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「得られるもの」と「失うもの」:行動基準を見直すことで人生を見つめ直す

「その行動によって得られるものは何ですか?失うものはなんですか?」

これは自分を見つめ直すのに良い質問だと思うんですよね。

ただなんとなくやっていた行動も、
「得られるもの」と「失うもの」という判断基準で見てみると、
適切な行動なのかが見えやすくなりますから。


例えば、会社は嫌で嫌でたまらないけれども、
お金のために勤めているのであれば、
得られるものは「お金」。

失うものは
「労働力」「時間(命)」「精神的健康」
「エネルギー」「主体性」「希望」「感情」
などが考えられます。

お金を得るために
失いたくないものまで失っているため、
強い苦しみが生まれ、会社に行きたくなくなってしまいます。

お金を得るために
犠牲にしてはいけないものまで犠牲にしていませんか?

もっと少ない犠牲で、
お金を得られる場所はありませんか?


ですが、仮に
「会社はお金をもらいながら成長できる場所だ」
と考えているのであれば、

得られるものは
「お金」「成長」「主体性」「希望」
など。

失うものは
「労働力」「時間(命)」ではあるものの、
成長していくためには労働力と時間を使っていく必要があるので、
失うものというよりも、成長するために確実に必要な対価、などと
考えることができます。

だから、
「労働力」や「時間(命)」を失うとしても、
成長するために喜んで捧げるものとなります。


このように、同じ会社に勤めるとしても、
嫌々勤めるのか、
成長できる喜びを感じながら勤めるのかで
「得られるもの」と「失うもの」は大きく違ってきます。

嫌々勤めると
得られるものは少なく、
失うものが多いですが、

成長できる喜びを感じながら勤めると
得られるものは多く、
失うものは少なくなります。


他にも
「会社に行くことで自分の居場所を感じられる」
とか、人によってそれぞれでしょうけれど、

会社に行くことがポジティブだと思っている人は
得られるものが多く、失う物が少ない。

そして、会社に行くことがネガティブだと思っている人は
得られるものが多く、失うものが多くなる傾向にあります。

傾向にある、というのは、
「めっちゃお金稼げるから、他の何を失ってもいい!」
という人もいるので、
失うものが多いから必ずネガティブ、というわけでもないからです。

ただ、
「この行動嫌だなぁ…」
と思っているのに、得られるものの方が多く出た場合、
もしかしたら、もっと失うものを挙げることができるかもしれません。

そして、その後から挙げられた失うものこそが、
「この行動は嫌だ」と強く思わせるものかもしれません。


もし、得られるものが少なく、失うものが多いのであれば、
「どういう考えなら得られるものを多くでき、
失うものを少なくできるか?」

と考えてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、この考え自体には正解はないんですよね。

「会社はお金をもらいながら成長できる場所だ」
という考え方は素晴らしいものだと思いますが、
全ての人にとって素晴らしいかというと、そうではないと思いますから。

「成長では心が踊らないよ」
なんて人はたくさんいますよね?

だから、
自分に適した考え方を見つけ出すことがとても大事だと思います。


そうやって
「得られるもの」と「失うもの」という判断基準で考えることは

「自分にとってこの行動は適切なのだろうか?」
「もっと適切な行動があるのではないか?」

と、自分の行動を見つめ直し、
自分自身を良い方向に変えていく、良いきっかけになるかと思います。

なので、もしまだ行動に対して
「得られるもの」と「失うもの」で考えたことがなかった場合は、
一度試してみませんか?

きっと、見えてくるものがありますから。


あなたの人生が、
今もよりもさらにより良いものとなり、
それが周りにも波及して、広がっていき、
世の中全体が影響されていくよう願っております。


それでは、ありがとうございました!


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