マガジンのカバー画像

"教育系" note まとめ

2,818
"教育系" noteのまとめです。
運営しているクリエイター

2021年10月の記事一覧

コミュニティに参加して、息を吐くようにアウトプットをしようと思った話

「これは誰かを傷つけるのでは?」 「こういうことを書いたら焦る人がいるのではないか?」 嬉しかったことやよかったことを書くときでさえ、いろいろなことが気になってしまいnoteを書き出してもまとまらない日々。noteの下書きばかりが溜まっていき、今確認したら、145本もあった。 コルクラボって? 数ヶ月前から、佐渡島庸平さん主宰のオンラインコミュニティ「コルクラボ」に参加している。佐渡島さんは編集者として「宇宙兄弟」や「ドラゴン桜」などのヒット作を生み出している方です。

「会話」を可視化すると面白い

突然ですが、ハークネス・メソッド(harkness method)という単語を耳にしたことありますか? この言葉、「海外のトップスクールではぁ〜」というマウント攻撃に使われる枕詞として界隈では有名だったりします。 実際、普及率がどれぐらいなのかは不明なのですが、有名どこのガッコウではこの教え方をウリにしているところが多いです。 こんな感じです。 泣く子も黙る、東海岸の名門フィリップス・エクセター・アカデミー 西海岸の名門、ケイトスクール What is the H

「教育」と「地域づくり」を追求した2人の新卒が選んだ道【地域おこし協力隊×社会教育士】

今回は、北海道浦幌町の地域おこし協力隊として中高生の探求的な学びづくりに取り組む古賀さんと上野さんに、「社会教育士」に興味を持ったきっかけや、現在の活動にどのように社会教育が活かされているのかについてお話を聞きました! [北海道] 浦幌町 地域おこし協力隊 古賀 詠風さん (写真左) 1996年北海道遠軽町生まれ、高校卒業まで田舎町で過ごす。北海道大学教育学部社会教育専攻として学ぶ傍ら、「カタリバ」という活動に関わるなど、学校教育だけでない教育のあり方に触れる。卒業後、地域

KSTN(きょうそうさんかくたんけんねっと)

OECD・文科省協力のKSTN・きょうそうさんかくたんけんねっと オンラインミーティング(関係耕し会)に参加(2021年10月17日) 前回はフォローアップ・オンライン・ダイアログに参加(2021年10月1日) 次回は2021年10月24日(日)20:00〜 SCの大学生の方々からKSTNのプロジェクトの変遷やビジョンについて OECD東北スクールの実践から、ISN(国際スクールネットワーク)の取組やISIF2017、2020、ISN2.0、OECD E2030やラーニン

【ルールメイキングPJの現状に感じる危惧】

経済産業省『未来の教室』事業とNPOカタリバと「note」が連携して、 #みらいの校則 というキャンペーンを始めた。 (このルールメイキング Project には賛成なのだが、課題を感じたので、やや辛口で、問題提起したい。このProjectが成功するためにも) 1.そもそもの主意 「学校の校則を自発的に考えてもらおうよ」 という話が、そもそもに始まった理由は、 「『おかしいと思ったことは考えて、自分たちで良くして行こう』ということができない児童生徒が増えている。ルールメ

学校教員のための「教育DX」のお話

ちらほら聞こえてきた、「教育DX」という言葉。 私ごときのどこの馬骨で、ごんぎつね好きなおっさんが語るのも、誠に誠におこがましいことなのですが、「教育DX」についてお伝えいたしたく。 8,000字超えた駄文となりますが、お付き合いください。 ちなみに、記事のトップに使用した図の元は経団連の『学びのDX』です。 直近ですと、「教育DX」について話を聴ける(無料の)機会は… なんだか、リンクの連携(Facebook側に問題あり?)が上手くいかないので、画像を貼っておきますが

公立高校の教育困難校や進路多様校の成り立ちと現状、そして教員として働くこと

 高校といえば、クローズアップされるのは進学や大学との接続や大学入試のことで、この件に関して話題になることは少ないですが、教育の中では重要な課題であり、社会的にも理解を深めて充実させていく必要がある個人的には思っています。  あまりうまく表現できないのですが、学ぶことが得意でない大人は、仕事や生活で自分に適合した選択ができず、つまずき、賢い消費活動ができず貧困に陥るみたいな、または、社会的に見て不利益を被っているみたいなことが起きていると思うからです。 公立高校に教育困難校

「行かないとダメって言われて行く投票にどんな意味があるんだろう?」高校生たちと話しながら考える、#私たちの選挙

初めて選挙の投票に行ったのは2年前、大学4年生のとき。 「選挙には行かないとダメですよ」 いつも優しい先生にものすごい剣幕で言われたので行ってきた。 でも義務感だけで意味もわからず投票に行ったので、結局その後も政治は私から遠いまま。 そんな私が、今NHKのディレクターとして、次の衆議院選挙で若者の投票率を上げるキャンペーンの取材をしている。 先生にもう一度聞きたい。 「投票の意味ってなんですか?」 選挙報道が苦手です私はコロナ禍の去年、2020年4月にNHKに入

第二言語教育学への誘い ─ 一人の日本語教育者からすべての第二言語教育者をめざす人へ(全12回)

第1回 イントロダクション ○ 応用言語学の時代  わたしは、教材の開発や教員研修なども含めて外国人に日本語を教えるという仕事にずっと携わってきました。しかしながら、専門は、日本語学や社会言語学などではありません。第二言語習得研究でもありません。自分の専門は、第二言語の習得と教育の内容と方法を考究するという意味でこれまでは第二言語教育学と呼んできました。その行き着いたところが、バフチン(Mikhail Bakhtin, 1885-1975)の対話原理の研究とその第二言語教育

カナダの教育についてよく聞かれる質問に答えてみました!

こんにちは、カナダ、バンクーバーの公立高校で数学教師をしている梅木卓也です。今日はカナダの教育についてのウェビナーでよく聞かれた質問について書いてみたいと思います。 カナダの教育は州管轄って本当ですか?はい。これは本当です。カナダの教育は州の政府の管轄です。内容の詰め込みからスキルやコンピテンシーを重視する生徒主体の教育へと転換している僕の住んでいるBC州。 すぐとなりのアルバータ州では、逆行する内容の詰め込みや、多文化への配慮にかける白人中心なカリキュラムへと舵を切ろう

EdTech と教育改革(5) 〜 スタディ・ログとアウトカム評価 〜

私たちがめざしている教育分野でのデジタル化とは、子供たちへのSTEMあるいはSTEAM教育の拡充、そしてデジタルを使いこなすために必要なプログラミング教育に加えて、子供たち各自の特性に応じた最適の教育の提供をめざす「個別最適化」を実現することです。 これまでは、子供たち一人ひとりの特性の把握は、専門職である教員の経験と努力に委ねられていましたが、多様な特性を持つ子供たち全員についてきめ細かくそれを把握することは、過重な職務に追われている多くの教員にとっては限界があります。

「枯れた技術の水平思考」を身に付けたいので約5000字でまとめました

日本の国際競争力は低下の一途だといわれる。創造性豊かな発想力のある人材が極端に少ないとはよくいわれること。校則の名のもと学校が閉塞的な雰囲気で、生徒の自由な発想の芽を摘み、そうしたお仕着せのルールに従い同調する人間を育ててきたのも遠因の一つではないか。 仕事に求められる能力は「オペレーション」と「イノベーション」の2種類のみである、という極論が私は結構好きです。 ミス無く素早く終えるのが「オペレーション」なら、ミスをしても良いし時間がかかっても良いから儲かる方法を発見する

新之介さん最新刊「地形散歩のすすめ」一部先行公開!

『凹凸を楽しむ 大阪「高低差」地形散歩』『ぶらり大阪「高低差」地形さんぽ』などの著者であり、ブラタモリの案内も務めている新之介さんの最新刊『地形散歩のすすめ―凸凹から街を読みとく方法』が11/1に発売となります。 どこのまちへ行ってもすぐに使える地形散歩の一般教養を詰め込んだ本書の一部を先行公開いたします。是非ご覧ください! ●タモリさんから学ぶ「地形散歩」の楽しみ方  NHKの「ブラタモリ」は、タモリさんが全国各地をブラブラ歩きながら、地形や地質、町に残された歴史の痕

数学における「自明」の意味

一昨日、数学における「自明」の意味について ツイート したところ一定の反響がありました。 数学の教科書において「自明」「明らか」といった言葉は頻出でありながら、本文でその意味がちゃんと説明されることは稀で、結果としてそれらの言葉を 誤解 している人や、それらの言葉が使われることに 圧力・反感 を感じる人も一定の割合でいるようです。 この記事では、その言葉の意味を説明すると共に、なぜそれらの言葉が数学において必要であるのかを解説してみたいと思います。 背景三日前、 数学系