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幼い日の夢を叶えるお菓子

明日は遠足!お菓子はひとつだけ、2ドル以内!と言われたら持っていくものはこれです。ハリボーサワーキューブス!

グミなのですが、ハリボーシリーズのように弾力はなく、求肥とゼリービーンズの中間のような食感です。昔おばあちゃんちにあったオブラートに包まれたゼリー菓子がちょっと固くなったような。
昔からグミが大好きで、どこか遠出をする時に、授業の合間に、帰りの車の中で、ぽいっと口に入れられるように必ずバッグに入っていました。
ここ何年も私のイチオシはクマでも、コーラでも、フルーツ(サクランボや桃やらいろんな形があります)でも、ヘビでもなく、この四角いサワーキューブス!!

クッキーだってチョコだって好きだけれど、グミがダントツナンバーワンの理由はうすうすわかっています。

小さい頃に1日1―2粒、と制限されていた肝油です。

今の子供(というか昭和じゃない子供)は食べるのでしょうかね、肝油。

小さい頃の私の頭の中の名前は カンユー です、肝臓と油じゃない。
位置付けとしてはもったいないので沢山食べるとお腹を壊す、高級なお菓子、ですーーーそんな風に母親に言われてたのでしょうか。
栄養補給のビタミン剤のような役割のはずですので、食べ過ぎると健康に害があったのかもしれません。

一つか二つかしか食べられない・・・・もうそれだけで魅力的です。

そして4歳か5歳の私は毎日、毎日、毎日、母に聞くわけですよ

おかあさん、シマ、もっと食べたい。あと3つちょうだい。

こんな小さな頃から私は いやしんごろ(食べ物への執着が大きく卑しいという意味の宮崎弁です) でしたので、母はわかっていたのですね、私が制限なく食べてしまうことが。我が家ではタンスの上に隠されてありました。
それでも執念で、夏休みのある日私は椅子に登り、ホウキか何かを使ってカワイの肝油をタンスの上からたたき落とすことに成功します。
そして案の定ひと缶全部食べてしまいました、一ヶ月分の肝油がひと缶だったと思います。

私は満足でしたが、母はオロオロして病院に行ったほうがいいのか祖母に聞いていたような記憶があります。

そしてそれから40年。その魅惑の肝油に似たグミに出会ったのです。
果たして味が、食感が、確かに似ているのかは甚だ疑問なのですが、私の中では表面のざらっとした口当たりとやさしくふんわりした味は十分記憶の中の肝油に近いです。

このグミの味は6種類あり、そのどれもはアメリカのお菓子業界では見ることはないエキゾチックな味です(パッケージにもexotic flavors!とあります)。
サワーとありますが、全く酸っぱくないです。日本でも売ってるのかな、売ってるといいな〜、売ってたら即買い・箱買いしてください!

白:ドラゴンフルーツ 
黄色:マンゴー
オレンジ:ブラッドオレンジ
赤:パッションフルーツ
緑:グースベリー
紫:プラム

肝油好きのみんなは白をバカ喰いしてみてください。
あの幼い時の自分が満たしたかった 肝油ひと缶喰い の夢が叶えられます。
栄養は全くないので、バカ喰い後には肝油を二粒食べてくださいね。

シマフィー

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