人を認める力
社会人5年目になった私ですが、ようやく、
仕事というものが
人間関係というものが
「楽しい」と思えるようになってきた。
そう思えるようになったのは、1冊の本がきっかけです。
「働くためのコミュニケーション力」山田ズーニー著
入社1年目を対象とした本ですが、何年目だろうがタメになる本。
・なぜ新人(若手)の意見は通らないのか
・上司の説得の仕方
・信頼を勝ち取る方法
「こんな経験あるある!」から
「上司はこの時こんなことを思っていたんだろうなあ…」と
上司目線でしんみりするときもある。
会社に歯向かうことがアピールだった
上司に不満を持つ人は多い。私もそうだった。
私の同期社員も、当時付き合っていた先輩兼・彼氏でさえも、「絶対に会社に賛成しない」人がいた。
今思うと、上司に反論することで「アピール」をしていた気がする。
私が正しい=会社が間違っている。
間違っているから、変われ。
ですが上司も人ですから、自分に反論してくる人とは距離を置きたくなる。
変われと言われても、そう簡単に変われない。
一方、この本で言われている「相手を信じることで、相手からの信頼を得る」というコトバが私には刺さった。
「相手の良いところを認めて、認めて、認めて、そのうえで、自分の貢献できる方向を示す」
自分が社長として、社員を3人雇ったとする。
あなたのことを一番認めてくれている、と感じるのは誰だろう?
自分がある仕事をやってくれというと、
1.反論したり、意義を唱えたり、やる意味を問うたり、いちいちケチをつける社員。
2.口では理解を示したり、褒めてくれたり、自分のことを認めてくれるような発言をするものの、実際、動かない社員
3.だまってそれをやる社員。
実際、私は「2」の社員だなあと。
「その案、いいですね!さすがです!」とか言っときながら、実際は業務に参加しなかったり、積極的に働かないことが多かった。
上司を認める
一見理不尽に見える指示でも、自ら動いて忠実に実行する。
それこそが「上司を認めている」ことのもっとも説得力のある伝え方になる。
イエスマンとか、受け身とか、そういうこととは全然違う。
言われたことを高いレベルでやりきるには積極性がいる。
信頼すれば、信頼される
上司のやりたいことを、全力で応援する。上司を信じる。
自分のスキルを惜しまず捧げる。
そうすると、上司から信頼される。会社から信頼される。
実際、この本を読んで私がやったことといえば、以下の2つだ。
①上司の指示を忠実に守る
②自分なりに全身全霊の時間と労力をかけて指示をやりとげる
例えば、
①資料の作成を頼まれたら、早めに作って提出する。
②
・上司が説明しやすいように、できる限りわかりやすく、丁寧に資料を作成する。
・レポートのメール共有は、ただレポートを添付するだけでなく、忙しい上司が内容を読まなくてもレポートの中身がわかるよう、レポートの要約をメール本文につける…など。
周りからの評価が激変してはいないが、
「上司の言うことをただ聞いている」受け身の自分からは一歩前進したように思う。
あと、上司がゴキゲンだ。
冒頭で、ようやく人間関係が、仕事が楽しくなった、と書いた。
小さな積極性は、自己肯定感も生むらしい。
今からでも遅くない。職場で認められないな、楽しくないな、と思っている人は、ぜひこの本を読んでほしい。
もちろん、他の山田ズーニーさんの本も本当におすすめです。
他のおすすめは、「理解という名の愛がほしい」
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