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【Iパス本を写真11枚でレビュー】出るとこ!ITパスポート教科書+問題集

出るとこ本は、「出題頻度」の分析に基づいています。

出題頻度が高い問題は、あなたが受験した時に遭遇する「再現性の高い問題」。

出るとこ本では、頻度順に章が構成され、練習問題も並べています。すぐに大量の得点源をゲットできる本です。

正直、本を買った直後はモチベが高くても、「最後の方は読み切るのに苦労した」経験はありませんか?

他の本では一番問題数の高い「ネットワーク」「セキュリティ」を最後にしているので、大きな得点源を作りにくい方もいます。

しかし出るとこ本では、最初に学習。練習問題も出題順。

よって、モチベの高いうちに得点源・再現性の高い問題で学習できるのが大きな魅力。とはいえ、初見では少し理解が必要な部分もあります。

このNoteでは、11枚の写真を使って解説しましたので、ぜひ購入の参考にしてくださいね。

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出題頻度順に構成されている


出るとこ本は、出題回数の多い順に章が構成、練習問題も編成されているのが、他の本にはない特徴です。

ITパスポートには出題の偏りがあります。

  • 幅の広いテーマから多くでる(ネットワークなど)

  • 新技術の導入に積極的(AI、NFTなど)

  • 必ず出る用語がある(OSS、PDCAなど)

他の本では、挫折しにくいようマネジメントから入り、よく出るのに難しめのネットワーク・セキュリティは最後。緩やかに勉強を始められる反面、最後の重要テーマでの息切れしないか不安でした。

しかし、出るとこ本は、よく出るテーマ・用語から。

「出題回数が多い = あなたが受験した時に遭遇」ですからね。まとまった得点源になりますよ。

 



思い切った章構成


出るとこ本の章構成は挑戦です。

テクノロジー分野の最初に「ネットワーク」と「セキュリティ」を配置してます。他の本では最後(栢木本だけ中盤)。

実際に「いちやさ本」では、一番出題されていると分かっていながら最後に配置しています。

ネットワークとセキュリティは、最も出題されるテーマですからね。勉強に疲れた終盤よりも、やる気満々の序盤に配置したのは適切です。


では、「難しいテーマを最初に持ってきて大丈夫かな?」と不安になりますが、出るとこ本は知識なしでも理解できる工夫をしています。

私たちが日頃使っている事例を題材に、裏で働いているITの仕組みとして解説している点がうまい。新幹線での電話・スマホでの動画閲覧などです。

前提知識が技術でなく日常なのが上手いです。また、初学者でも分かりやすいように、図解を多くし、用語も表にまとめて閲覧性を高めていました。

出るとこ本の「体力とモチベがある最初のうちにハードルを超える」挑戦は成功していると感じました



出題順の分野別問題


練習問題は3分野の末尾。合計98問(T31+S40+M27)。

※T:テクノロジー(IT)
※S:ストラテジー(会社経営)
※M:マネジメント(開発や管理)

しかも頻出順に掲載しているのが最大の特徴。 

「出題回数が多いので、あなたが受験する時も出るでしょう」という戦略ですね。

私のNoteでも、>>AIは毎回5問<< や >>バイオメトリクス認証は必ず1問<<なと出題数に注目して解説しているので共感できます。


さらに、問題演習後の復習を楽にする工夫もされています。

出題順・講座ページ・問題番号の一覧表で紐づけされてます。見返すページを索引から探さなくても良いですね。

他の本だと、問題文のキーワードからイチイチ「どこに載っているかなぁ」と探すので「手間だなぁ」と思っていました。索引になかったり、別名で載っていたりしますから。

この一覧表・頻度順問題だけでも購入価値があります。


欲をいうなら、各問題にもページ数書いて欲しかったですね。自分で書きこむのも勉強としましょう。



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文章の書き方


出るとこ本の見出しや文章構成は少し特殊です。

例えば「耐タンパ性」。いちやさ本の見出しは「耐タンパ性」ですが、出るとこ本では「鍵はどこに保存しよう」です。

理由は赤フィルタ対応と分かりました。

いちやさ本では、見出しに「耐タンパ性」があるため、赤フィルタで消せません。また文章も「耐タンパ性とは~」と暗記カード的な解説文で、覚えてないときに周囲の文章から推測もできません。

他の本では、単なる丸暗記になり勝ち。用語と解説文の丸暗記は、不合格になる学生さんによく見るケースです。


一方、出るとこ本では、見出しではなく文章の途中に用語があるため、赤フィルタで隠したときに学習効果が期待できます。

文章が長めでヒントがちりばめられています。話の流れや周囲の言葉から推測でき、記憶がより強固にできます。


実際の用語問題では文章は変わります。文章の流れ・周囲の言葉から用語を推測できる方が、より粘り強く正解できます。




書籍として


出るとこ本は、出題頻度順の章構成と練習問題、赤フィルタで隠したときの学習効果が魅力です。

ただし正直、「読み込んみて初めて分かる魅力」でした。

つまり、初学者の方には「単に文章長めの本」止まりで生かせない可能性があります。

実際に私の第一印象は、「意味のない見た目」「若干完成度が低い」を経て、「初学者の方にも良さが伝わりにくい本」でした。



手持ち9冊のうち唯一「裏写り」した本


最初に気になったのは、裏移りです。

紙が薄いとは思いませんでしたが、おそらく紙が真っ白なので、真っ黒な裏ページの文字が映えるのでしょう。

集中力が削がれるほどではないですが、気になる方は一度書店で手に取ると良いかもです(写真では分かりにくいかもですので)。



若干、赤配色がキツメ


次に気になったのは配色です。

赤フィルタ対応なので赤文字があるのは理解できますが、囲みや扉まで赤いです。すこし目に痛いかも。

少なくとも表の罫線を赤にする意味はないので黒で良く、背景は灰色では見にくいので白で良いと思いました。


私は落ち着いた色が好きです。

私が初学者にお薦めしている3冊は、どれも灰色気味の紙・ベージュが基調。重要ポイントだけ赤文字です。

気になった方は、写真付きレビューを見てくださいね。



図解やセリフはイマイチかも


図解は小さめ・固めな印象です。

「分かりにくい」ことはなかったですが、もう少し楽しみや有益さであっても良いと思いました。

個人的にはネコはかわいいとは思います。しかし、「理解を助けること言っているか?」には疑問です。もっと大事なこと、気が休まることをしゃべって欲しいです。

大きな図解が良い方は「いちやさ本」、イラストのような楽しい図解が良い方は「キタミ本」を一度ご覧ください。



本文わきの関連用語までびっしり。


文章が長いのも併せて、若干「詰まってるかな」と感じました。

大きなデメリットではないですが、初学者の方は「補足まで覚える必要がなるのか」と判断できませんからね。多すぎると一層困ってしまいそうです。

補足説明は、一回目は無視して読み切って、二回目以降や過去問演習で間違ってから見返すのが良いですね。

または問題を解いた後でも良いですよ。



翔泳社は信頼できる


少し不安点が残った指摘だったかもしれませんね。

しかし、翔泳社さんはIT本で充分信頼できる出版社です。私の専門学校の教科書にも何冊か使わせてもらってます。

最初に探す出版社は、翔泳社さん・技術料論者さん、それでもなかったらSBクリエイティブさんですね。

あなたも今後、IT関係の資格や技術本を探す時に必ず候補に挙がってきますよ。

出ること本も、出題頻度順の構成など分析に裏打ちされた挑戦、合格に必要な知識はもちろん、例え話も充実しています。

独自の魅力に魅かれたら、安心して購入して大丈夫です。




まとめ | 出題順の問題演習が魅力


出るとこ本の最大の魅力は「出題順の問題演習」。

他にも、赤フィルタで隠したときの学習効果、最初に「ネットワーク」「セキュリティ」がある章構成もあります。

しかし一方で、

  • どうせ全部解くから出題順でなくても良い

  • 赤フィルタの学習を重宝しない

  • 最初に難しめのテーマからやるのはちょっと…

のような方には、ご利益がないとも言えます。


私が学生さんや初学者に無難にお薦めするなら3冊。


とはいえ、出題順はやはり魅力的です。

もし魅力を感じたなら購入して大丈夫です。

「買った後にどうしてもダメだった」としても、出題順の表・練習問題に価値があります。スマホで撮って中古に売って、他の本を買い直しても良いです。

実際、私には出題順表と練習問題が大変良かったですから。


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