見出し画像

「ギルバートグレイプ」WHAT'S EATING GILBERT GRAIPE?

昔観た大好きな映画「ギルバートグレイプ」(原題WHAT'S EATING GILBERT GRAIPE?)
久しぶりに映画館で上映するというので、これは絶対観なくては。上映期間が短いので、早速昨日観てきたところ。


ジョニーデップがまだ海に出ていない、陸でも真っ直ぐ歩けている頃。

ジョニーデップとレオナルド・ディカプリオが兄弟なんだけど、私は当時ディカプリオの事は知らなくて、ジョニーデップが出てるからという単純な理由で観たのだった。ジョニーが兄、ディカプリオは知的障害のある弟。映画中で18歳の誕生日を迎えるので、少年というよりは青年といった方がいい。しかし、ジョニー兄さんに優しく守られている細くて可愛いディカプリオは少年だ。

とても役柄でやっているとは思えないディカプリオはとても魅力的で素晴らしかった。私は映画の中のディカプリオにググ〜っとのめり込んでしまった。
その数年後に「タイタニック」で超絶世界的アイドルのようになったディカプリオは、それはそれでカッコよかったけど、やっぱり私はこっちが好きだ。
日本のレオ様ブームは、後のヨン様ブームに通ずるものがある。

ギルバートグレイプは、ジョニー扮するギルバートがアメリカの田舎町で家族と暮らす物語。ギルバートはとても優しい人間だけど、閉塞的で将来性もない田舎町を冷めた目で見ている。アメリカの明るい所と暗い所、不平と不満も感じる。

映画のタイトルの原題は何がギルバートグレイプを食べている?となるけど、もっと文学的に訳した方が良いのだろう。映画を観ると、この原題が感覚的に理解できる気がする。気がするだけかもしれない。

泣ける映画!として度々紹介されているけど、私にはこの映画のどのあたりで泣くのかが全く分からない。
何をするか、どう生きるかが大事、どういう価値観で生きるかを考えろと言われているようで泣くような映画ではない、と思うのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?