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あなたにもできる、創造力を発揮する第一歩

デイビッド・ケリー著の”クリエイティブ・マインドセット”にこんな一節があった。

多くの場合、クリエイティブになるための第一歩とは、傍観者でいるのをやめて、アイデアを行動に移すことなのだ。ほんの少し想像力に対する自信があれば、世界中で前向きな行動を起こせる。

この前段には、バスの待合所が通学路を半分ふさぐような位置に設置されたことに疑問を抱いたトムという人物が、生まれて初めて市長室に現場の写真とともにメールを送り、なんと1週間後には適切な位置に戻す工事が行われた、というエピソードが述べられている。

このエピソードを読んで、自分自身とても思い当たる体験があった。
夏の終わりごろから、突然通勤電車の一区画でスマホの電波がつながらなくなったのだ。
とても不便だなあ、と毎日少しばかりイライラし、通信キャリアに勤める夫に文句を言うなどしていた。
一時的なものかと思っていたらいつまでたっても元に戻らないその電波のつながらないという問題に対して、ある時私はしびれを切らし、
「もう我慢ならない!今日という今日は絶対通信会社に文句を言ってやる!」という気持ちになった。

そこで調べてみて初めて、電波がつながらないスポットの情報をユーザが申告できるサービスを通信会社はちゃんと用意していることに気づいた。

こんな感じで。

今までなにも行動を起こさず、不満を内にためているだけだった自分がちょっと恥ずかしくなった。

やってみれば簡単に、先方から返答が返ってきたし、事実電波は以前よりましになったのだ。

本当に本当に小さなことだけれど、自分の手で自分の世界は形作ることができる、よりよくすることができると気付いた瞬間だった。

世の中のあらゆるものにはそのサービスを形作っている人がいるし、よりよくしたいと願っている人がいる。
インターネットという便利なものがあるのだから、気づいたときに、伝えるべき人が分からなくても、調べることができる。

疑問に思ったこと、よりよくできると思ったことは、絶対に伝えよう。きっと伝わるから。

ジャリ銭投げてくれたらうれしいです!