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SMAPと嵐のファンが本気になれば、政権を取ってグループ活動を復活させられることを立証してみた。

2016年、SMAPが解散。
2020年、嵐が活動休止。

平成を華やかに彩った二大アイドルグループが惜しまれながら、グループ活動に終止符を打ちます。報道を聞いた多くの国民がその悲しみを受け入れられず、呆然と立ち尽くしたのではないでしょうか。

私もSMAPのファンでした。

カラオケでは必ずSMAPの曲を歌います。
全メンバーの歌い分けモノマネができるほどです。
今でもiPhoneにはSMAPの曲が数十曲入っています。

しかし、彼らは解散してそれぞれの道を歩んでいます。
多くのファンは彼らの選んだ道を尊重し、応援し続けています。

でも、このままで良いのでしょうか?
どうしたって、彼らの復活を望む気持ちは消えません。
彼らは5人揃ってのSMAPであり、チームとしてのパワーは唯一無二です。

嵐も同じだと思います。
嵐ファンの人だって、絶対に休止してほしくないはずです。
尊重することが「オトナ」で「エラい」と思っているから言わないだけ。

我々にできることは待つことだけでしょうか?
来るか分からないその日を待つだけなのでしょうか?

いえ、違います。
私は「政治」を利用できると考えています。

国民の意見を正当に評価し、強い影響力をもたらす機関。
それが国民の「選挙」によってなされる「政治」です。
民意を大いに働かせる最大で、最強の機関です。

もし、全国のSMAPファン、嵐ファンの力が1つになればとてつもない力になるのではないか。そう思い、今回様々なデータを用いて立証を試みました。

結論から申し上げましょう。
我々が彼らの活動復活をさせられる可能性は、大いにあります

ではこれより立証してまいります。
ご覧ください。


1.「国民的アイドルグループ保護法」の制定

政治を使えば、両グループの活動を復活させられる。
なぜでしょうか?

それは法律を作れるから、です。
私はまず新たな政党「愛獲党(アイドル党)」を立ち上げ、「国民的アイドルグループ保護法」なるものを作る公約を掲げれば良いと考えています。

私は現代の日本において、次なる福祉は「エンタメ」だと考えています。
江戸時代なら衣食住が提供されればそれで幸せかもしれませんが、現代人はそれが満たされても幸福を感じられません。「楽しい」「面白い」といった心の充足が大切なのです。

そのためには大好きなアイドルグループの活動を楽しめる権利だって含まれるはずです。これを憲法に記載されている「基本的人権」と解釈すれば、憲法に則って法律を作ることが可能です。

条文はこんな具合を想定しています。

厳正な国民投票によって選ばれた『国民的アイドルグループ』は国家によってその活動を支援される。メンバーの活動しやすい環境を整備することを第一に考えた支援を行い、止むを得ない場合を除き永続的に国民のためにパフォーマンスすることを原則とする。それ以外での活動停止や解散については、国民投票での過半数以上の獲得でのみ承認される。

つまり、こういうことです。

・国民的アイドルグループは国民投票によって決められる
・グループ活動は国家が支援する
・メンバーの意見を尊重
・止むを得ない場合を除いて、解散や活動休止をする場合は国民投票する

こうすれば、大野くんや香取くんのプライベートに関する充実は認められるでしょうし、メリー喜多川の意見は重要ではなく、メンバーの意見が重視されるため解散には至りません。

多少メンバーの人権を害するかもしれませんが、政治とはそういうものです。独裁政治だって政治なんですから、究極言えば嵐とSMAPを徴兵したり、奴隷にして活動を再開させることだって可能です。愛獲党に政権があればね。

では、続いて「どうやって政権を取るか」について考えてみましょう。


2.何票あれば政権が取れるのか?

政権を取るためには、現政権の「自民党」より議席数を獲得する必要があります。

では、だいたい何票集まれば政権が取れるのか。
第19回参議院議員通常選挙では、比例代表制を用いてこのような結果になっていました。

自民党は2,111万票を獲得し、全体の38.57%を占めました。
この数字に打ち勝つことが出来れば政権を取れる数に値するでしょう。
(もちろん国会は参議院だけではないので、あくまで参考です)

ちなみに、嵐とSMAPのファンってどのぐらいいるのでしょう?
ファンクラブの会員数は以下の通りです。

嵐:245万人(2019年時点)
SMAP:102万人(2016年時点)

明らかに足りませんね…。
しかし、こんなところで諦めてはいけません。

よく考えてください。
「ファンクラブに入らなければファンじゃないのか?」と。

そうです。ファンクラブのメンバーはコアファンですが、ファン全員を定義するものではありません。
それに、選挙の投票においてファンの熱量は関係ありません。
にわかでも、ガチ勢でも、同じ1票です。

じゃあ、大量にいるにわかファンが投票すればいいんです
そうすれば、愛獲党は自民党に勝つことができます。


3.棄権者に投票させよう

先ほどの「第19回参議院議員通常選挙」を参考にもう少しデータを見ます。

選挙とは、投票した数で決まりますよね。
でも、有権者が全員投票するわけじゃありません。
投票した人の意見だけしか反映されていないんです。

この選挙では投票率が55.95%でした。
つまり44.05%の人、述べ4,415万人の人が投票していないんです。

簡単な話、政権を取った自民党の獲得票なんて軽く吹っ飛ぶぐらいの投票されなかった票数がポテンシャルとして眠っているということになります。

もう少し具体的に見てみると棄権者はこれだけいます。

男:2163万人
女:2251万人

彼らは色々な理由があって投票しないのでしょう。
選挙推進協会の発表では最も多い理由は「選挙にあまり関心がなかったから」(23.4%)です。それ以外にも「仕事があった」「適当なものがいない」などの理由が上位に来ています。

今更いう必要もありませんが、そもそも関心が薄いんですね。
その投票の結果何が起きるのか、自分の生活にどんなメリットがあるのか、具体的に実感できないから行かないんです。

でも、嵐とSMAPが活動を再開すると聞いたら?
それってこれ以上ないメリットですよね。
そのためだったらCDショップにも走るし、投票会場にだって行くでしょう。嵐ロス、SMAPロスで会社休むんだったら、復活のために会社休んででも投票に行くでしょう。

つまり、十分に投票させられるんです。
あとは何人投票させられるか、ですよね。

ここは残念ながら仮定での概算です。
周りの女性陣、男性陣を見ている限り、「SMAPが復活する」「嵐が活動を続ける」と聞いて行動に移しそうなのは女性が4割男性が2割程度ではないでしょうか。

やはり高齢者も多いので、女性でも5割を超えることはないでしょう。
孫に言われて投票する人はいるかもしれませんがね。

すると、愛獲党には何票入るでしょうか?
以下の通りです。

棄権者数(男):2163万人*0.2=432.6万人
棄権者数(女):2251万人*0.4=900.4万人
 →1,333万人

なんと、1,333万票も獲得することが出来るのです。
自民党が2,111万票ですから、その差は778万票。あと一息です。

では、あとは投票者から流入させるだけです。
愛獲党の勝利も目前ですね。


4.ノリで投票してる勢を巻き込もう

前項で、投票に行っている人は55.95%だと言いました。
しかし、彼らも明確な意思で投票しているとは限りません。

昨今、国民の政治離れが叫ばれて久しい日本。
「選挙に行こう」という言葉をどこかしこでも耳にします。

しかし、行くことだけが目的になっていやしませんか?
行くだけで「偉い」と言われるのは現実問題そうでしょう。

だからこそ、「とりあえず行く勢」が多くいるのです。
だって政治のことなんてその時だけ少し調べてもわかりませんし、日々政治の流れを追っていなければ理解できません。

そんな基本的に線で見ず、点で投票の時だけ関心を向けるのは「ノリで投票している」に過ぎないのです。
そんなことを踏まえて見ていただきたいデータがあります。

それは「投票者を決めるまでの期間」に関する調査です。

なんと、全体の10.9%が当日に投票者を決め、38.7%が選挙期間中に決めているんです。おそらくこれまでの政治的流れを見ていて、ある程度関心が高く、候補者に投票する人は「選挙期間に入った時」には投票しているのではないでしょうか。

その日には全員の公約が掲げられるわけですから、前提知識があればほとんど決めることが出来るはずです。

つまり、全体の49.6%はノリで決めている可能性が極めて高いのです。
彼らはちょっと聞きかじった情報や、ネットで見た印象、友人や知人のすすめで場当たり的に決めています。演説なんて立ち止まって聞いている人がほとんどいないのを見れば分かる事ですが。

ゆえに、2,111万票を獲得している自民党ですら、その半数はノリで投票されているに過ぎないのです。おそらく安倍さんでそんなに問題起きてないからとか、他に政党を知らないから、とかでしょう。

数字にしてみましょう。

投票者は5,715万人います。
そのうち49.6%、つまり約2,835万人がノリで決めているのです。

その中から778万票を集めればいい。
数字にすると778/2,835=27.4%の人が愛獲党に投票してくれれば政権を取れるのです。

かなり現実的な数字ではないでしょうか。

ノリで投票している人の4人に1人が、
「SMAP、もしくは嵐のファンをまだまだ見たい」
「心の充足を国民に福祉提供するためにアイドルを保護」
という思想に共感してくれればいいのです。

ね、本気出せばいけそうでしょ?


5.最後に

私は今の政治を批判するつもりは毛頭ありません。
しかし、実際問題「少子化」や「介護問題」よりも、「SMAP解散」「嵐活動休止」の方が国民にとってインパクトがあり、悲しい出来事だと思うのです。

バカバカしいでしょうか?
ですが、かつてアメリカでも俳優が大統領になりました。
今はバライティで暴言を連発していた不動産王が大統領です。

国民は「賢い政治」だけを求めているのでしょうか。
いえ、「楽しい政治」「面白い政治」だってあっていいはずです。
賢くっても悪いことはするんだから、どうせならドジでも笑えて愛せる政治の方がいいかもしれません。

これは政治の可能性を広げる『挑戦』です。
今までの常識を大きく逸脱し、鎖国から開国するぐらいの『維新』になるのではないでしょうか。



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