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家族からの性被害!?

最近ネットニュースで
家族からの性被害の話題を見かけた。
幼い頃に受けた被害のエピソードなどを
取材を受けた人が話していて
それがネットニュースにあがってる。
もちろん仮名で。

そのエピソードを読むと
小中学生の頃までは
それがイケない事だとは気付かなかったとか。
何だか嫌だと思ってはいたけど
何となく言えなかったとか。
そういうコメントが載ってた。

わたしも同様の思いをしたことがあるけど
それが性被害だったとは、子供時代は全く思ってなかった。
子供にとって、とくに親の行動は
どうしても正しいと思ってしまうから。
大人になって振り返って
やっと異常なことだったと気づく。
異常なことと言っても、訴えるほどではない。
そう思うから、何となく自分の心の中でモヤモヤして
それで終わり。

わたしは父が大好きだった。
mamaときょうだいは
わたしをいじめたり、ストレスのはけ口にしたけど
父だけは可愛がってくれた。
でも中学のとき、いきなり唇にキスされたときは驚いた。
驚いたけど
わたしは家で感情を出さずに生活していたから
何事もなかったかのようにスルーした。

父はもう亡くなった。
わたしは今でも父が好きだ。
mamaは、いつもわたしをいじめたけど
父は、いつもわたしの味方だった。
1度のキスだけが、嫌だった。
妙な出来事として心に残ってるけど
それを打ち消すくらい、父はわたしの味方だった。
わたしはmamaよりも、1万倍父が好きだ。

mamaからも、嫌なことをされたことがある。
親子ぐるみで付き合いがあった
近所の人(わたしのトモダチのお母さん)が
うちに来ていた時のこと。
mamaとそのおばさんは
ペラペラおしゃべりしていた。

その部屋にわたしが行ったら
mamaがいきなりわたしの胸に手をやって
来ていたシャツのボタンをパッパッと外して
そのおばさんに向かって、わたしの胸をあらわにし

「ほら、みてよ。この子。
 おっぱいが大きくなってきたんだよ!」って
 笑いながら言った。

そのおばさんは
「あらーかわいい!
 私達も昔はそんな感じだったんだろうね」と言って笑った。

わたしが抵抗しなかったのは
mamaに抵抗することがいつも許されない娘だったから。
それに一瞬のことだったから
抵抗することに意識さえ向かなかった。
子供時代、胸が膨らみ始めた頃の話だから
わたしが小4くらい。昔々のことだ。

mamaは自分のことを上品な奥さまだと思っている人だ。
でも上品な奥さまが、いきなり娘の服を剥がして
同性とはいえ、いきなり他人に見せるのか。
わたしはmamaの所有物でも道具でもない。
大人の女性たちのおしゃべりのネタに
娘の体を見せるって。何だったのだろう。

わたしが最近
ネットニュースで見た人のエピソードは
もっと壮絶だった。
中学まで父親とお風呂に入り
体を密着させていたということだった。
その人も、当時は何も言えなかったと書いてあった。
もし何か言えば
親を寂しがらせるかもしれないと思ったとか。

子供は親に気を使っているのだ。
どうして分かってくれなかったのか。

ネット上のその人のエピソードに比べたら
わたしの昔のは、大したことないのかも。

そうやって納得している子供が
いまもいっぱい、いるとしたら
大人たち、やめてもらいたい。

こどもは別人格であること。
あなたとは違う人間であること。
分かってやって欲しい。

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