大人にがっかりしている
これまでの人生で、大人に憧れたことがものの一度もなかった。憧れるどころか、重度の嫌悪対象だった。意志もなく働き続け、自分が取り囲まれる日常環境に文句を言いながらそれを改善しようとはせず、それでいて子供から批判されると現実をわかっていないと説教を垂れる、ただ力と金を持っただけの邪魔者でしかなかった。
大学生活を通して、大人への嫌悪はより強いものとなる。在学中に会ってきた大人は、どれもこれも自己中心的というかスケールが小さいというか保身しか考えていないようなやつばっかだった。バ