#31 ドイツには部活動ってあるの?

高松平藏氏の著書『ドイツの学校にはなぜ「部活」がないのか』から見ていきたいと思います。

タイトルの答えをもう回収ですね。苦笑


ドイツのスポーツ事情

ドイツには部活動はないそうです。

スポーツは学校でするものではなく、「スポーツクラブでする」のが主流という考え方です。

つまり、日本の部活動とは異なり、ドイツの主たる「スポーツの場」はスポーツクラブなのです。




日本とドイツの学校の違い

ドイツの学校は日本とどのように違うのでしょうか?


それは、「授業をし、学問を教える」ということに徹しているところです。

実際に、世間にも教員は「子どもたちに授業で勉強を教える」「子どもたちに知識を授ける」のが仕事という認識が浸透しているそうです。


日本の部活動に似た活動もあるようですが、「授業を行う」という本分をそれほど崩すことなく組み入れられているということです。




ちなみに、ドイツでは学校の開始も早い!

8時に授業スタート!

その代わり、子どもたちは基本的に午前中まで(13時ごろまで)

毎日、午前授業のみ!!!

想像すると、ちょっとテンション上がりました!笑 
ただ、変則的に午後授業がある日もあるようです。


ドイツの先生

教員も授業終わりの13時過ぎには、さっさと家に帰ってしまうらしい


さらに、夏休みも休み

裁量性のため、土日でも自宅で働くということですが、日本と比べると「授業」に重きを置いた働き方のように思います。


ちなみに、職員室はなく、長テーブルが置かれた会議室のような部屋があるのみ。

変な「しがらみ」も無さそうです。苦笑


ドイツにも様々な教育問題があると思いますが、こういう点では『ブラック』ではなさそうですね!



なお、ドイツ内でも教員はあまり働かないという認識らしいですが、教員側からしたら、他の人が休みの土日も仕事をしている!という主張だそう。

本当ドイツっぽい!笑



学校以外の教育は家庭の領分

こんな記載がありました。

もし「ドラえもん」の「のび太」がドイツの学校に通っていたら、自室の机の引き出しに0点のテストを隠しておくということはまずできません。すぐにバレてしまいます。

どういうことかというとテストが返却されると、親が見たことを証明するサインをして学校へ戻す仕組みがあるからです。

また小学校でしたら子供の宿題を見届けるところまでが親の仕事と考える人もわりあい多い。つまり親が子供の学習をかなりフォローアップしなければならないということであります。

そのせいか、「今日は夕方6時から子どもにラテン語を教えなくちゃいけないんだ」といって、職場をさっと出る男性の知人もいました。


つまり、学校内で教えることは教えるから、不足分は家庭でフォローしてね、という仕組み。

日本の「補習」という考え方がないようです。



また家庭教師の数も少ないため、家庭でのフォローの認識は一般化されているようです。




うーん、外国の仕組みを見てみると面白い!

文化背景が大きく違いますが、日本でも上手く参考に出来ると良いですね!

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