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うつで心が辛い人へ、今ちょこっとできること。

まず最初に。あなたへ。

ちゃんとこうやって外側に解決法を求めてるという時点で、素晴らしい事だと思います。何かできることあるかな、って探し始めるのはとても前向きです。ここから、少しずつやっていきましょう。

以前に、仕事の過労とストレスで重度のうつ、胃潰瘍になりました。料理できない、ご飯食べれない、起きられない、寝れない、笑えない、掃除できない、洗濯できない、布団干せない。その、無気力・無感情の廃人になった時に、何も出来ないなりに、なんかやらなくちゃ、と思って、やったことを書きます。

アドバイスを受けた時に、大事なのは「自分に合ったことをやる」ことじゃないかなと思います。今は、脳も心も体も疲れていらっしゃるので、頑張らない。自分に限りなく優しくしましょう。「これならできる」「これならやってもいいかな」と思うこと「だけ」をするといいと思いますよ。今はそういう時間です。

なので、いっぱい書いてあるように思っても、できることだけでいいですよ。

1) お日様に当たってみる。
日光は脳にいい影響があります。体内時計をリセットしてくれます。ベランダでも、窓辺でも、庭先でもいいです。無理せず出られるところで、お日様に当たってみてください。5分でも10分でもいいですよ。座ってるだけでいいです。私は目が覚めた後の一番つらい時間帯に、日向にゴロゴロ転がっていって、そこでしばらく横になってました。体も温まってポカポカ気持ちいいです。体が温まると、緊張が緩みます。

2) 風に当たってみる。
単純に気持ちいいですよ。目をつぶってみましょう。頬に当たる風の強さ、温度、湿度を感じてみましょう。五感の感覚に集中することは、頭のごちゃごちゃから離れる時間になります。

3) 一日にひとつでいいので、体にいいものを食べてみる。
ご飯を作るのもしんどい時、あるある。分かりますよ~。私は、納豆をパックからそのまま食べて、そのままポイっと捨てました。洗い物もなくて楽ちん。でも体に良いものを一日に一個食べるだけで大違いですし、ちょっと達成感もあります。小さいパックのヨーグルトとか、バナナとか、食べ終わったらそのまま捨てられるものがオススメです。

4) 不安や心配でドキドキしてきたら、ちょっと味の強いものを舐めてみる。
これも五感を使う方法です。ハチミツはとても甘いですし(うつを改善するカギとなるセロトニンをつくるトリプトファンが豊富)、レモンは刺激的な味なので、これも口に入れたあと目をつぶって、味にじっくり集中してみてください。そこに意識が集中して、少し頭がごちゃごちゃするのを一時停止することができました。

5) 寝る前に、一日にできたこと、嬉しかったこと、ありがたいと思ったことを、3つだけ書いてみる。
うつの時は脳が違う回路になっているので、ネガティブなことばかり考えがちです。なので、意識的に、今日できたこと(ご飯食べられた、良く寝れた、コンビニまで行けた)とか、ありがたいと思ったこと(友達がLINEでメッセージを送ってくれた、お布団で寝れることに感謝、YouTubeがあってよかった)とか、当たり前のことでいいですから、書いてみてください。私は、これをやってると、人生真っ暗なことばかりじゃないな~って思えました。毎日書けたらいいですが、私は継続が下手なタイプなので、忘れちゃう日もありました(笑)。スマホのメモ帳でいいですよ。

6) 考えていることを紙に書いてみる。
私がやってしまったことは、ネガティブ思考の無限ループでした。紙に書きだしたら、案外問題の数は少なかったり、重複していたり、重なっていたり、同じ問題だったり。なので、紙に書いてみましょう。少し物事が明瞭になります。他にも怒ってること、悔しい事、悲しい事、自分に対しての文句や、褒めてあげたいことなんかも書いてみました。私がやって一番効果があったのは、自分に手紙を書くことでした。「大丈夫だよ」「よく頑張ったね」「大変だったね」「つらいよね」って。

7) 信頼できる人と話してみる。
カウンセラーに抵抗がなければそれでもいいですし、周囲の気の合う人に悩みを話せたら、話しましょう。話しながら「自分の気持ちに気付く」ことが沢山あります。どんどん考えが整理されていきます。私は事前に「30分くらいちょっと悩みを聞いてもらいたいだけなんだけど電話してもいい?」って伝えてOKをもらってから電話してました。相手も心づもりや、時間の確保ができるし、「暗い話をして迷惑じゃなかったかな」みたいな余計な心配をしなくなりました。だって前もって、悩みを聞くことに合意してくれたんですから。

他にもいろいろ試してたんですが、無理せずできたのはこれくらいでした。

100年生きるとして、1年くらいぼーっとしても大丈夫ですよ。たったの1%ですから。私は2.5%そうやって過ごしましたが、今も生きてるし、元気ですし、どん底のうつが転換期となって、そのあとも5年くらい、ゆる~~く投薬を受けたり、定期的にカウンセリング受けて「思考の癖」を探して変えてみたり、ヒーリングを試したり、自己啓発のセミナーや本に没頭したり、役立ちそうなことを色々やってみました。そのおかげで、今は、危機回避もうまくなり、かなり生きやすくなりました。

今はそう思えなくても、うつは「今の環境を変えたい」「今の仕事が辛い」「今の人間関係が嫌だ」っていう、隠れた心のメッセージの最終形態なので、転換期になると思います。うつ病は人によって、症状も程度も、心の状態も違うので、あなたが、どのあたりの辛さのところにいるか分かりませんが・・・抜けるまで真っ暗な感じがするのも、消えたい感じがするのも、自分がダメな人間に感じるのも、人に迷惑をかけたくない気持ちも、全部私も通り抜けてきました。

でも大丈夫ですよ。

時間はかかっても、少しずつ少しずつ、
自分との付き合い方が上手になっていくと思いますよ。

もう一度言いますね、今は「無理をせず」「気が向いたときに」「できることだけ」をやりましょう。あなたの脳も心も体も、こんなになるまで、本当によく頑張りました。

本当に、よく、頑張りました。

だから、これからは、ゆるーくやっていきましょうね。
あなたを応援してます。

Shiho


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