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またグラフィックもやってみたい

今日はリゾートバイトの友達と、
金沢に旅行に行きました。

21世紀美術館をめざしていたのですが、地震の影響により展示が一切開催されていませんでした。地震の影響を改めて思い知らされました。

しかし、それによって『国立工芸館』なる建物があることを知りました。
しかも常設展以外に、企画展がやっておりとても面白そうでした。

企画展のタイトルは『印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1 9 5 7 - 1 9 7 9』と言うものでした。

工芸以外にもそのような二次元的な展示を行なっているとのことで、すごく面白く感じたのですぐに行こうということになりました。ぜひ、近くに住んでいる方は行ってみてください。

行ってみるとやはり当たりの展示という感じがしました。自分の感性にバッチリハマるような展示でした。

一番よかった作品の写真だけ載せようと思います。

靉嘔『「レインボー北斎」ポジションA 』

この展示自体は撮影可能なゾーンが多い印象でした。ぜひ写真が好きな方も訪れて欲しいです。

かっこいいグラフィックを見るとテンションが上がります。
またデザイン界の中で本当に尊敬している横尾忠則さんの作品も展示されていて、かなり満足できる内容でした。

考え込まれ作り込まれたグラフィックは、視覚的な反応を超えて脳髄の反応を引き起こすそうです。

印象派が勃興して以来、視覚的な作品は網膜にとどまっている。印象主義、フォービズム、キュービズム、抽象など、いつも網膜的な絵画だ。その物理的な関心、つまり色彩の反応といったものが脳髄の反応を二のつぎに置いている。このことは以上の諸運動のすべての主役に当てはまらない。彼ら網膜の域を超えている。

マルセル・デュシャン(Marcel Duchamp、 1887年7月28日 - 1968年10月2日)

本当に考え尽くされた作品は視覚的な刺激に留まらず、精神に作用し快感を引き起こすとデュシャンがいっているのを今日知りました。

この考えは僕にはありませんでした。
これは今日における現代美術のコンセプト重視の考え方につながっているのだと思います。

僕は視覚的に面白い作品が作ればなんでもいいと思っていました。
それこそ横尾忠則さんやバスキアとかにはむしろ、コンセプトから解放された精神の自由性を個人的には感じています。だから、そういう作品がいいものだと考えていました。


昔作ったコラージュ

だからコラージュも好きでよくやっていました。
精神的に自由な作品を作りたいと今でも考えています。

しかし、もっというと精神に作用するな作品が作れれば一番いいですよね。
そんな脳が痺れてしまうようなものが作れれば本当に楽しいと思います。

音楽も作って、グラフィックも作って双方向から脳を攻めれるようになればより良い作品が作れるという気づきがありました。
国立工芸館すごく面白いのでぜひ皆さん行ってみてください。

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