新乃麻みこ

百色乃彩(かずいろのさい)コンサルティング代表。 人生の色は人それぞれ。そして悩みや迷…

新乃麻みこ

百色乃彩(かずいろのさい)コンサルティング代表。 人生の色は人それぞれ。そして悩みや迷いもまた人によって違います。その悩みや迷いを未来志向の「気づき」に変えて、彩り豊かな笑顔あふれる未来を共に創る会社を運営。主に終活・相続の相談を受けて感じたことを書き留めています。

最近の記事

親の終活への配慮~終活の話⁡

スダ様のお話⁡ ⁡ 父は90歳近くになり、⁡ 母も80代後半に差し掛かる。⁡ 年なりだが元気にしている。⁡ ⁡ とはいえ、世の中の情報には疎く⁡ 「終活」にも関心がない。⁡ あまり理解もしていないようだ。⁡ ⁡ エンディングノートを書かせようと、⁡ あれこれ聞き出しているが、⁡ 言葉を濁したり、⁡ 急に面倒な素振りになったりする。⁡ ⁡ さすがに、息子に直接は⁡ 言いにくいこともあるのだろうなと思う。⁡ ⁡ ⁡ ☆未来に繋がる気づき⁡ ⁡ 終活は⁡ 前向きな取り組みであること

    • 相談事例:親から受け継いだ財産の行方

      相談者:カワセ様 先妻との間に子どもはなく、 離別した後、歳の離れた若い妻をもらった。 後妻との間に息子がいるが、 80歳を目の前にして、 財産の行方を考えるようになった。 子どもは成人して間もないので、 一旦、後妻に財産を継がせ、 ゆくゆく息子に渡るように 遺言を書けるかな? ☆未来に繋がる気づき 遺言で書けるのは、 一代先の行先までです。 つまり、奥様⇒息子さんという内容で 遺言を書くことはできません。 奥様が相続した財産は奥様のものに なりますので、 その後

      • 終活の話:実家のお墓に入らない選択⁡

        ツシマ様のお話⁡ ⁡ 私は3人きょうだいの末っ子で 長兄とは10歳も離れている。⁡ その長兄は既に亡い。⁡ ⁡ 姉は嫁いでいるが、 こちらは没交渉だ。⁡ ⁡ 実家は北海道にあり、⁡ 上京してもう40年になるし⁡ 長兄がいなくなって⁡ 実家に帰ることもなくなっている。⁡ ⁡ 実家のお墓には⁡ 両親と兄が入っているが⁡ 遠方であるし、⁡ 自分たちは子どもがいないので、⁡ 今の住まい近くのお寺に⁡ 樹木葬にしたいと思っているが、⁡ 墓じまいについては⁡ いかがなものだろう。⁡ ⁡

        • 相談事例:おひとり様になった事情⁡

          相談者:ツノ様 ⁡ 一人息子は、30代に早世した。⁡ 働き盛りに働き過ぎての過労死だった。⁡ ⁡ 夫は5年前に自宅で看取った。⁡ 私の腕の中で静かに息を引き取り、⁡ 私もあんな死に方をしたいと思うが、⁡ もはや家族がいないので、⁡ そうはいかなくなった。⁡ ⁡ 幸い3人の姪っ子たちが⁡ よくしてくれるので、助かっている。⁡ ⁡ ただ、亡くなった後の⁡ 手続きの大変さを知っているので、⁡ それは専門家に頼みたいと思う。⁡ ⁡ ⁡ ☆未来に繋がる気づき⁡ ⁡ 息子さんは残念なこと

        親の終活への配慮~終活の話⁡

          相談事例:4人きょうだいの長女と三男⁡

          相談者:カワサキ様⁡ ⁡ 私は4人きょうだいの長女で⁡ おひとり様である。⁡ ⁡ 弟3人のうち⁡ 長男、次男は家庭を持っているが、⁡ 三男は私同様おひとり様だ。⁡ ⁡ 両親の相続が終わった当たりから⁡ 長男、次男とは折り合いが悪くなったが、⁡ 同じ境遇でいるためか三男とは⁡ 仲が良い。⁡ ⁡ おひとり様の場合、⁡ 遺産の相続人はきょうだいになると聞いた。⁡ 三男だけに相続させることはできるだろうか?⁡ ⁡ ⁡ ☆未来に繋がる気づき⁡ ⁡ カワサキ様のご希望通りに⁡ 財産を分け

          相談事例:4人きょうだいの長女と三男⁡

          財産を増やしたい夫と減らしたい妻~終活の話⁡⁡

          サトウ様のお話⁡ ⁡ 夫は若い頃から株をやっていて⁡ 80歳を越えた今も続けている。⁡ ⁡ 最近は株価が上がっているので、⁡ 面白さもあるようで、⁡ まだまだ資産を増やそうとしている。⁡ ⁡ 私は、今住んでいる家を売って、⁡ 持ち物も最小限に減らして⁡ 老人ホームに入りたいと思っている。⁡ ⁡ 子どももいないし、お金を残すことより、⁡ 今後の安心を得たい。⁡ ⁡ ☆未来に繋がる気づき⁡ ⁡ 財産についての考え方は⁡ ご夫婦であっても異なるものですね。⁡ よく話し合って⁡ 折り

          財産を増やしたい夫と減らしたい妻~終活の話⁡⁡

          相談事例:遺言はほんとうに必要???

          相談者:タナカ様 子どもがいない夫婦なので、 遺言を書いた方がいいと聞いた。 主人はその気になっているが、 私はいらないようにも思う。 主人が亡くなった時には 弟がいるが、 財産はいらないと言われている。 私が先に逝った時には 妹たちが 気を利かせてくれる気がするが、 どうなんでしょう? ☆未来に繋がる気づき 遺言の目的は、 希望通りに財産を分けることの他に、 争いごとが起きないようにすることがあります。 残った配偶者とごきょうだいが もめないのであれば、 どうし

          相談事例:遺言はほんとうに必要???

          相談事例:自分の年齢が信じられない90歳⁡

          ⁡ 相談者:フカノ様⁡ ⁡ 夫は7年前に亡くなり、⁡ 私も今年90歳になる。⁡ ⁡ 自分の年齢が信じられないくらいで、⁡ まだまだ自分のことは自分でできるし、⁡ かかりつけ医にも⁡ 「要介護はつけられない」と言われた。⁡ ⁡ 息子が2人いるが⁡ どちらも離れて暮らしている。⁡ ⁡ 長男は私を気にして⁡ 月に数回訪ねてくれる。⁡ もう少し年を取ったら、 お金のことなど⁡ 長男に任せたりできるのだろうか?⁡ ⁡ ⁡ ☆未来に繋がる気づき⁡ ⁡ 息子さんに財産の管理を任せる方法とし

          相談事例:自分の年齢が信じられない90歳⁡

          相談事例:私は誰の相続人?

          ⁡相談者:サチオカ様⁡ ⁡ 妻が一人っ子だったため、⁡ 結婚する時に婿入りして、⁡ 妻の姓を継いだ。⁡ ⁡ 私には兄が2人いるので、⁡ 実家の姓を継ぐことに⁡ 執着していなかった。⁡ ⁡ 定年も間近になって、⁡ 親たちも高齢になってきた。⁡ 終活の話の中で⁡ 「親の相続」というフレーズが出てきたが⁡ 私は誰の相続人になるのだろうか?⁡ ⁡ ⁡ ☆未来に繋がる気づき⁡ ⁡ サチオカ様は⁡ 奥様の姓を継いだのですね。⁡ 親御さんの相続人という⁡ 見方だけで申し上げると、⁡ ⁡ ご

          相談事例:私は誰の相続人?

          相談事例:趣味が高じて作品が高額商品に

          相談者:ナガノ様⁡ ⁡ 若い頃からテディベアが好きで、⁡ 暇を見つけては作るようになった。⁡ ⁡ 幸いというか、独り身だったので⁡ 自由な時間はたっぷりあった。⁡ ⁡ 年齢を重ねるごとに⁡ 材料にもお金を掛けるようになり、⁡ 一度、オークションに出したら⁡ 10万円の値がついた。⁡ ⁡ これまで、あえて売らずに来たが、⁡ 作品はすでに100体を越えている。⁡ これも私の財産だろうか。⁡ ⁡ ☆未来に繋がる気づき⁡ ⁡ 10万円の値がつく作品であれば、⁡ 立派な財産と言えます

          相談事例:趣味が高じて作品が高額商品に

          相談事例:相続人だと思っていた叔母の相続

          相談者:マナカ様 1年前に父が亡くなった。 両親は離婚していたので、 父の相続手続きは一人っ子の私がすべて行った。 父の手続きが落ち着いた 今年になって、叔母が亡くなった。 独身の叔母だったため、 代襲相続人として再び相続手続きを することになった。 相続手続きを進める中で、 父と叔母の関係が明らかになり、 私は相談人ではないことがわかった。 これは、どういうことだろう? ☆未来に繋がる気づき 戸籍を見ると、 マナカ様のお父様と叔母様は 姉弟ではなく、叔母と甥の関

          相談事例:相続人だと思っていた叔母の相続

          超老老介護でも楽しい毎日~終活の話

          オガワ様の話⁡ ⁡ 妻とは⁡ お互い元気なことが自慢の夫婦で、⁡ それぞれ違う趣味を持って、⁡ 楽しい老後を過ごしていた。⁡ ⁡ 妻は料理が上手で⁡ 栄養バランスの良い食事を⁡ 作ってくれたおかげで、⁡ 80歳になってもフルマラソンが⁡ 出来たのだと思う。⁡ ⁡ その妻が登山中に転倒して、⁡ 高次機能障害で寝たきりに⁡ なってしまった。⁡ ⁡ 私は自宅で妻を介護している。⁡ 世に言う超老老介護だ。⁡ ⁡ ただ私は⁡ 介護についても勉強しながら、⁡ 妻を介護している。⁡ ⁡ ユ

          超老老介護でも楽しい毎日~終活の話

          相談事例:事前準備に忙しいおひとり様

          相談者:ハタケ様⁡ ⁡ 3年前に26年介護した母を見送り、 1年前に弟を見送った。⁡ ⁡ 独身だった弟は 私が一人になるのを⁡ 心配してくれていたが、実際、⁡ 弟が亡くなってからは⁡ “おひとり様”の自覚が生まれた。⁡ ⁡ 同年代のいとこやその子どもの⁡ 世話にはなりたくないし、⁡ あれこれ準備に躍起にはなっているが、⁡ なかなか進まない。⁡ ⁡ 相続人がいないので、⁡ 遺言が必要だと聞いて、⁡ 公正証書で作った。⁡ ⁡ あと、何をすればいいのかしら?⁡ ⁡ ⁡ ☆未来に繋が

          相談事例:事前準備に忙しいおひとり様

          相談事例:おひとり様であるという自覚

          相談者:マザキ様 妻とは離婚して数年になる。 息子はいるが、妻の籍に入っているし、 会うこともないので、 自分のことは頼めない。 きょうだいとしては姉が2人いるが、 こちらもボツ交渉である。 自分の終活に どんなことを考えたらいいのかな。 ☆未来に繋がる気づき マザキ様はおひとり様ではありますが、 相続人には息子さんの名前が上がってきます。 どんなにボツ交渉でも血縁は 切ることができないためです。 遺言を書かなければ、 財産はすべて息子さんのものに なります。

          相談事例:おひとり様であるという自覚

          夫婦そろって献体に登録~終活の話

          ⁡ ⁡ シロイ様のお話⁡ ⁡ 70歳を過ぎた頃、⁡ 妻と二人で、母校の大学の献体に登録した。⁡ ⁡ 子どもがいないし、⁡ 先祖代々のお墓を⁡ 守っているわけでもなかったので、⁡ 医療の発展に役立ててもらった後、⁡ 大学の共同墓地に⁡ 入れてもらえることもあって、⁡ それを選択した。⁡ ⁡ 大学の同級生だった妻も⁡ すんなり賛成した。⁡ 思わぬことに、妻が先に逝ってしまったが、⁡ アチラで待っていてくれるだろう。⁡ ⁡ ⁡ ☆未来に繋がる気づき⁡ ⁡ ⁡ シロイ様のお話では、⁡

          夫婦そろって献体に登録~終活の話

          相談事例:病気がちな夫の看病に疲弊する妻⁡⁡

          相談者:タイラ様⁡ ⁡ 私たち夫婦には子どもがいない。⁡ 夫とは5つ違うので、⁡ 自分の方が残るのだろうと覚悟はしている。⁡ ⁡ 75歳頃から、⁡ 夫が病気がちになった。⁡ 風邪と言われて、⁡ 下がらなかった熱は、⁡ 肝臓付近のがんのせいで、⁡ それがわかるまでは、⁡ おちおち寝てもいられなかった。⁡ ⁡ その後、腎臓も悪くしたし、⁡ ここ2年ほどは落ち着いているが、⁡ 認知症にでもなって、⁡ 介護状態になったらと思うと⁡ 心配で仕方がない。⁡ ⁡ ⁡ ☆未来に繋がる気づき⁡

          相談事例:病気がちな夫の看病に疲弊する妻⁡⁡