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これが「共感のない人」の反応だ、と腹落ちできたこと(自分統計有り)

頭では何となく分かっていたことが、体験によって「そういうことなんだ!」とスッキリと腹落ちしたできごとをキャリコン視点で書いてみます。



とある病気で倒れた

ある日、勤務先から最寄り駅まで歩いて向かっている途中、ちょっと右腰あたりがズキズキするな、と感じました。家に着いたら近所の整体に行ってみよう、ぐらいの気持ちでしたが、あれよあれよという間に痛みの激しさが増し、どうにもできなくなり救急車を呼んでもらうことになりました。
その詳細はここでは不要なので省きます。

その日はとても寒い日で、首元をさらけ出していた私は、まんまと風邪もひきました。(コロナとインフルは救急搬送時に検査をして陰性)

毎回風邪をひくと咽喉をやられてしまうのですが、今回も違わず、むしろひどくなり、咳の一方的攻撃で声が出なくなり、肋骨を疲労骨折するにいたり、文字通りのズタボロ状態です。


周りに話して気づいた2つの反応

周囲に話す機会があれば、「こんなことがあったんだよー」と、ことの顛末を話します。すると主に2つの反応があることに気づきます。

1つ目の反応

「大変だったね~」「大丈夫?」「何か手伝えることがあれば何でも言ってね」「そりゃひどいことになったな」「そんな大変な時に●●をしてくれてありがとう」などの気遣ってくれることばの数々。

2つ目の反応

「あ、自分も昔、ソレになった」「自分の先輩がソレになってだいぶ痛かったみたい」「自分の親がソレで結構つらかったみたい」「自分もこないだソレになって、しんどかった」などなどの自分の体験談や知人の話の数々。

とくに、2つめの反応をした人の全員に共通したのは、1つ目の反応は皆無で、自分の話に変えていたこと。本人に悪気は無い様子です。

2つ目の反応を聴いた私は、その話を拾い、そこに反応し、その話を聴き、広げる側に立ち位置を変えます。内心、(私の話はどこへ行ってしまったのだろう?)と思いながら。


体験から腹落ちしした「共感」

ここで、腹落ちしました。

私は(恐らく、たいていの人は)、何かの話題を提供する時には、何らかの反応を期待しています。それがポジティブであろうが、ネガティブであろうが。その反応のひとつが「共感」です。

「共感」の反応が、前述の1つ目の反応です。

2つ目の反応のように、自分の投げたボール(話題)に対して、共感という反応がないと、こんなにも残念な気持ちになり、会話が成り立たないな、と思ってしまうのです。

対話をする際に「共感」がいかに大切であるか、再認識させられたできごとでした。

そして、私は「共感」してほしい人間なのだな、と心底思います。

男女別統計(自分しらべ)

自分統計になりますが、この話を数人(10名ちょっと)にしたところ、大変興味深い、そして一般論を自分なりに裏付けるような結果が出ました。

<自分統計の結論>
男性の100%は2つ目の反応でした。
女性は反応は分かれましたが、多くは1つ目の反応でした。

自分しらべ(2023.12)


一般論としては、男性は共感しない、共感できないという記事を目にしますが、実体験としては同意です。

これらの男性の反応の心理を知りたいと思っており、次の自分しらべの課題です。もしかしたら彼らなりの「共感」なのかもしれません。

【参考】「共感」に関する論文を発見

ちなみに、性別における「共感」についての学術的な発表はあるのかちょっとだけ調べてみたら、あるんですね。

『共感についての臨床心理学的研究 法則定立的研究と個性記述的研究の相補的結合をめざして』
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/68754/1/D_Kakuta_Yutaka.pdf

角田, 豊. 共感についての臨床心理学的研究 -法則定立的研究と個性記述的研究の相補的結合をめざして. 京都大学, 1997

私の体験値を裏付けるものでも何でもないです。けど「共感」について研究調査している文書があることに驚きましたし、13年年もの月日をかけられていることにもさらに驚きました。

ここで詳細や感想を述べると本記事がブレてしまうので、別の機会に読み込んだ感想をお伝えしたいと思っています。正しく読み込めるか不安ですが。


最後までお読みいただきありがとうございました。
株式会社シールズ


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