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思うように納得して生きていくための60のヒント 2012年8月10日

 おはようございます。自称「ノロける女」神垣です。

 カツマ本の次は

 これでしょ~っ!
 
 勝間和代さんの100倍
 わたしが好きな人。
 それが西原理恵子さんです。

 その西原さんの最新刊が
 「生きる悪知恵」

 サブタイトルは
 「正しくないけど役に立つ60のヒント」。

 確かに、正しくはないかもしれないけど
 役に立つし、何より笑い飛ばせます。

 人々のさまざまな悩みに
 西原さんが答えていき、
 最後に「結論」として、彼女の手書きのひと言で
 結ばれていく60のQ&Aという構成の本書。

 またしても夫からの受け売り本なのですが
 彼は、「これは!」というページに折を入れ
 赤ボールペンで文字を囲んだり、線を引きまくって
 わたしにこの本を「読んでみ」と渡したのでした。

 内容は非常に面白かったが
 あんたが線引いたところが
 もっと可笑しかったわっ!

 夫の赤線箇所をちょっとご紹介しましょう。

「ついていいウソがある」 → 同感

「働く嫁ほど、この世でありがたいものはないんだから」 → よしよし!

「人と思うから腹が立つ」 → そだうよねぇ、
                私のことも人と思わなくていいよ。

「困ったときはカネで解決」 → ここも同感!

「夫婦は親友であり戦友でないと成り立たない」 → うち、そうじゃん!

 夫が線を引きまくった本を
 後で妻のわたしが読んでいくというのは
 間接的な「読書会」状態で
 ほほえましくもあり、楽しいです。

 映画の趣味も、作家の趣味も大きく違う
 われわれ夫婦。

 先日も、ど派手な仁義なき夫婦げんかをしでかしたばかりですが
 (関係各位にはご迷惑とご心配をかけました)

 こうして夫と一冊の本で“間接読書会”をしていると
 根っこのところのメンタリティは同じよね
 と、ほっとしました(幻かもしれませんが…)。

 そんな話はさておき
 ずっと心に引っかかて、もやもやしたものがあるかたは
 本書の西原節を読んでいただきたい。

 解決策がきっと見つかります。

 わたしが一番ウケたのは……

 作家生活24年で、創作意欲が低下しているという
 小説家の綾辻行人さんの
 「モチベーション維持の秘訣を教えてください」
 という悩み。
 それに対する西原さんの答えは……

 「借金があること」

 しかも、西原さんの借金は桁が違います。
 1億4千万だもの。

 そりゃ、いやでも仕事のモチベーション
 アップするわ。

 というか、地位と実績築いて安穏としているより
 借金でもなんでも、自分に負荷をかけて
 自分自身のターボをフル回転させざるを得ない状況に持ってくくらいで
 ちょうどいいってことですよね。

 人生、40半ばを過ぎると
 先はそう長くはないと思うから
 ちっちゃいことで悩んだり、くだらない相手に時間とられず
 思うように納得して、生きていきたいですもん。

 そのために、どう対処すべきか
 本書にはみっしり60の「西原流生きるヒント」が綴られています。

 ちなみに、わたしが線を引いたのは…

「結婚したからには、姑の言うことを受け流すぐらいの神経持たなきゃ」
「子どもがキレたら倍返しで親がキレる」

 ですよねぇ。

 まさに至言。
 これからも実践していきますっ!

西原 理恵子 著「生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント」

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げんなりする猛暑に
爽快感あふれる一冊です!

#読書感想文   #推薦図書

(VOL.1777 2012年8月10日配信 メールマガジン あとがきより)



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