英検の英作「食べ物」のトピックで「外食やコンビニ食があまり健康ではない」理由 - 小学生でも理解できる、準2級・2級の背景知識

英検の英作で食べ物についての話題がよく出てきます。
例えば
もっと外食をする人が増えるか
もっとコンビニでご飯を買う人が増えるか
などです。
 
この問いに対しては、ポイントを
①食の安全・健康 (food safety&health)
②効率 (efficiency)
③指向や楽しみ(preference&enjoyment) 
③お金 (money)                            を基準に考えると答えやすいです。

②、③、④については、
忙しいから、楽しいから、お金がかかるから と、小学生でもわかりやすいのですが
①の外食やコンビニ食が健康的ではない ということがあまりピンとこない子供たちも多いので、
今日は食べ物の栄養素について、一緒に勉強していきたいと思います。
 
まず、チャートを見てみましょう

五大栄養素

五大栄養素とは、食物の中に含まれているさまざまな物質のうち、人間の身体に必要な成分で、「炭水化物(糖質や食物繊維)」「脂質」「たんぱく質」「ビタミン」「ミネラル」に分類されます。
「炭水化物(糖質や食物繊維)」「脂質」「たんぱく質」「ビタミン」「ミネラル」
proteins, fats, carbohydrates (sugars, dietary fiber), vitamins, and minerals,
 
その中で、
「炭水化物」「脂質」「たんぱく質」の3つを、三大栄養素、macronutrientsと言います。
 
それぞれの栄養素には役割があって
「炭水化物」「脂質」は、車でいうガソリンの様に、体を動かしたり、考えたりするエネルギー源になる
「たんぱく質」は、骨や、筋肉、臓器をつくる
 
五大栄養素に含まれる「ビタミン」「ミネラル」では、
ビタミン ヒトの体内で三大栄養素の代謝を助ける役割、つまり他の栄養素がうまく働くために機械の潤滑油のように働いています。
ミネラル 筋肉や神経などの働きを調節たり、骨や細胞などをつくったりします。人の体に必要なミネラルには、カルシウム・鉄・ナトリウムなど16種類あり、野菜、果物、海藻、乳製品に多く含まれます。
 
ミネラルの中でも比較的不足しがちといわれるのが、カルシウム・鉄・亜鉛の3つ
<カルシウム>牛乳・ヨーグルト・チーズ・豆腐・小松菜など
<鉄>レバー・牛ヒレ肉・煮干し・カツオ・しじみ・豆乳・納豆・小松菜・ほうれん草など
<亜鉛>牡蠣・煮干し・牛肉・豚肉・納豆・ゴマ・純ココアなど
 
反対に、日本人がとりすぎているミネラルはナトリウムで、 お醤油など、塩分を取りすぎの傾向にあります。
 
 
イギリス政府が発行している、食生活のバランスについてのチャートでそれぞれ、摂取量の割合を見ましょう。

Eat well guide

パンや穀物などに含まれる炭水化物、お肉やお魚に含まれるタンパク質、野菜や乳製品に含まれるミネラルなどの割合が多く、脂質の割合が少ないことが分かります。
 
さて、では外食やコンビニ食にもどりましょう。

コンビニ弁当やハンバーガー、ピザ、ラーメンなどの外食は、糖質・脂質・塩分を必要以上に取り過ぎてしまいます
 
コンビニ弁当は、添加物(additives)が沢山使われているので体に良くないという話もあります。
添加物は、食べ物が腐らないようにや、色や味、食感をよくするため、「安全に美味しく食べるため」に使われるのですが、健康に悪影響がないとされている添加物の種類や量を国が決めているので、添加物よりも、栄養素のバランスが悪くなってしまう方が問題なんですね。
 
さて、外食やコンビニ食が、なぜ健康的ではないのか、がおわかりいただけたでしょうか。
英作で、トピックのポイント
①食の安全・健康 (food safety&health)
②効率 (efficiency)
③指向や楽しみ(preference&enjoyment) 
③お金 (money) 
の①を使う場合、
だから内食(ないしょく、うちしょく、お家で素材から作って食べる事)の方がいいとか、外食やコンビニ弁当ばかり食べていると健康的ではないから、など答えることができますね。

ラーメンやハンバーガー、からあげ弁当もとてもおいしいですが(私も大好きでよく食べます^^)
野菜やお魚もしっかり食べて、塩分を控え、健康的な食生活を心掛けたいですね。

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