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2019年5月の記事一覧
「Q:マンガを通じて歴史を勉強するってアリですか?」-「A:少なくとも私自身は大学入試で歴史漫画の圧倒的な効用を感じました!」(※他メディア活動の事前告知アリ)
前回、前々回と、以下のような記事をアップし、議論を深めてきました。 「『ビジネスコミックのつくり方』講習に参加し、「勉強する為のマンガ」という方向に力強い可能性を感じた話」 「韓国で2000万部売れた『科学漫画サバイバル』シリーズの海外展開に希望を見た話」 その続きとして「歴史をマンガで学ぶってアリなの?」という問題を今回は取り上げたいと思います。結論から述べると、私の経験から、少なくとも自分の人生ではおおいにマンガが役立ってきたと自信をもって言えます! ※あと今回は
【noteイベント参加レポート】ビジネスコミックのつくり方講習の感想まとめ:他の「教育コミック」の講習も是非やってほしい!!
昨夜の記事に載せた通り、note運営事務局(株式会社ピースアンドケイクさん)主催のイベントに参加してきました! ビジネスコミックの編集をやっている、株式会社トレンド・プロの檜山さんを講師に、90分の熱いセミナーとなりました。 終了後「参加者の皆様はイベントについてnoteで拡散を是非!」との呼びかけでした、ハイ、もちろん展開させていただきます! 以下、私がピックアップした「講習の内容で面白かったポイントのメモ」を3点共有し、最後に私が個人的に「マンガの可能性」について思
スペインのマンガ事情と歴史がすべてわかる究極の書籍を発見!その名も”Gran catálogo de la historieta”、よくぞまとめてくれました!
以前の記事で、スペインの非営利団体TEBEOSFERAがネット上でスペインのマンガの総攬データベースを公開している、という話をさせていただきました(⇒https://www.tebeosfera.com/catalogos/)。 その同じ団体のサイト内にて、このような出版物の紹介がされておりました。 ちょっとこの仕事ぶりは、素晴らしくないですか?! 1880-2012までにスペインで出版されたマンガ作品の一大カタログ、とのことです! 内容としては、この130年間に発行さ
【漫画の海外展開の話のつづき】日本で書店をやるなら取り分は20%というのに、アメリカの起業サイトには「専門書店は取り分40%」と書いてあるのがどうしても気になる件
これまで何回か、書店経営という観点から日本マンガの市場の苦しさについて考えてきました。 その中で、欧米のコミック専門店というのはオーナーが店舗デザインに取り組むデザイナー思考であり、日本でもそういう人が立ち上げる個性的な専門書店が増えていけば面白いのでは、みたいなことも書きました。 でも、調べれば調べるほど、どうやら日本と欧米では書籍販売の経営土壌がそもそも違う、ということがわかってきました。私の調査の中間報告として、今回はその見解をまとめます。 結論を先に書くと、アメ
なるほど「日本漫画をもっと海外で売らなければ」というテーゼにどこか持っていた違和感の正体はこれか!皆さんのnote記事から学んだこと
こちらのマガジンで、日本マンガ海外展開についてのさまざまな事情や、可能性や、絶望感を語り続けておりますが、 いっぽうで、私が追っているテーマに似ているnote上の記事を読んでいて、開眼するような思いをしてしまいました! その記事を、今回は紹介させていただきたいと思います、2つあります! ひとつめ:リアル書店こそ最強のメディア?!まずひとつめが、こちらの記事です。 こちらの記事では、嶋浩一郎さんの『なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか』を参照しつつ、「リアルな書店」と
【漫画の海外展開の話のつづき】スペインのマンガ事情を調べるにはこのサイトが最適!超便利な【TEBEOSFERA】の使い方をご紹介!
これまでEU圏における日本漫画の展開を、 各国の市場比較、ポーランドの事例、フランスの事例、 などと見てきましたが、続いてスペインの市場状況を調べようとしていた際、 決定版ともいえるような情報量のサイトを見つけてしまいました。 それが、こちらのTEBEOSFERAというサイト。 https://www.tebeosfera.com/ 「Asociación de Críticos y Divulgadores de Cómic de España(スペイン・マンガ批評