自分の意志で病院に行ったことがないことに気づいた話と,その処方箋

自分にとってあまりにも衝撃的だったので記事にしておきます。

きっかけ

主治医に「病院に来られて迷惑だ」と言われてしまったので,これからどうしたらいいのか分からず相談ダイヤル的なところに相談してみたら発覚した。
もともと,社会的には軽症者扱い(詳しくはこちら)だったこと,病院禁止の家庭に育った(この記事が詳しいです。医療ネグレクトの可能性が高いらしい)ことから,そもそも病院に行くことに罪悪感があった。

以下,やり取りを書きます。

病院に行ったことってこれまでありますか?

あるにはある。
ただ数えられるくらいしかないのは事実。
予防接種とかでも行った記憶があるのですが,そういうものは除いています。
健康優良児というよりは,とにかく病院に行くことやら,具合が悪い素振りを見せるのが禁止だった。
・幼少期,インフルで一度だけ40度の熱を出したとき
・突発性難聴を起こしたとき
・保護司さんを頼って精神科に行ったとき
・保険金請求のネタに使われたとき
・社会人になってから精神的に体調を崩したとき(これが現在も続いている)

各病院回を振り返ってみる

幼少期,インフルで一度だけ40度の熱を出したとき

このころはあまり夫婦喧嘩もひどくなかった気がするが,とにかくインフルになったときは病院に行った。
確かに行った。

突発性難聴を起こしたとき

16歳のころ,学校から連絡を受けた父親が連れて行ってくれた。
突発性難聴は結構ヤバいらしく,ご家族は来ていますか?って聞かれて入院を提案されたときはめちゃくちゃビックリした。
ただ,ストレス性難聴だったので薬(耳の中の液体?を排出させるらしい)で様子を見たところすぐに良くなった。
あのときの音がしない感じはなかなか貴重な体験だったので,今でも鮮明にそれを追体験できるのが少し嬉しかったりする(結構記事でも書いてますね)。

保護司さんを頼って精神科に行ったとき

バリバリにヤバい状態だった頃である。
これこそ自分の判断で行ったと確信していたのだが,スクールカウンセラさんと保護司さんに相談の上で「じゃあ行きますか」となったのでこれも自分の判断ではなかったことに驚いた。

保険金請求のネタに使われたとき

母親が新車に追突されて,同乗した自分も病院で診断を受けなければならなかったときに行ってこい,と言われたから行った。

社会人になってから精神的に体調を崩したとき

そもそも精神的に体調を崩していることに自分では気が付かなかった。
これは,心配した友人が連れて行ってくれた…ので,通院しているものの,きっかけはやはり自分からではなかったということに気づいた。

どうしてこんなことが起きているのか

そもそも病院にいつ行くものなのか分からない

と言いつつ,社会人になってから37.5℃以上は出勤しないでください,と言われているので,さすがにインフルは行ったほうがいいことくらいは分かります。ご安心を。

ただそれ以外っていつ行くんだろう?と言われると分からない。
人それぞれ「病院に行こうかな…」と思うタイミングは違うそうで,どこからが行っていいというしきい値はないそう。
おそらく具合が悪いな…と思ったときに行く施設なんだろうけれど,長年病院にお世話にならなかったのでいつ行けばいいのかが全く分からなくなっていることに気づいた。
具合が悪い…と思ったときに行くとして,じゃあ具合が悪いってどこからか?と言われると,頭の中で審判をしてくれる子はあまり「具合が悪い」と認定しないし,自分では判断できなくなっていた。

そんな人への処方箋

せっかく専門家の方からいろいろなことを伝えていただいたうえ,難しいけど実践してみましょう!とアドバイスをいただいたので,そんな私と同じ悩みを持つ方への処方箋として書き留めておきます。

「何か起きたこと」をとにかく記録してみる

何から始めてもいいそうです。
なんかもやもやする…
なんか今日眠い…
なんかお腹痛いかも…
今日寒い…
とかとか。
とにかく感じたことを記録してみましょう,ということでした。
せっかくなので,一例として書き留めてみます。

執筆している今日は6/17です。
昨日はなんだかよく眠れなくて,一度途中で起きて少し寝られたけれど,いつもより早く起きてしまいました。

自分で書いてみましたが,特に具合が悪い感じではないですね。
多分こんな感じなんだと思います。

感じたことや感情は誰にも否定されない

生きているとどうしてもいろいろなことを感じます。
いいこと悪いこと,とにかくいろんなものがどんどん襲ってくる気がしています。
ただ,あなたが感じ取ったことはすべて(たとえ頭の中で誰かが否定したとしても),否定されません。
あなたが感じ取ったことのすべて,「そのまま」でいいのです。

感じたことや感情は間違いではない

上とちょっと似ていますが別枠でお話があったので分けておきます。
上と同様,生きているとどうしてもいろいろなことを感じます。
いろいろな感情も襲ってきます。
それはすべて「間違い」ではありません。
あなたが感じ取ったことのすべてが正しい,それでいいのです。

人と比べる必要はない

実は私は長い間福祉施設に勤務していて,いろいろな方の人生に向き合ってきました。
本当にいろいろな方がいらっしゃって,無意識の間にその人達と比べてしまっているのでは…?という指摘を受けました。
確かに社会的に見ると…と思うことは多々(というかそればっかり)でしたが,なるほどなあと思いました。
もしかすると他の人より…ということで自分の感じたこと・感情にごめんなさいをしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
ただ,大事なのはあくまで自分自身が感じたこと・感情なのだそうです。
ですので,人と比べて…とする前に,自分はこう感じた(こう思った)…などなど,大事にしてみてください。

まとめ

自分の感じたこと・感情,アドバイスにはなかったけれど思ったこと,考えたことを大事にしてみましょう…というのがまとめになると思います。
それが最終的に自分自身を大事にすることにつながっていくそうです。

拙い記事でしたが,誰かのサプリ的な役割を果たせたらとても嬉しいです。

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