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祭りと健康

鎮火祭(ちんかさい)という祭りをご存じでしょうか?

はなしずめのまつりとも言います。

古代からある祭りのひとつで、遠き時代大和の国に始まったとされています。

古代わが国では、春(旧暦)、花の飛散するのに伴って疫神が四方に四散して病を起こすと考えられていたようです。これを防ぐために疫病除けの神事として、花咲き散る季節に行われた重要な祭祀です。

今でもこの季節、いろいろに呼び方を変えて各地で行われています。

桜の枝、的射の行事、弓、矢などが散見される祭りで、華鎮祭(げちんさい)、結鎮祭(けいちんさい)とも呼ばれる疫病退散、疫病除けの道切のまじないです。

きっとお近くで思い当たるお祭りに出会った方も多いと思います。
 
この春先は、持病をお持ちの方が、症状が重くなるというのをよく耳にします。

この季節は一年の中でも自然が一番めまぐるしい動きを見せます。

ゆっくりと時間をかけて移り行くのが季節ですが、この時期に限って、数日で一変してしまいます。

咲いて散って、あっという間に新緑の世界に一変します。この気脈の変化のスピードに私たちの身体がついて行けないのかも知れません。テンションが高くなる方が多いようですね。

この様に気候の変わり目などと言っておりますが、このお祭りは古代からのメッセージなのでしょう。この時期健康診断をお忘れなく。

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