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信頼性が高いAIを選んで、株式投資や仕事に活用し、AIとともに自分も成長しよう

Chat GPTが2022年にリリースされてから、AIにハマってます。
ちょっとした調べ物や軽い相談だけでなく、真剣な業務の依頼まで、AIにお願いしてます。

一方で、AIの成果物は不正確なことも多く、使えないという声もよく聞きます。
また、仕事や家事が忙しすぎて、とてもAIで遊んでる時間もなく、以前と仕事も生活も変わってない人もいると思います。

そこで今日は、自身の経験からいかにAIを生活や仕事に活かせるかについてお話ししたいと思います。私は根っからの文系人間で、AIやプログラミングの専門知識は持ち合わせていないので、誰にでも読んでいただける内容になっています。

  1. AIを使う目的

  2. どのAIを使うか。またその理由。

  3. 具体例:AIへの依頼とAIの成果物

  4. まとめ

  1. AIを使う目的

毎日の生活で、最もAIを使う目的は株式投資です。20年以上株式投資をしながら資産運用をしていますが、今でも次はどの企業の株、ETF、投資信託に投資しようかを常にAIと相談しながら決めています。AIに特定企業の定量と定性の評価をしてもらいます。株価の推移、配当率、過去5年の営業利益、競合企業との比較などです。

ただ、多くの皆さんが不安に感じていると思います。AIの成果物は本当に正しいのか?私も過去に大谷選手の所属チームをあるAIに質問した際にエンジェルスでなく、オークランドアスレチックスと回答された時には唖然としたことがあります。よって、AIの成果物をいかに上手に疑いながら、付き合っていくかがAIをうまく生活に取り入れるコツになります。また、どのAIが自分の使用用途によりマッチし、信憑性の高い成果物を出してくれるかも重要な要素になります。

2. どのAIを使うか。またその理由。

自分は2022年にChat GPTを始めて使い始めてから、数多くのAIを使うチャンスに恵まれました。その中で、2024年1月現在の今、最も気に入って使っているのがPerplexity(パープレクシティ)というAIです。

https://www.perplexity.ai/

なぜ Perplexity?

理由は2つあります。

i.) AIが回答に使った情報源を明確化してくれる。

AIの回答の中には正しい情報もあるけれども、そうでないものあります。幸い、Perplexityの場合、回答の根拠となったウエッブサイトを情報ごとに明確にしています。そのため、怪しいと疑念を感じる部分については情報源となるサイトを自身で確認することができます。具体的には、私の場合、株に関する情報の場合、当該企業のウエッブサイト、ヤフーファイナンス、ブルームバーグといった信頼できる情報源から正しく情報を読み取ってきているかを確認します。たまにゴシップ性の高い怪しいウエッブサイトを情報源にしていることもあるので、注意が必要です。また、信頼できるサイトを情報源にしていても、間違って解釈して回答している場合もあります。

AIはパーフェクトではありませんが、回答の根拠がわかってチェックができるのは、非常に助かります。会社で部下の方や他部門の同僚に資料の作成をお願いしても、内容をチェックするのと似ています。

ii.) Perplexity社のAI以外のAIも複数使える。

Perplexityの場合、無料版だと同社のAIしか使えないのですが、毎月20ドルのサブスクに申し込むと、同社のAI、Chat GPT4、Claude2.1、Geminiといった4つのAIを使うことができます。

例えば、Perplexity社のAIに質問して得た回答が、自分が求めているレベルの内容でなかった際、使うAIをChat GPTなど他のAIに切り替えて同じ質問をすることで、自身が期待していたレベルの回答を得られることがあります。なお、当然ですが自分の質問や依頼の仕方が悪い場合は、どのAIの回答も期待はずれのものになります。

AIを切り替えられることは、回答内容のチェックにも便利です。明らかに回答が間違っていると感じた場合は、別のAIに同じ質問を投げかけ回答を確認します。

3. 具体例

実際のPerplexityを使ったAIとのやりとりを見てみましょう。知り合いから「DEW」という高配当株のETFに投資したいので、分析してほしいと依頼を受けました。

そこで、似たような高配当ETF銘柄の比較分析を「Gemini」という AIを選択して依頼してみました。AIは英語の方が回答の精度が高いということなので、英語できいてみました。なお、英語が苦手な人は日本語で聞いてみても構いませんし、日本語の質問を翻訳サイトで英語にしてから依頼するのも手です。

AIへの依頼(英文の下に日本語訳ものせてあります。)

 

日本語訳
”あなたは最高の株式アナリストの一人です。DEW、SPYD、VYM、HDVのETF競合分析をお願いします。株価、AUM、経費率、配当利回りを網羅した表を作成してください。

また、表の作成にはヤフーファイナンスのサマリータブのデータのみを使用してください。”

それに対するAIが返してきた回答が以下になります。

 

Sources」と書かれているセクションに情報源となるウエッブサイトが列挙されています。私が質問でYahooのサイトだけを参照するように伝えてあるため、以下のようにYahooのリンクばかりが列挙されています。

Answer」と書かれた部分がAIからの回答です。今回はGemini ProというAIを使ってみました。英語で聞いたにもかかわらず、私がPerplexityのプロフィールに日本人であり、優先言語を日本語として登録してあるからか、日本語で回答されています。表をみたところ、一箇所情報が取れず「不明」となっていますが、それ以外の情報の真偽を確認したところそれ以外はほぼ問題無いようです。

また表の下の、AIによる表の解釈も説明文を見る限りはそんなにおかしくなさそうです。
AIの説明にあるとおり、DEWはコストである経費率が0.58%とSPYDの0.07%の8倍ぐらいします。一方で、DEWの配当利回りはSPYDよりも低いようです。これらの要素を考慮する限りは、DEWはSPYDよりも費用対効果で劣ることがわかります。

なお、別のAIでも同じ質問を投げかけてみました。Claude2.1というAIを選択した時の回答の表が以下です。

Claude2.1による回答

同じ英語の依頼に対して、すべて英語で返してきました。表については数字が欠けているところはありませんが、数箇所ちょっと自身の感覚から怪しいところがあります。

上段2銘柄のDEWとSPYDについては自身の感覚とあっていたし、情報源も問題なく、実際の数 字も正しかったです。一方、下2段の銘柄の数字が怪しかったので、情報源をチェックしたところ、数字が間違っていることがわかりました。

以上のように、まだAIは完璧ではありません。歯抜けの回答がされたり、また別のAIでは全て表が数字で埋まっていても、間違った回答が含まれていることがあります。

ただ、Perplexityの場合、回答の根拠となる情報源を辿ることができたり、他のAIの回答を比較することにより、比較的チェックがしやすくなっています。人間の作業でも転記ミスや計算間違いなどは起きるし、第三者によるチェックが必要なことを考えると、PerplexityはパートナーAIとして良い線を行っていると思います。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。まだまだ発展途上であるものの、AIは頼もしい味方になり得ることがご理解いただけたと思います。個人的には月に20ドル(約3,000円)で、24時間いつでも自分の業務依頼を受けたり、相談に乗ってくれたり、また絵も描いてくれる非常に頼りになる部下で同僚です。

人によっては「情報の信憑性が低い」という理由で、まったく使わない人もいます。個人的にはもったいないなあと思います。人間も完璧な人はいないし、こちらの依頼の仕方ひとつで成果物の質も変わってきます。またこちらの対応方法によっては成長もします。AIも似たような感じdでしょう。まだ完璧ではないけれども、テクノロジーの進化を感じながら、AIと一緒に自分も成長できたらなと思っています。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

免責事項:
当記事は特定の銘柄の投資を奨励するものではありません。また、内容の正確性を保証するものでもありません。投資はご自身の判断で自己責任でお願いします

ご参考まで

Perplexityに興味を持たれた方は、ぜひ無料版を試してみてください。
https://www.perplexity.ai/

機能は制限されるものの、サブスクしなくてもAIの回答の情報源がわかる便利さを体感できると思います。用途によっては無料版で十分という方もいらっしゃるでしょう。

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