はこのような大きな騒動があり、

小さい私はお兄ちゃんが叩かれているのを助けたいけれど

怖くて何もできず、

ただその光景を見て泣いていました。


私のトラウマです。


男性の怒鳴り声から

この怖い記憶が思い出されて

体が反応していました。



直接的な被害はなくとも

小さい頃

両親の喧嘩、家庭内での暴言や暴力などを目にすることが多い環境ですと

面前DVという心理的な虐待になります。


大人としては

怒っている時は大きな声になるし、

どこの家庭にもよくある話、そんなことで?!

と思うようなことも

小さな子にとっては脅威です。

まして大好きな両親、家族が喧嘩している姿を見ると悲しくなり、

自分のせいかもしれない、と不安や罪悪感を感じてしまうこともあります。



そんな経験をした子供が大人になると

人の顔色ばかり伺って自分を出せない、

何かあるとすぐに自分が悪いと感じてしまう

等々

生きづらさや、違和感を感じます。


なんでこんな風に感じるのかな?

と自分の中で疑問に感じたり

心がざわついたり、痛んだり、する経験があれば

記憶を振り返ってみる機会かもしれません。


怖い思いをした小さい時の自分へ

怖かったけど頑張ったね、もう大丈夫だよ、と

気づいてあげられるだけでもホッとする感覚が出てくると思います。

ぜひ自分に寄り添ってみてあげて下さい。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Spiritual Anatomy®︎オフィシャルプラクティショナー。
COCOROCOLLEGE専属ヒーラー、サイキックカウンセラーとして活動中。
オンライン(Skype)での個人セッションを行なっています。
詳細は下記事務局までお問い合わせください。
pcsession@cocorocollege.com

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