綺麗事
それは綺麗事だ。そんなふうに正しく生きていけるほど人間は強くない。
だったら綺麗事を言うのは意味のないことなのだろうか？
汚くなってしまうよね、仕方ないよね、人間や人生なんてそんなものだよね。
そんなことを言いながら正当化し甘やかして生きていく方が良いのだろうか？
もちろんその人達にしかわからないことはある、所詮人間は自分の人生においての自分の経験からの自分の価値観でしかものを見ることができないのだから。
でも、正しいことを主張することをやめてはいけない。
事実、ずっと正しく生きていける人間なんていない、間違い、挫け、自分を責める、みんなそれは同じだと思う。
むしろだからこそ正しいことを正しいと、間違っていることを間違っていると、言わないとダメだと思う。
それが理想論であり、偽善であり、綺麗事であったとしても。
意地になってはいけない、自分が間違っていることや色々な解釈を受け止めていくことはとてもとても大切だ。ただ、、仕方ないよね、そういうこともあるよね、経験しないとわからないことがあるよね、そんなもんだよね、そういう言葉で誤魔化さず、ちゃんと根本の、本質の、人間として、悪いことは悪いとしておかないと、それこそ何もわからなくなってしまう、一つを甘やかしてしまったらそのボーダーラインはどんどんと悪い方へと向かう、歯止めは効かない。
なので、その主張やその意見は極端に理想的なことを言い過ぎでは？ということを言い続けることは、私は必要であると思う。
自分に関係のない人間にまでそれを押し付ける必要はないけれど、自分に対してや自分の周りの大切な人にはそう伝えたい。