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微妙におもいあがった感覚

今年の夏、ひさびさにmamaに会った。
やはり会う前は気が重かった。
肉親とはこんなもので、完全に逃れられない。

わたしはmamaの前では、いつも演技する必要がある。
苦手意識。この人いやだ。と思ってる事を悟られないように
楽しいふりをする。
そうしないとキレられる。

わたしが子供の頃、
嫌味ばかりmamaから言われていた。
わたしがブスッとした顔になったら
それがまたmamaの逆鱗にふれて叱られる。の繰り返しだった。
だから、いい大人になった今も
楽しくない顔はしない。演技。
mamaに会うとき、内心どこかに逃れたい。
だけど演技、演技。女優になる。
しかし張り詰めた気持ちで過ごすと疲れが出る。
だからmamaに会う前後、パニック発作が出る事が多い。
ほんとうに精神的に張り詰めて疲れる。

今年の夏に会った感想は、いつもと同じ。変わってない。
孫の比較は相変わらず。
誰かを褒めるとき、他の孫に駄目人間のレッテルをはる。
比較して優劣をつけないと気が済まない人。
孫たちにも、それぞれ個性があるから良いさ。とはならない。

そして友人の批判も相変わらず。
mamaは、自分が勧めたものを友人が受け入れないと
その友人を、駄目人間と判定する。
いつものことだ。

mamaが気に入ったお店、
生活の中で取り入れて良かったと思う事を
「これ、いいよー。あなたもやってみたら」と友人たちに勧める。

受け入れた友人がいれば、それを第三者にあとから自慢。
○○さんにこれを勧めてあげたら、喜んでいた、
「あなたの言う通りにして良かった」と言われたんだとアピール。
mamaは、昔からいつも、
自分の言うことを聞いておけば大丈夫と自信満々の人。
そういうところ、すごく必死。

別の友人が、自分が勧めたものを断ったら
mamaはその友人のことを
「なっていない」「あの人は頑固すぎる」と批判する。

勧められたものを取り入れるかどうかは
その友人が選択すれば良いだけ。
不要なものを無理に取り入れる必要はない。
快適な暮らしって人それぞれだと思う。
結局mamaは、「私が勧めてやった」自慢をしたいのだ。

友人に何かを勧めるとき
「自分が良い物を勧めてやってるから、相手は受け入れるべき」
という前提で、話を持ち掛けているのだ。
だから断られたら腹を立てる。
その人を、性格が悪い頑固者扱いしてしまう。

エゴのかたまりだ。

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