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現在私が研究・実践中のサットヴァな生き方を赤裸々公開(ミニマムなヘアケア・スキンケア編)

そもそもサットヴァな生き方とは?

それは、自分の魂が本当にやりたいことをやって生きること、と今の私は定義しています。

自分というのは、魂・体・心から成り立つ、という考え方をベースに書きますが、普通、「自分」や「私」といえば、自分の心(思考)か体のことを意味していると思います。

「私は走るのが好き」
というのは、走ることを体が好んでいるのか、あるいは、”走るのが好きな自分でありたい”と頭で考えているのか。

「アイスクリームが食べたい」
というのは、心(思考)では体に悪いと思いつつも、心(感情)が心地よさを求めているのか、心の記憶(味覚)の欲求なのか、体が栄養として求めているのか。

自分の考えや行い、と一言で言っても、自分というのはとても複雑で、何が自分にそうさせているのか、簡単には分かりません。
そこに、魂、が加わると、もうさっぱりお手上げです(笑)

ただ、ヨガ哲学でも散々言われているように、心(思考)はあまり信用しないほうが良さそうです。思考は間違いなく、間違いを犯します。
心に振り回されて、四苦八苦して生きるのが人間なのかもしれませんが、なるべくその影響を減らしていきたい。

心が犯す数々の間違いのうち一番多いのは、私自身の経験から言うと、自分に嘘をつくことかもしれません。

本当はやりたくないのに、相手が望んでいると勝手に思い込んで、やる。
本当はやりたいのに、空気を読んで、やらない。
本当はやるべきと思っているのに、なぜだかやりたくない。

心の中だけでこれほど葛藤があれば、体や魂の声を聞くどころではありません。それで、まずは、心は本当はどうしたいのか、そこにまず正直になることをやってみてます。

最近、そんなことを考えていたら、ある本でいい言葉に出会いました。

「純粋な意図」

純粋な意図で話し、純粋な意図で行動する。

少なくとも、私の心は本当にそれをやりたいのか?この行為は純粋な意図で行われているのか?自分でも自覚していない不純な動機があるのではないか?
心を掘り下げていけば、体や魂の声と同期していくのかもしれない。

ということで、日々の暮らしの中で当然のようにやっていること一つ一つになるべく注意を向けて、私は本当にこれをやりたいのか、と問うようにしています。

もともと面倒くさがりで、更年期にも足を踏み入れている私。本当はやりたくないことは実に沢山ある。何も考えずにただゲームをしていたい時もしばしば。
逆にどんなことはやりたいのか、を観ていくと、美味しいものを食べるための料理や、自分の体が快適な状態になるための散歩などには苦労を惜しまない。
マズローの欲求5段階でいうところの、生理的欲求どまり!?

というより、それ以上の欲求(安全、社会、承認、自己実現)を求めるために、人は自分に嘘をついていくようになっているのかもしれない。

段階が上がるにつれ、葛藤が生まれるのは当然のことで、人として社会の中で生きていくためには仕方ないことなんだろうけど、その葛藤をうまく乗り越えるためにも、自分の状態をよく知っておく必要がある。。。

色々考えながら書いていたら、頭の中が混沌としてきてしまいました。。。

シンプルな生活のためにミニマム・ケア

とにかく、言いたかったのは、なるべく自分に嘘なく生きるために、物事をなるべくシンプルにして、余裕ある暮らしをしたい。
そのために、無駄なことを削っていきたい。身の回りの物も、人付き合いも、何かに費やす時間も、身の回りを見渡し、断捨離して、ミニマムな生き方をする。今はやりのミニマリストですね!

体のケアもその一つで、健康になるために生きるのではなく、よく生きるために健康であること。体のケアは目的ではなく手段のはず。
エクササイズ、マッサージ、整体、食事療法などのボディケアも、本当に自然な健康体であれば、実はいらないはず。
私にとって、本当に自然な健康体のお手本は、野生動物。
健康オタクなので、色んなセルフケアを好きでやってきたけど、本当にそれをやりたいか、と考えると、それはやはり健康に生きるための手段であって、やることが目的になると、本当にやりたいことにはならない。

これは、人を見ていて分かったことで、自分にも当てはまると思ったことですが、多くの人は、本当にやりたいことを探すことを避けるために、「やるべきこと」を増やして、自分を忙しくしているのかもしれない。あれをやらなきゃ、これをやらなきゃ、といつも言い訳して、本当にやりたいこと、やるべきことを避けてきたように思います。

ということで、今の私にとって、サットヴァな生き方の一つは、なるべくローメンテナンスな(メンテナンスをあまり必要としない)体になって、メンテナンスに要する時間を減らして、本当にやりたいことに費やす時間を増やすこと。魂レベルでやりたいことがまだ分からない状態なので、少なくともそのことをゆっくり考えたり感じたりする時間を取ること。

ズボラな性格のおかげもあり、一般的な同年代の女性に比べてかなりローメンテナンスな体になっていると思いますが、そのローメンテナンスぶりを大公開します。

スキンケア編(化粧水も日焼け止めも卒業)

理系の高専から大学も工学部に進み、エンジニアとして就職し、若い時期を男社会の中で過ごしたので、お化粧することを学ぶ機会をうっかり逃してしまい、実は今でも自分で満足にお化粧できないのです。会社員時代も新入社員研修の1,2週間以外は、完全ノーメイク。結婚式や舞の奉納の時以外は、ずっとすっぴんです。

若い時は、それでも、スキンケアをしないといけないと周りから言われていたので、洗顔後の化粧水や美容液(?)のようなものを使ってみたり、日焼け止めを塗っていました。

アーユルヴェーダのアビヤンガ(オイルを皮膚に塗ること)を知ってからは、ごま油を顔に塗って、お湯で洗顔するだけで、化粧水もいらなくなることも分かり、かれこれ5年以上、化粧水なども一切使わなくなりました。
アビヤンガも毎日はやってなくて、平均すると週に2回ほど。
肌の乾燥が気になる時は、ギーのフェイスクリームを塗ってます。

日焼け止めもここ数年、長時間海水浴等に行く時以外は全く塗らなくなりました。日焼けすると、皮膚の乾燥や、しわ、シミそばかすが増えるのは自覚してますが、その後にオイルを塗れば、ある程度リカバリーできるし、年相応のシミそばかすは良しとしている、というより、自分の外見を実はあまり気にしていない、というところも大きいと思います。

また、お化粧をしないので、お化粧を落とす必要もない。これは一日で費やす時間に大きな差が出ると思います。
著しく女子力が低いので、この辺は誰の参考にもならないかもしれませんが(笑)

私は洗顔も化粧水も日焼け止めも塗ってない!なんてドヤってますが、よく考えたら男の人は当たり前にやってることですよね。私の祖母の代の女性も若い時からそんなものつけてなかっただろうけど、お肌がつやっつやなお婆さんも田舎ではよく見かけるし、現代、肌に良いとされる商品群に私はどうしても疑いの目を向けてしまいます。天邪鬼ですみません。

体の方もボディソープは全く使ってなくて、お風呂で湯舟につかるだけ。お湯につかるだけで、体の汚れはほとんど取れるそうです。
時々(週1~2回ほど)お風呂の前に体にささっとオイル(太白ごま油)を塗ってからお湯につかります。
毎日ボディソープで体を洗っていた時に比べて、皮膚の乾燥やかゆくなるようなトラブルは、全くといっていいくらいなくなりました。

お風呂の後に保湿クリームを塗る人もいるようですが、ボディソープでゴシゴシ洗うことで皮脂を取りすぎるから保湿が必要となるのだと思います。ボディソープと保湿クリーム。メイク用品とメイク落とし。消費社会のマッチポンプ構造は至る所に仕掛けられているようです。ポジティブに考えれば、あれをやめればこれもやめられる、ということもあるはずですね!

ヘアケア編(週2シャンプー)

髪についても、若い頃は髪を明るい色に染めてみたり、毎日シャンプーとトリートメントは欠かさず、人並みなヘアケアをしていたと思いますが、ヘナに出会ってからは、ヘアケアもすっかり変わりました。

出産後、急に白髪が増え、白髪を隠すためにヘアカラーをしていました。その頃、それほど自覚はなかったけれど、髪は傷んでいたと思います。そして、シャンプーの後は必ずトリートメントするものだと思いこんでました。ヘナの伝道師、ラクシュミーの森田要先生に出会って、髪の話やヘアケア業界の裏側の話を知ってから、せっせとヘナをして、髪をバージンヘア(化学物質でカラーやシャンプーをしていない状態の髪)に戻していきました。そうすると、シャンプーだけでトリートメントもいらなくなりました。(ここにもマッチポンプが!)

お湯シャン(ノープーとも言うらしい)を試みた時期もあります。毎日シャンプーをしていると、頭皮の油脂が毎日ごっそり取り除かれるので、頭から頑張って油脂を出す、という状態になっていて、一日洗わないだけで髪がべとついたり頭の臭いが気になっていました。お湯シャンは、その頭皮の状態が変わるのに、3カ月から6カ月ほどかかる、というのをネットで見て、しばらく頑張ってみました。すると、やはりその通り、初めはべたつきが気になりましたが、だんだん気にならなくなってきました。今では5日ほど洗わなくても、全く気にならないので、うっかりすると1週間ほど洗わずにいることも!

お湯シャンはお湯だけで洗うのは時間がかかるので、最近は、シャンプーを週に2回程度。その他の日はお風呂に入っても髪を洗わない(濡らさない)でブラシでとくだけ、という感じで安定しているので、とーっても楽になりました。シャンプーの前にオイルを頭皮に塗る、というのも時々やってます。インドの人はオイルを塗らないとシャンプーできない、という人がいるくらい当たり前のことのようですが、確かにこれはいい!

ミニマム・ケアのメリット

このミニマム・ケア(最低限のスキンケア・ヘアケア)のおかげで、毎日の生活だけでなく、銭湯や旅行がとっても楽になりました。昔は銭湯に行くというと、自分がいつも使ってるシャンプーやスキンケアグッズが必須だったけど、今はお湯につかるだけなので、いつでもタオル一本で行けます!(おやじ化!)
銭湯に行くと、みんなカゴいっぱいにシャンプーやらボディソープやらのボトルを持ってきて、体中泡だらけにしてゴシゴシ洗ってますが、私はその時間、ゆっくりとサウナや温冷浴の整いタイムに使わせてもらってます。(これまたオヤジ化!)

今回の旅行も、スキンケア・ヘアケアのために持って来ているのは、ココナッツオイルとシャンプーとギークリームのみ。

また、このミニマムケアを続けながら実感しているのは、皮膚の常在菌の存在。
常在菌があるから皮膚がいつでもきれいに保たれているように感じてます。
例えば、手がちょっと脂っこいな、ねばねばするな、と思っても、いつの間にか常在菌が処理してくれて、きれいになってます。
頭皮にオイルを塗ると、その日はベトつくのですが、シャンプーせずに寝ると、翌日はさらさらに戻ってて、あれ?オイルはどこにいった?となります。それは、常在菌が処理してくれたのかな、と思ってます。
このご時世、大きな声では言えませんが、我が家では常在菌を守るために、石鹸での手洗いやアルコール消毒もほとんどやってません。
常在菌が悪い菌からも自分を守ってくれる、と思っているので、そのプラシーボ効果もあるのか、私も息子も、風邪もひいたり、お腹を壊すこともほとんどありません。

エクササイズなどの体のケアについても書きたいですが、スキンケア・ヘアケアだけで長くなってしまったので、今日はここまでにします。


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