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子どもの本から北欧を読む

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北欧語で書かれた絵本、児童書の中から、北欧社会をよく表しているものについて紹介します。
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#デンマーク

デモクラシーフェスティバルに参加して

10月28日に参加したデモクラシーフェスティバル。当日の様子と、きてくださった方々、フェステ…

さわぐり
6か月前
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◇7. 絵本は文化を知る窓になった

図書館の仕事の日に毎回4,5冊デンマーク語の絵本を持ち帰り、夫に読み聞かせをしてもらって…

さわぐり
1年前
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なぜ多様性を描くのか―デンマークの絵本から見えてくること

自分にとっての当たりまえを疑うことなく、それがまるで唯一の真実だと思い込んでいること、あ…

さわぐり
1年前
69

物語を通して自分の感情と向き合う

よろこび、寂しさ、ワクワク感、悲しさ、落ち込み、愛しさ、恥ずかしさ、怒り…。今、あなたは…

さわぐり
2年前
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あなたが隠し続けているものは何ですか?

北欧の絵本を紹介するnoteマガジン「子どもの本から北欧を読む」では、北欧らしすぎて日本語に…

さわぐり
2年前
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ただ自由にその人自身でいること-性的マイノリティの子どもを描いた絵本

ひとり親家庭、レインボーファミリー、ドナーチャイルドなど多様な家族のかたちが描かれる絵本…

さわぐり
2年前
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ひとりぼっちの旅に終わりはない

昨年、戦争や暴動、迫害から逃れるために、生活を失い、難民となった人々が、世界には2千6百万人もいたことをご存知だろうか。そしてそのうちの 40%が、18歳以下の子どもであることも。なかには、たったひとりで、アフリカや中東から、ヨーロッパまでやってきた子どもがいることも。 わたしがこの文章を書いている今も、命の危険を冒しながら、ゴムボートで、地中海を親の付き添いなしに、たったひとりで渡っている子どもたちがいる。 今回は、中東やアフリカ諸国からデンマークまでやってきた子どもた

大きく強く、なるその先は?!

北欧絵本を紹介する記事、すっごく久々に更新します。 今回紹介するのは、"Stor og stærk" …

さわぐり
3年前
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人生を一度失った人々のこと

北欧の国々は仲が良く、お互いの国を親戚のように感じていると常日頃言われているけれど、この…

さわぐり
5年前
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今もこれからもずっと心に留めておきたいこと

「あおい目のこねこ」エゴン・マチーセン作・絵、瀬田貞二訳 福音館書店 "Mis med de blå …

さわぐり
5年前
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だれしもの思い出の場所

"Hils far" af Hanne Dagmar Raaberg, illustreret af Mo Maja Moesgaard, Eksistensen, 2017,…

さわぐり
6年前
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ハキハキしていなくても

"Tomat" af Mette Eike Neerlin, illustreret af Kamila Slocinska. Høst & Søn, 2018 Denma…

さわぐり
6年前
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「夏」を思うだけで、笑顔があふれる

"Kender du sommer?" af Ditte Lundsgaard Nielsen, Turbine, 2015, Denmark 「夏って知って…

さわぐり
6年前
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ケータイ、見てますか?

"Jørn Tyge flytter ind i mors telefon" af Henny Nørgaard, illustreret af Bo Odgård Iversen. 2017, Denmark. 「ぼく、ママのケータイになる」ヘニュー・ノアゴー作、ボー・オズゴー・イヴァセン絵 絵本 デンマーク (主人公の少年の名前"Jørn Tyge" があまりにもカタカナ表記にしづらいため、タイトルを意訳しました。) 男の子はママと2人暮らし。パパの名前は知らない