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心配マネジメント:「心配」の代わりにできること

「アンガーマネジメント」という言葉がある。怒っても百害あって一利なしということで、「怒るのはよろしくない」は徐々に共通認識になってきたと言ってもいいのかもしれない。

自動的にわきおこってしまう感情を「仕方ないじゃん」で終わらせない方がいいのは「怒り」に限ったことではなく「心配」にも同じことが言えるかも。

「心配だなあ。」
「心配してるのよ。」
「心配かけないようにしよう。」

日常茶飯事とも言える「心配」を飼いならす、「心配マネジメント」をやってみようじゃないかというお話。

※先日書いた祖母のお話、「わたくし、心配というものを一切やめたのよ」に「私もやめたい」「とはいえ簡単にやめられない」「親に心配されるのは嫌なのに自分も子どもに心配してしまう」など反響をいただき、続きを書こうと思いました。読んでくださったみなさんありがとうございました。


心配とは何か

心配とは、「心配り」を音読した和製漢語で江戸時代から使われているらしい。「心配とは、事の成り行きが気になり、思いわずらうこと。気がかり。気にかけて世話すること」(語源辞典より)

怒るよりは悪くなさそうに見えるけど、「心を配る」と聞くと、心の健康にはよろしくなさそう。心を配った結果、何かよくなるならまだしも、ただ気になっているだけ。しかも思った結果にわずらうとは、やっぱりいいことはない。いくら心配したくなる状況でも、しないほうがましだろう。

心配されると嬉しい?

でもさ、親や親しい人に心配されるのは、大事に思ってくれているからこそと思えば、嬉しい時も... 


いや、ないか。

無視されたり呪われるよりは心配される方がまだぜんぜんありがたい。(笑とは思うけど、やっぱり、心配よりも信頼してほしい。たとえ、今ぱっとしない点だらけでも、きっといつかうまくいくと信じていてほしい。そして、客観的にうまくいっていなさそうでも、実はうまくいっていることもある。心配という名目で、私をかわいそうだとか力のない存在だと思わないでほしい。

と思うのは私だけではないだろう。

「心配」の代わりにできること

「どうしてもやってしまうこと」をやめる時には、代替手段があるとありがたいもの。タバコの代わりに甘いもの、お酒の代わりにジンジャーエール。

心配の代わりになるのは「感謝」「仕事」

前回記事にも書いたが、最近実践している自然治癒力を引き出す霊気(レイキ)の道には、五戒という心構えのアドバイスがある。

「今日だけは 怒るな 心配すな 感謝して 業をはげめ 人に親切に」

今思わずしてしまっている「心配」を「感謝」に速攻差し替えるのはちょっと難しいかもしれない。

私は、手を当てて霊気をしている時にうっかり「心配」してしまった時は、「霊気への感謝」に切り変えるようにしている。「そんな心配があっても、こうして霊気することは出来るじゃないか。ありがたい。」という感じ。

普段の生活で言い換えると、生きていることへの感謝に近いかもしれない。自然の中に、一人の人間としての自分が立っている。どんな悩みや症状も、今たしかに自分が存在しているというありがたさと比べたら霞んでしまう。

穴の中をわざわざ覗き込んで暗い気持ちになるよりも、光の方向に顔を向けた方がいい。心配すると、断絶された感覚になる。感謝すると、自然につながっている感覚がよみがえってくる。


できることをしよう

「心配」を「仕事」に速攻差し替えるのは、「感謝」よりもやりやすいかもしれない。単純に「気にせず、まずはできることやろうぜ」って話。

心配しても何もならないことを考え続けるよりも、今自分にできる仕事をしよう。ここでいう仕事(業)というのはビジネスという意味ではなくて、自分のやるべきことというようなニュアンス。いわゆるお仕事でも家事でも筋トレでも誰かのお世話でも、自分の仕事だなって思うことなんでもOK。(※)手を動かして、やることやってれば、心配してるよりずっと健康的。

ちなみに手をあてて霊気している時は、業=霊気って事になるので、ただひたすら手を当てていよう、それしか出来ないし、それでいい、という感じ。むしろ、手を当てることができる事がとてもありがたい、ということで感謝と通じてくるものがある。

他の仕事でも、それができるということはとてもありがたい。自分のできること、仕事をしているうちに、心配はだんだん薄れてくる。

そういえば、他人の心配をしてしまう時って、自分のやるべきことをやっていない時が多いかも。心配したくてしているような、不安になりたくてなっているような。やるべきこと、ほんとうは他にあるはず。

やるべきことと言われてもピンとこない時は....ゆっくり呼吸をしてみたり、買おうと思っていたものを買ったり、ためていた宿題を終わらせたり、読みたい本を読んでみたり、ご飯をつくってみたり。思い切って、いつもしないことをしてみるのもいいかもしれない。

没頭、集中しているうちに、心配ワールドから帰還した自分に気づくはず。



私も、いろいろ心配しないで、できることしようっと。



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参考ページ。特に「業を励め」の詳細は面白いのでご興味ある方はぜひ。



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