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#494 手に負えない者

「自分より優秀な人間」だけ採用するべき理由
「器の大きい面接官」の選抜に全力をかけよう
安達裕哉さんの記事を引用します。


人を採用することに関して、本田宗一郎氏の含蓄のある言葉がある。

どうだね、君が手に負えないと思う者だけ、採用してみては ── 本田宗一郎

「言うは易く行なうは難し」の見本のような言葉だ。本田宗一郎は「自分の手に負えない者」こそが優秀で採用したい人物と言っている。本田宗一郎の器の大きさを表す話だ。

本田宗一郎のこの言葉は、採用の本質を突いているが、この採用方法は普通の人には実行が難しい。ほとんどの会社は「手に負えない人」を採用しないため、社員以上のレベルの人は、その会社に来ない。能力の高い人物が採用できないのは、自分たちの器が小さいからだ。


自分に出来ないことを部下に求めないようにする。

一見、正しそうに感じる。
しかし、本質は嫌われたくない、
自分より能力があることを認めたくないであろう。

自分で出来ることには限界がある。

プレーヤーと管理者は違う。
管理者は部下が、チームが結果を出すことに力を注ぐべきだ。

部下との勝負ではない。

自分と同じ人間を作る、
自分より能力の低い者だけを採用するならば、
そのチームの未来は暗い。

いわゆる手に負えない者を
マネジメントできるかが本当の管理者だ。

学校もまったく同じ。

言うことを聞かせるではなく、
どんな生徒でも成長させる仕組み作りを。

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