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42歳左腕「刺激しかない」。若手を教えながら、自らの進化にも期待。ソフトバンク和田投手が合同自主トレへ意気込み。進化へのどん欲な姿勢が大切

42歳の左腕投手はまだまだ進化へどん欲だ。若手選手との合同自主トレで塾長を務めるのは、ソフトバンク和田毅投手だ。教える側でありながら、自らにも「刺激しかない」と意欲的。いつまでも進化し続けようとする姿勢こそ、若手投手が学ばなければいけないことかもしれない。

和田投手は2003年にプロ入り後、日本で16年投げ158勝、メジャーでも2年で5勝を挙げたベテラン左腕。

球速は150キロに満たないが、ボールの出所が見えにくい投法で打者をほんろうしてきた。このピッチングこそ、和田投手にとっての武器。レジェンド松坂大輔さんと同い年で最後の「松坂世代」の選手だ。

今回の自主トレには、塾長の和田投手を含め計16人が参加する。開催6年目で最多の参加数だ。

参加者には昨季大化けした阪神の大竹耕太郎投手もいる。現役ドラフトでソフトバンクから阪神に移籍した1年目で12勝を挙げ、阪神の日本一奪還に貢献した。

若手投手にとっては、大竹投手の大化けは関心事だろう。どうすれば結果を残せるのだろう。大竹投手から話を聞ける機会はそう多くない。今回の合同自主トレは貴重な機会だ。

長く活躍を続ける和田投手。昨季一気に花開いた大竹投手。若手選手には「生きる教科書」から、どん欲に学んでほしい。

むしろ塾長の和田投手こそが一番どん欲かもしれない。長くプレーしていると自分への鍛え方が固定化しかねない。若手の積極的な姿勢を見ながら、和田投手自身が切磋琢磨する機会にもなる。

和田投手にとって、パリーグ40代左腕で初となる二けた勝利が今季の目標となる。昨季は8勝。ソフトバンクの小久保裕紀監督は和田投手を今季の開幕ローテーションに入れることを明言している。1年間投げ続けられる体力強化がマスト事項になる。

合同自主トレは6日から長崎でスタートする。参加選手は、どん欲な姿勢こそ成長への最大要因と和田塾長から学ぶに違いない。

和田塾から今季ブレイクする選手がたくさん出てほしい。そして塾長もさらなる進化を遂げてほしい。進化はいつまでもできるのだ。

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