9月10日開催の文学フリマ大阪に持参するため、プリントオンさんで依頼していた、新刊の短歌集『泳ぎ疲れてきみはくらくら』の現物が届きました！

ちなみに当初の納期は8月15日。早すぎるやろ。

今回はじめてわくわくドキドキデザインセットを依頼したのですが、ご存じでない方のために説明すると、このセットはプリントオンという印刷会社さんの特殊装丁お任せ＆表紙デザインもお任せください！というセットなのです。
自分で考えてデザインするのも楽しいのですが、本のイメージにあった装丁と用紙の選び方を参考にしてみたくてお願いしました。

プリントオンさんはいつもお願いしているちょこっとさんよりお高く、一番安いセットと比べたら倍以上価格差がありますが、とにかく用紙の種類が多いのと、素敵な特殊装丁や加工が楽しめる印刷所さんです。
3年前に初めて本を作った時は、とにかくお安く！こだわりもないし！と思ってお願いしたのですが、今回はあまりたくさん本も作らないし私の原点である句集を作ると決めたので、永久保存版にふさわしい装丁で作りたいと思ってお願いする事に。（実はイラストレーターさんや特殊装丁用に貯金してたんです。だから購入される方には常識的な価格で頒布出来るよう配慮しました）

作っていただいた句集は表紙込みで１３４ページ、サイズは文庫版(Ａ６)です。(サイズを選ぶ際にＡ５とＢ５しか選べないですが、Ａ５を選んで備考に書いておくとＢ６以下に指定できます。特殊サイズは相談すれば対応してもらえるケースもあるので問い合わせてみてください)
また、表紙イラストがあってもなくてもデザインしてもらえるので、字書きさんだけじゃなく、漫画の方も良いと思います。
今回はお友達のイラストレーターキュンさんの絵を使わせていただいてます。

表紙はマーメイド。ざらっとした手触りのマットな紙です。
そこに映えるようタイトル文字に箔押しをしてくださいました。
ちなみに下が届いてた元の表紙画像。タイトルはくすんだ赤紫で地味ですよね。

それがこうなりました！↓

ざらざらした紙と、キラキラの箔がお互いを引き立てて美しい！！
表紙の水滴のようなイラストを差してもらうことで、中身のウエットな情感が表現されてるのもまた素敵。光が差してプリズムに見えるところも印刷のデザインなんですよー。
雨とか光の中とか歌に含まれているから、入れてくださったんだと思います。

中身もまた良いんですよ。

四角いアラレのような色紙が散ってます。で、これランダムに入ってるので一冊一冊全部違うんですよー！
届いた方は一人として同じものがないオリジナルの本。なんて素敵なのでしょうか。

和歌だけど押し付けがましくない古風な面と、箔押しでフォトっぽいおしゃれな加工と、相まって作品のイメージが引き立つ素晴らしい本に仕上がりました。
本当に嬉しい！

ノベルティが届いたら予約を受け付けますので是非ともお手にしていただきたいと思います。(部数限定ですが)

ではまたノベルティが届いたらお知らせしますね。