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毎日が地獄というお母さん


「私って前世でとんでもない悪いことしたのかな?毎日が罰ゲームみたいなんだけど」


これは幼稚園児2人を育てているあるお母さんが言った言葉です。


家事育児にはほとんど参加しないらしい旦那さんの4人家族です。


このお子さん2人がパワフルで、なかなかお目にかかれないくらいの体力と感情を全て表現している感じです。


お母さんはいつも疲れきっていて、「子どもの世話で疲れて、ご飯を作ることも掃除をすることもほとんどできない」
「毎日地獄だよ」が口癖です。


両親が遠くにいるので協力がえられないのと全く家事育児に協力しない旦那さん。


このままだと彼女の精神と体力が持たないのではないかと考えていました。


家族の形もそれぞれありますよね。

夫婦で全て分担

夫はイクメンで家事も手伝ってくれる

専業主婦だから基本妻が全てする

共働きだけど夫は家事育児は全くしない

遠くに両親がいていつでも助けを求められる状況ではない

職場も子育てには非協力的な環境

未婚または離婚または死別で1人で育てている

周囲に協力してくれる人がいるに越したことはありません。


しかし、毎日地獄と感じているこのお母さんは上手に対処できていると気がついたのです。


「疲れてご飯が作れない」それでもいいと思います。お母さんが無理だと思った日は、お惣菜でも何でもいいですよね。子どもが夜ご飯はお惣菜だったと悲しむことなんてないと思います。


掃除だってゴミ屋敷みたいな家でなければ問題ないわけで、ある程度散らかっている状況なんて小さい子どもがいる家庭ならよくあることですよね。


彼女は全てを完璧にやろうとはせず、自分で自分を保っています。


家事や育児はこうあるべきという枠に縛られることなく生きていると感じたのです。


子育ても正解なんてものはなくて、親が子供の教育に力をいれていることもあれば、のびのび育てたいと考えている人もいます。


こういう考え方もある、こういうやり方があるという情報から、そこから本人が選択したらいいと思うんです。


たしかに世の中は、子どもの教育に力を入れて、家事も仕事も完璧にこなして、節約しながら教育資金や老後資金にすることが理想と思われることもあります。


しかし、このお母さんの子どもたちは凄く幸せそうなのです。

いつも子どもに寄り添って愛情を注いでいるのです。


「毎日が地獄だよ」の裏には愛情溢れた素敵なお母さんがいるのでした。


家事や育児を頑張っているお母さん、疲れている時は無理をせず手を抜けるところは抜いてもいいと思いますよ。


子どもは周りの大人が自分にしっかり向き合ってくれているってことだけは感じ取りますが、部屋が汚いだとかご飯が出来合いなんてことは気にしないはずです。



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