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2023.12.05『絡んだ糸』

ずっと前に読んだ本に「千本ノックみたいなことはやらないほうがいいんじゃないか」と書いてあって、そのときはそれがすごく沁みて、意識しながら生きてきた。


自分の停滞と上手くいかないことのほとんどは、よく観察すると生い立ちや幼少期、小学校〜高校など人間形成が固まる前に経験して絡まったままの感情が放置されているのが原因であると思う。


それを観察してほどいてやわらかくするための手段として始めたはずの写真活動は、いつの間にか手段ではなく目的になってしまった。ここでまた新たな絡まりほつれが生まれる。

(順を追うことは小さな頃から苦手でいっぺんに解決したくて全部をダメにしてしまう)


だから時間をかけて向き合って観察し、少し遅いけどこれからの人生を少しでも気持ち良く過ごせるように、今はまた部屋の中で写真を撮ったり、見せられるようなものでなくても何かしようと探している。それも原点に戻ってモノクロの表現を模索している。(それらはストーリーに載せることが多いです)


創作は手段。目的はたくさんあるが一言で言えばほとんどのことは人間関係の一言で事足りる(人の悩みはほとんど人間関係と言った作家さんもいる)。突き詰めていくと本当にそこにたどり着く。他にあるとすれば社会性(そこにも人が入る)。


それらを克服できたあかつきには、おそらく丸くて温かな暮らしがある。


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(追記)

2022個展 #よくあることです より

紙で見てほしくてほとんど出していない。しかし現状では人前に出る目処が立たない。かなり無理をすることになる。自分の撮る対象も変わっている。ゆえに、少しずつ出せるものを。本当に大事に思っていることを軽くしてしまうのは不本意です。

自分の好きな人たちはSNSをやっていない、または重きを置いていない。印象的な言葉を残している人を紹介させてほしい。

①SNSをやらない理由について芸人Aマッソ加納さん「これ以上、自分を嫌いになりたくないから」

②SNSを辞めた役者の杉咲花さん「思いが強くなった」

という言葉です。

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(追記の追記)

今回改めて「絡んだ糸」との向き合い方について考え直したのは、精神科医Nさんの『とげとげしい言葉の正体はさびしさ』という本を読んだからでした。


気付きのキッカケをくださる矢面に立っている方々、そして自分の投稿を見て読んでくれる方、ましてや個展にも来てくれたり、一度しかお合いしていないのに(もしかしたら一度もお会いしていないのに)気にかけてくださる方に感謝します。

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