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マンパワー経営者は風呂敷広げ人だ!と気づいた話

現在、転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、専業主婦をしています。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。

前回、前々回、前前前回(君の名はみたいになった笑)と会社員→専業主婦→フリーランスになり、自分の今までの価値観と違うことばかりを経験し、色々な戸惑いと葛藤の様子を書きました。

自分自身が初めて知ること、初めて体験することが多く、そこから学ぶことも多いです。これがこの業界の常識なのか、これが当たり前とされているのか、でもわたしはそれは嫌だと思うんだよな~と本当に考察と思考と葛藤の繰り返しという感じです。

実際のご経験や励ましのお言葉など、コメントくださった方がいて本当に嬉しく思います!!
自分自身の思考の整理としてこのnoteを始めましたが、読んでくださって反応をいただけると、また新しい発見もあり嬉しい限りです。

さて、今日はまた仕事の話になってしまうのですが・・・

最近、会社のトップの人、いわゆる経営者と直接仕事をすることが多く、そういった人に多い傾向なのかな?と思っていることがあり、それを書いてみようと思います。

これは、完全にわたしの偏見が入っているのと、最近一緒に仕事をしているN数=3くらいの経営者の話なので、経営者みんながみんなそうだ!と思わずに聞いてほしいです。

そして、わたしはそういった考えと真逆のところにいるので、そちらの世界にはいけないだろうな~~と思いながら考察しています!笑


経営者との距離が近くなり感じること

今まで会社員として働いてきて、会社のトップの人、いわゆる代表取締役社長と言われる人とお話することはほとんどありませんでした。

わたしの所属していた会社はグループ全体で数万人いるといった規模感の会社で、1つの会社としても数百人の社員に部署がたくさんあり、役職も複数ありという感じでした。

社長に会うためには、アポを取って社長室にいかなくてはお話はできないし、秘書室を通さないといけないなんてこともありました。

だから、今まで会社のトップといえば、雲の上の存在というか、自分からはすごく遠い存在でした。
ただ、お話するととても気さくで、可愛いおじいちゃん!という印象です!(失礼)

そして、今わたしがやっている仕事は規模感が全く違い、社員は1人~5人、他は業務委託や派遣などの契約で働いているというのがほとんどです。

そのため、社長との距離がものすごく近い!
というか、最初の面接や契約書のやり取り、その後の業務引き継ぎまでもを社長から直接受けるなんてこともありました。

だから、今のわたしは経営者と呼ばれる人と関わりが近い状態にあります。
その状態の中、一緒に仕事をやっていくと、んんんん?と思うことがチラホラ。。

最近入ったばかりの業務委託の分際でこんなことを思って生意気にも程があるとは、自分でも思っているのですが・・・

わたしの価値観として、こういう人と仕事を進めていくのはかなりしんどいな・・・と思うことが多いなと感じます。

感情には寄り添わない


最初にすごく思ったのが、実務と感情を切り離しているのかなと。

経営者本人が何か大きなミスをした時に、わたしだったらそれめちゃくちゃ落ち込むけどな・・・と思うことがしばしば。

例えば、外国人向けの料理教室での話。
料理教室で顧客からの予約が入っていたにも関わらず、運営側が手配をしていなくて顧客がずっと教室の前で待たされ、かつ料理教室も開催されないというとんでもないミスがありました。

わざわざ海外から旅行でこられており、1つのイベントとして参加してくれるはずでしたが、長時間待たせた挙げ句キャンセル。

自分がそんなことをしてしまえば、とてつもなく落ち込むのですが、謝罪を述べた後、淡々と返金対応の処理をしている姿にとても驚きました。

また、ゲストがイスラム教徒で豚肉が食べられないとの連絡をもらい、講師の方に代替案として豆腐ハンバーグを作ってもらうことになったのですが、既に材料や試作もしてもらっている段階で、やっぱり別のものにする旨の連絡があメール1本でポン!ときて驚き。

申し訳ないというような文章ではなく、
やっぱり別のもので対応お願いします
この一文だけで更に驚き。(署名もついていない状態)

この人たちは感情がどうなっているんだ?????とわたしは思ってしまいます。

前回の記事で書いた、辞めようかと思っている業務委託のお仕事でも同じようなことがありました。

社長より、顧客と一緒に行く2泊3日の旅行ツアーを組みたいので手配をお願いされていました。
これも、急にポンと旅行を企画していて、伊勢神宮か熱田神宮の周辺で旅行企画して!

これだけの指示が飛んできます・・・

いや、いつ?何人?何泊?予算は??
めちゃくちゃ色々な疑問が浮かび頭が????になります。
対面での指示であればすぐに確認できるのですが、これがチャットで飛んできて連絡が上手く取り合えない相手だと、相当のストレスです。

その辺のわたしのモヤモヤの内容はこちらに書いております。

そして、どうにかこうにか要件を聞き出し、わたしは前職のツテで取引先だった旅行代理店の知り合いの方に依頼することにしました。
不確定な情報しかない中、わたしも精一杯条件を伝え、担当の方も年末のお忙しい中で必死に探してくれ、見積もりを作ってくれ、ようやくホテルが仮押さえ出来たところで・・・

まだ募集もかけていない段階で、いずれ年間予算が出来たら実行したいと思っている
との発言が・・・・

え???わたし、途中何度も報告しているし、日程確認した時に2月中でと言われたけど???え???

言っていることがコロコロ変わるのは一旦置いておいて、この状況でそう伝えるとわたし自身もそうだし、旅行会社にも申し訳ないとは思わないのかな?というのが一番に思います。

わたしは、せっかく動いてもらった旅行会社に申し訳ないなという気持ちが一番に来てしまいます。

わたしが感受性がかなり強いので、こう言ったら相手はどう思うかなとか、この言い方をすると相手は怒りそうだなとか、結構考えながら行動するんですよね。

それが、1ミリも見られないことに驚いてしまいます。

今までも、指示を受けて一生懸命取り組んだものが、別の人にも同じものを振っていて既に終わっているタスクだったとか、訂正をお願いされていたものを提出したらそれはもう使わないものであったとか。

それはしっかり確認してよ!とか、なんだったんだ今までの作業は・・・という気持ちもありますが、一番わたしが感じるのが、それを伝える時の感情。

あ、それもう終わってます。とか、
それもういらないやつです。とか、

え??どういう感情???と思ってしまいます。

伝え漏れで作業が無駄になってしまったという怒りや悲しみよりも、その言い方なんとかならないかな?が先に来ます笑

それを伝えられた時の相手の気持ちを想像しないんだなこの人たちはと思ってしまいました。

というのは、わたしの偏見がかなり入っていますが、みんなこれが経営者なんですよね。
そしてただの経営者じゃなく、社員を抱えていない、かつマンパワーで会社を運営している経営者というのが特徴だと思います。

経営者ともなると、感情にいちいち寄り添っていたら物事が前に進まないのかもしれないですね。
従業員が複数いれば、もう少し経営層に関わる人材が増えてくるので違ってくるのかもしれません。
そして単純に従業員を抱えて働くのであれば、それなりのリスクが出てくるので、感情の持ち方もまた感覚が違ってくるのかなとも思います。

風呂敷ひろげ人とたたみ人


ここでわたしが思ったのが風呂敷ひろげ人とたたみ人という言葉。

これはどこで見たのかすっかり忘れてしまったのですが、世の中には風呂敷をぶわっと広げる人と、その横でそれをひっそりと畳んでいく人がいる、というようなお話だったと記憶しています。

わたしが今一緒に働いている経営者は、完全なるこの風呂敷ひろげ人。

アイディアや構想がものすごく湧いてきて、0→1を得意としている人。
思いついたらすぐに行動して、どんどん周りを巻き込みながらそれを形にしていける人。
とにかくアグレッシブで、思いついたアイディアをどんどん形にしていく力があるし、持久力やメンタルの強さもある気がします。

一方わたしは、完全にその風呂敷をたたむ人。

わたしは、会社員を辞めてから特に思うのですがこの0→1が本当に苦手。
何か思いついたとしても、それを実行して形にしていくだけの持久力がない。それよりも形になっているものをどう伸ばしていくか、どう運用していくか、より良くするにはどうしたら良いか。
1→100を得意としているなと思います。

だから、風呂敷ひろげ人の近くにいるととても便利な存在ではあると思います。

ただ、ひろげ人はとにかく構想段階ですぐに動くので、たたみ人に指示出しをする段階ではまだそれは上手く導線が引けていなかったり、構想が甘くて実行してみたら上手くいかないものも含まれていたり。

そして、勢いで依頼したけどその後その勢いが急になくなり、別のことに勢いをつけていたり、そしてそのことを伝えていないことがしばしば。

そして厄介なのは自分が大風呂敷を広げている!という感覚がないんですよね。
だから、たたみ人に対しても特に悪いことをしたという感覚や、周りの巻き込んでいる人に対しても、当たり前のことだというか、ただ企画が流れただけだ、というような感情でいるのかなと思います。

こういった関係にあると、やっぱりたたみ人はどうしても、搾取されやすくなるなと思います。
こういった人には、かなりはっきりと物を言わないと伝わらないので、わたし自身が仕事をする中では、多少言葉がきついかなと思っても、はっきりと伝えるようにしています。(本人は言葉がきつくても気にしていない気がします)

ただ、自分が嫌な感情になるのは確かだし、自分の感情を搾取されている気がしてならないので、付き合い方は今後も考えていかないといけないなと思います。

完全にわたし個人の見解で考察しているので、風呂敷を広げすぎない個人経営者の方もたくさんいるかと思います。

そういった人に今後出会えて一緒にお仕事してみたら、また自分のマンパワー経営者に対してのイメージも変わるかもしれません。


最後までお読み頂きありがとうございました。

シンバ🦁


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