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"教育系" note まとめ

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"教育系" noteのまとめです。
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2021年8月の記事一覧

「書けないお悩み相談室」に寄せられた質問への回答──編集をめぐる雑感⑦

先日、代官山 蔦屋書店主催で『ライティングの哲学』の出版記念イベントがあった。参加者の方から執筆に関する悩みをたくさんいただいたけれど、時間がなくて触れられないものも多くて恐縮。 というわけで、質問に答えてみました。明らかにぼくに向けられてないもの・答えられないもの(小説の書き方など)は外したけれど、ほかはだいたい全部回答したと思います。よければどうぞ。 ◯悩みを悩みとして書くことができず、悩んでいます。悩みを悩んではいるのですが……。書こうとするとその悩みを否認してしま

【オンライン版】身近で気になる昆虫展(前編)~身近で気になる昆虫ランキング Best 50~

浜松科学館では夏の企画展「身近で気になる昆虫展」を2021年7月20日~8月31日の期間に開催しました。 そんな皆さまへ向けて、企画展の内容を前後編でお届けします。 前編では、企画展の中核を担う展示物である「身近で気になる昆虫ランキング BEST50」をご紹介します。 ※後編では「身近で気になる昆虫ランキング BEST50 」に登場する昆虫たちを主人公に、昆虫の色形・生態・進化の秘密をご紹介します。 このランキングは科学館の生き物博士が個人的に運用しているTwitte

【古典ギリシャ語をはじめませんか?】第1回:意外と身近な古典ギリシャ語

堀川宏 なんとなく心惹かれるけれど「難しい」とも言われる古典ギリシャ語ですが、実際に学んでみると楽しいことが色々あります。このnoteでは私が面白いと思うことを中心に、あれこれ記してみようと思います。ぜひくつろいだ気持ちでお読みください。  α、β、γ、δ ...... このようなギリシャ文字は、数学や物理の教科書などで、また最近では新型コロナウィルス関係のニュースでも目にします。英語などで馴染みのあるラテン文字とは一風変わった、独特の見ためをした文字の姿に、なんとなく憧

わかっているつもりの「人の話を聞く」ことの大切さを、優しく丁寧に、かつ徹底的にガツンと叩き込んでくれる本

本や雑誌を作っていた頃、世の中、読みたい人より書きたい人の方が多いんじゃないいかと思うほど、頻繁に「書きたい人」からの連絡があった。ある文芸誌が小説賞の作品を募集したところ、その雑誌の発行部数よりも多い応募作品数が集まったという笑えない話を聞いたこともある。情報の発信は情報の受信より上位の行動だと思われている節がある。 おそらく、聞くことよりも、話すことの方が苦手だと意識している人の方が多いのではないだろうか。だからこそ、書店には「話し方」の本が溢れ、ビジネスの現場でも逆に

【古代オリエント1】 オリエントとは・・・

●世界史シリーズ Sec.1  「世界史」のベーシックな通史を,できるだけ因果関係明らかに,適度にくわしく,しかしマニアックにならない程度に記していくことを目標としています。  原則として,高校「世界史B」のカリキュラムをベースに進めますが…  700万年にも及ぶ「先史時代」はいったん省いて,「古代オリエント」から始めます。  直立二足歩行の人類誕生に始まる「先史時代」は,本来,人類学や考古学の範疇にあって,歴史学(文献史学)では扱えない領域だからです。  まずは,

中国政府の塾禁止命令により教育産業が激震中。塾、先生、親、子供への甚大な影響

今回は中国政府による教育産業への規制とそれに伴う影響についての話です。最近、中国の学外教育産業はオンライン・オフラインを問わず大きく揺れています。国の政策や規制によるものです。 ↑tiktokの運営会社であるバイトダンスの子供教育事業「瓜瓜龙」が、上半期の大規模求人から一転、今は大規模リストラです。 政策の内容自体は日本でも多少報道されているようなので詳しくは触れません。簡潔に言うと、今回の規制は「教育という国の将来を左右するものに過剰に資本を入れることはよろしくない」と

現代文の授業をデザインする話

私が担当する現代文の授業では、ここ数年、反転授業を組み合わせています。なぜ反転授業を取り入れようと思ったのか、また、具体的にはどのような流れで行っているのかをお話しします。 なぜ、反転授業を取り入れているのか反転授業を取り入れるようになった理由はいくつかあります。 1.授業時間が限られる中、できるだけ効果を高めたい 授業時間は限られています。1年生の必修科目である「国語総合」は、どの学校もおよそ週に4〜5単位(時間)が配当されていますが、古典の授業に割く時間がどうしても

博士課程学生が就職活動する際にもつべき5つのマインドセット: Neuromatch AcademyのIndustry Panelを終えて

先日Neuromatch AcademyでIndustry Panelでトークをお願いされました。 他のメンバーは、インド出身の人たちで、他のアジアの事例も含めてこう言った機会で色々お話しできるのは本当に良かったと思いました。 トークの直後あるヨーロッパの方からLinkedin経由で非常に丁寧なメッセージを頂きました。Scienceにも筆頭著者になっている方で、他にも多くの有名雑誌に論文を載せている方でした。丁寧な質問してくださり応援したい気持ちになりました。 私は優秀

考え動く: think future, make my story

小学校のPTA関係で、『子どもとICT(Information and Communication Technology)教育』に関する研修会を、後日視聴の形で学びました。 私たち親世代はネット環境のない、allアナログな世界だったのが、一気に様変わり。コロナ禍もあってオンラインでの作業・学習が日常に。 子どもとネット、子どもとyoutube、子どもとゲーム、子どもとスマホ、、、とにかく皆が悩むところ。我が家もしばしば「家族会議」します。 参加した研修会で子どもとICT

※終了|夢を叶えるための文章表現(山邊鈴さん) #noteフェス

こちらのセッションは配信終了しました!ご覧いただいた皆さん、ありがとうございました。アーカイブ動画は下記より視聴いただけます。 ▽当日の様子がわかるイベントレポートはこちら 2020年、高校3年生の時に公開したnote「この割れ切った世界の片隅で」が話題になった山邊鈴さん。地域の教育格差や社会の分断を、等身大かつ切実につづった表現が多くの人に届き、執筆活動やイベント登壇など活躍の幅を広げました。そしてこの秋からは、ウェルズリー大学へ進学。希望の進路に進むために、また自分の

「書く=読まれる」は大間違い!|次世代を生き抜くスキル『書く力』

※ちょっと辛口です。 前回、会社の看板がなくなると「書く力」がいかに大切かわかったことを書きました。 会社での「書く」は別物会社勤めをしていた頃の私、「書くのが仕事」というくらい毎日文章を書いていました。経営企画や海外事業の稟議書から経営陣向け説明資料など、ひとつの案件につき数百枚の文章を書いていました。 それなのに、自分で事業を立ち上げるとなると、この会社での「書く力」だけでは通用しなかった。会社の看板がなくなってから必要に迫られた「書く力」は、会社のそれとは全く別物

仕事の大事選3つ。意地でも寝る・意地でも休憩・徹底的に作業環境

仕事をする上で特に心掛けていることはこの3つです。 ①睡眠 ②休憩 ③環境(作業環境) ①睡眠寝ましょう。 まず寝ましょう。 寝ずに仕事なり勉強なりをして「やった感」を出す技もありますが、長期的に見るとやはり認めるに値しないです。 翌日は確実にパフォーマンスは落ちます。 まぁはっきり言って、寝てから来てください。 仕事上やむを得ない場合もありますが、それを自分の成功体験としない方が良いです。 自分の行動を自分で強化しかねません。 つまり「寝ずにやれば終わる」という

頭では理解できても納得できないとき、何が起きているのか

柴田(@4bata)です。これは忘れがちなので書きました!詳しく知りたい人は、田坂広志さんのyoutubeを聞いてください。 表向きは論理的に話しているが、心の姿勢として「これすごいでしょ、褒めて!」となっているこれ、聞いてる側はなんとなく「褒められないのかな」「批判を受け入れないだろうな」と分かったりするのが不思議だ。 それに対して、相手が「論理」で指摘をする。 表向きの内容は正しいが、自分の「心の姿勢」として望んでいる状態とは違うというメッセージも受け取ってしまう。