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ドラマ『おい!!ハンサム2』の変わらない世界観にまたどっぷり浸ることができる幸せ♡

主演吉田鋼太郎というだけで興味が沸いたドラマ『おい!!ハンサム』。期待を裏切らないオンリーワンの世界観で、愛に溢れたファミリーコメディでした。

まさかの”Seasn2”が始まりましたね!このドラマは、なんといってもキャストが絶妙なバランスで最高です!

吉田鋼太郎演じるパパ・伊藤源太郎。「男を見る目がない」共通点を持つ娘たちの幸せをひたすら願う、融通の効かない”ハンサム”な説教大好きおやじ。でも憎めない愛すべきキャラ。

木南晴夏演じる長女・由香。不倫体質で男には困らなかったはずなのに、仕事は絶好調でも最近恋愛は絶不調の恋愛迷子。どこか冷めて達観してる風な口調が特徴。

佐久間由衣演じる次女・理香。わがままで横暴な夫の不倫で離婚し、バツイチ。でももう一度恋がしたくてもがいている真っ最中。感情の起伏が激しいタイプ。

武田玲奈演じる三女・美香。一度は漫画家志望のヒモ&ダメ男からエリートサラリーマンに乗り換えたものの、″モラハラ男″と判明して元サヤに収まりヒモ&ダメ男と同棲中。

そしてMEGUMI演じるママ・千鶴。いつも飄々としながら、傷ついた娘たちが実家に戻ってくれば快く迎え入れ、夫を立てながらも最後にボソッと金言を言ってお株を奪ってしまう実は一家のまとめ役。

この五人が食卓を囲みながら会話するシーンが、なんともいえない唯一無二のいい味かもし出してくれるんですよね。”Seasn2”でもそこは健在でした。

娘たちが同じドラマの録画を観にバラバラに実家に帰ってきて、すぐに机に置かれる芋けんぴとお茶。それをつまみながら、娘が帰るごとに最初に戻されるドラマを何度も観直すシーン。こういうのありそうでなさそうで、でもこれが伊藤家の日常(笑)。

翌朝、首を寝違えたパパがコルセットをしたままみんなで朝食。焼き加減の好みが違う三姉妹の”時間差焼き”の目玉焼きがきれいに並んだフライパン。食べ始めたらそこから始まるパパの説教。これこれ!懐かしい!

このドラマは、家庭のことだけではなく、パパの会社での仕事ぶりもきちんと描かれるのがいいんですよね。

今回も、とあるプロジェクトでの商業プランナー候補二名のプレゼン・シーンが出てきました。両者の対照的なプレゼンを比較して、どちらがこのプロジェクトにふさわしいのかをしっかり見極めたパパの千里眼はお見事でした。

その夜「いい男を見極められているか?」から始まったいつもの”ハンサム”な説教。途中「もう首も痛いんだから、無理していいこと言わなくてもいいんじゃないの?」というママの冷静かつ的確な突っ込みがまた絶妙でした(笑)。

「手書きのメモは信用しないのに、パソコンで打ち出された資料は信じてしまう。見た目偉そうな人を中身も偉いと思ってしまい、自己アピールが下手な地味な人は下に見てしまう。そういうことはないか?見た目に引きずられるな。

見かけのいいもの、ピカピカツルツルしたものには確かに目を奪われがちだ。でもそういうものだけを求めては、見失うものだってあるんじゃないか?その、ツルツルピカピカしたものの陰に、大量のゴミやムダが生み出されているのかもしれない。

娘たちよ。安易に人をみくびってはいけない。軽く見ていた人が実は中身の伴った人だったり、気の毒に思ったような人が、実は私たちよりずっと幸せだったりするかもしれない。時代は変わる。尺度も変わる。流されるな。分からないことを批判するな。視野を広く持て」

ドラマ『おい!!ハンサム2』第1話より

パパの”ハンサム”な説教が心に沁みました。上辺だけのキレイさに惑わされないよう、自分の”心の目”を信じていこうと思いました。

コメディでありながら、ありがたい教えもたくさん散りばめられているドラマ『おい!!ハンサム2』。変わらない世界観にまたどっぷり浸ることができて幸せです♡

なんと6月には劇場版が公開されるとのことで、これはぜひ見に行かなければと思っています!!

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