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現場から遠い上層部が決めてはいけない事

こんにちは、しんごです。

日常の中で、何かの役に立つかもしれないと思った、自分なりのヒントを毎日短い文章で書いています。

上層部からの指令

仕事などで、現場からとても遠い上層部から指示が飛んでくることがあると思います。

時には、「このプロジェクトを優先せよ」などとかなり具体的な指示が来たりすることもあります。

現場としては上層部からの指令なので無視するわけにも行かず、大抵の場合は言う通りに実行に移すことになると思います。

それらの指令がものすごくまともな話であれば、問題ないかもしれません。

しかし、とんでもなく現場から遠い上層部から言ってくることなので、激しく的外れであったり、ポンやりした妄想のような内容であったりすることもあります。

経験上こうした場合は、結果的に散々みんな騒いでいろいろ時間を使って頑張ったけれど、あまり成果が出ないか、成果が出た風に取り繕った結果が生まれてくることになることが多いと思っています。

上層部が決めてはいけない事

このような経験から、上層部があまり決めてはいけないことというのがあるのではと思うようになりました。

その決めてはいけないことというのは、現場における優先順位です。

なぜなら、現場が行動する上での優先順位は、定められた大きな目標を達成するために、状況によって変化するため、現場から遠い人には分からないためです。

上層部は、事業全体の責任があるので優先順位も当然コントロールするべきだと思うかもしれませんが、上層部が決めて良いのはゴールと方向性だと思っています。

上層部にによる優先順位の変更は、現場にとってはただの割り込みであり、余計に時間を取られた上に、仕懸かりの仕事を遅らせ、おまけに大抵効果が薄いといういくつもの苦難を発生させる確率が高いです。

しかも、賢い現場の人間は、後で文句を言われない程度に適当にやっておいて、放置するだけです。

なぜなら、優秀な人ほど自分の仕事を邪魔されたくないと考えるからです。

従って、指示を出した側は、見かけ上「自分の指示が実を結んだ!」と思うかもしれませんが、実際はただ時間とコストを浪費しただけです。

このような結果を上層部が心底望んでいるのであれば優先順位を設定しても良いと思いますが、そうでないのであれば今すぐやめるべきだと思っています。

聞かれたら答える

上層部にとっての優先順位のコントロールは、現場から聞かれた時に答えるという形にしておいた方が良いと思っています。

そうした形をとると、現場が正常に機能していれば、真にスケールする組織として機能すると思っています。

おそらく上層部もオーナーや株主からの見えないプレッシャーなどを受けて、色々と都合はあるとは思いますが、この辺りのオペレーションをうまくやることで、結果的により多くの成果を生み出せると思っています。

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