終わらない課題の終わらせ方
森さんの失言がまた批判を浴びていますね。
個人的に好きも嫌いもなく発言への怒りもなかったのですが、それはテレビに映ってる遠い人だからで、もし同じ言い方を夫がしたら腹立つと思います。
たまに、家事はあなたの仕事でしょみたいな態度をとられるとイラっとします。
うちの場合、もともと家事は私の仕事でした。結婚当初に外(仕事)=夫、内(家事)=私という自然な役割分担があったんです。
子どもが大きくなったり、私が仕事をするようになるという変化に伴って、夫が徐々に家事をしてくれるようになりましたが
基本的に家事が私の主仕事です。うちは今のところそれでうまく回っているので良いかなと思います。
ちなみに、私が子どもの頃は、父が家事をしているのを見たことがありません。
洗濯・皿洗い・風呂洗い・トイレ掃除など、共働きながら全て母と姉妹二人でやっていました。弟にはさせていないかな。
だから、家事は女性がやるものというのが浸み込んでいました。結婚初期の頃に「仕事=夫・家事=妻」となったのは自然だったなと思います。
でも長男が幼稚園に行く頃に「育メン」という言葉が流行り、子育て・家事を一緒にするのが当たり前というご夫婦が増えてくると、やはり隣の芝がよく見えて
あまり育児に協力的でない夫にイライラしつつ、でもこれは自分の仕事だからという自分への決めつけが戦って、その葛藤で長いこと苦しみました。
元々「家事=妻」と信じ込んでいたものを夫にやってもらうというのは、中々難しい。
家事をしない=さぼってる=存在意義がない、という感覚に襲われるからです。
そんなわけないのだけどね。思考にやられちゃう。そういう自分への決めつけ・こだわりを手放すのには結構苦労しました。
同じような悩みを持つ方、多いと思うんです。
私もたまに余裕がなくなると、昔と同じループに入ることがあります。
でもね、昨日シャワー浴びながら、今がパーフェクトだ!ってわかったんです。
これ、森さんのおかげです笑。どういうことか書きますね。
私も、森さんの考え方は古いと思います。
でも森さんと同世代の父や母も同じような価値観を持っていたので、もし父が生きていたら(夫と違って私に気を遣わないので)森さんと同じような言い方をするでしょう。
その父に反発する自分がいることも、でも自分も女性への決めつけをしていたことに気づくことも、想像に難くない。。
つまり「古い考えvs新しい考え」は今も自分の中にあって、時代は変わり、相手が変わっても、そこかしこで同じ課題にぶちあたります。
その昔、父母も夫婦間で対立したであろう同じ課題を繰り返してるんです。
そうやって“内面の葛藤”とそれがあるために起こる“体験”という課題パッケージが脈々と受け継がれて、自分の目の前で起こってるんですね。(この辺の仕組みは「新次元思考テクロノジー 〜対立を超える視点〜」という書籍に詳しく書かれています。)
だったら、時代の変わり目にいる今、気づいた自分がその対立を終わらせればいい。
どっちでもいいやーんって感じで、そのときベストな選択をすればいい。家事を頼む自分を責めない。してくれた相手に感謝する。などなど。
そうやってうちの夫婦も徐々に心地よい場を創っていっていて、その今がパーフェクトだし、今がパーフェクトならこれから先も!です。
これ以外にあるのかな?終わらない課題の終わらせ方。今ここにいる自分が、自分の中の対立を終わらせて、それができる自分を認める。それしかない。
森さんのおかげで、わけわからんし母のことを大事にしていないと思っていた父のことも思い出し、当時は理解できなかったその一挙一動が腑に落ちて、シャワー浴びながら泣いてしまいました。
森さんは相談役になられるのかな。兄貴肌で人望がある方だとも書かれています。
そりゃそうですね。口が悪いだけの人のはずもなく、じゃなきゃ何十年も大臣なんて務まりません。(この辺も、父や夫とかぶります)
国際的に時代錯誤と非難される森さんですが、この国を創ってきてくれた一人であることも間違いない。これからは裏で支えてくれるのでしょう。
白黒はっきりさせないところも、謙虚でまじめで正直で、最後には感動的な結果を出してしまう強さも、日本人の個性だと思うので、困難な中ですが良い方向に行くとよいなぁと思っています。
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