横浜国立大学大学院／建築都市スクールY-GSA 著
四六判／136頁／1,800円＋税

これからの建築・都市そして社会のありかたを、「居住・生活」を中心とした“Creative Neighborhoods(創造的な地域社会・空間)”という新たな主題を通して考える。
これは、横浜国立大学大学院/建築都市スクール“Y-GSA”が、国際シンポジウム、そして横浜国立大学先端科学高等研究院での「次世代居住都市」研究を通して育ててきた概念である。
建物単体でもなく、都市計画のようなマクロなスケールでもなく、「ネイバーフッド」という地域の単位に着目し、そこに生きる人と人、人とモノ、そして地域・社会との新しい関係性(つながり)を空間と仕組みから組み立て直すことで、創造的な地域社会・地域空間づくりを目指す。

Creative Neighborhoodsとは，横浜国立大学の「次世代居住都市」研究ユニットが提唱する概念．
「ネイバーフッズ」（地域社会・空間）は，人と人，人とモノや場が繋がる身近な単位で，これを創造的に耕し続ける環境が次世代居住に繋がるという．

本書は同ユニットがY-GSAとともに開催したシンポジウムの内容を収録．イニシアチブ（都市のプレーヤー），コモンズ（都市にアクセスする人，共有するモノ・場），インフォーマリティ（住民の自発性，創造性の受け皿）という3つの視点のもと，塚本由晴氏やチリの建築家ディエゴ・トーレス氏など国内外の専門家を招き議論を交わしている．（ky）

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