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手段に惑わされるな。必要なのは常にゴールを意識し続ける事だ。

連日、色々な報道がされていますが、ニュースや報道番組を見ていると大体下記の内容を繰り返し話しています。

・助成金はいくらがいい
・助成金は~に配るべき
・緊急事態宣言を出すべき/出さないべき
・PCR検査をする/しない
・ロックダウンする/しない

政治家、専門家、コメンテーター、タレント、MCが思い思いに話をしていますが、よく会社でも問題になる不毛な会議と同じ匂いを感じます。

「飲食店の人は困りますよね」
「だから助成金は~くらい出すべき」
「バイトの人は困りますよね」
「お金持ちの人は不要ですよね」

テレビは問題解決の場ではないので、それでも良いのですが、いざ仕事となるとそれでは困りますよね。

では、なぜこんな状態になるのか。それは

問題の定義がされていない。或いは定義だけして見ていない。

例えば助成金の場合、何か問題があるから助成金(手段)が必要なはずなのですが、そもそも何の問題を解消したいのか定義していない為、アメリカは~円で、韓国は~円でとだから日本は?という話になりがちです。本来は問題を解決したいので、いくらが妥当なのかは定義した問題に答えがあるはずです。でもそれを無視するから単なる比較の話になります。

例えば、「派遣で時給下がった人を救いたい」「解雇された人を救いたい」「貧困の家を救いたい」とちょっと書き出しただけででも目的によって全然対策が変わるのはピンときますよね?こういう事です。テレビのコメンテーターが仮に3人だとして、それぞれが「派遣で時給下がった人を救いたい」「解雇された人を救いたい」「貧困の家を救いたい」をイメージしていたら「助成金はいくらが妥当か?」だけで話をいくら議論しても無駄ですよね。

仕事でも、何か問題が発生し、定義せずにその対策を議論し始めて、何を解決したかったのかを忘れ、余計な事も考え始め、いらない対策までだし、時間もかかる…。なんて事はありませんか?

絶対的にやるべきは

目的は何なのか、成功基準は何なのかを定義し、常に意識し、取り組もうとしている事でそれが達成できるのかを見ていくこと。

自戒も込めて。

因みに、このnoteを読んでいる人は意識高いと思うので、ワイドショーのMCやコメンテーターの意見に何も考えずに納得している人はいないと思いますが、もしちょっと考えていなかったかもという方、「で、ゴールは?」と唱えてみましょう。それだけで、見え方が違ってきますよ。

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