【右脳めし】作れなくても作り方は見て楽しい|超絶造形作品集&スカルプトテクニック(書籍)
「超絶造形作品集&スカルプトテクニック」は、粘土系スカルプター4人の作品と超絶技巧を紹介している造形作品集です。
スカルプター(sculptor)の意味は「彫刻家」。
「モデラー(modeler)」や「造形作家」と呼ばれることもあります。
(とちらかというと後者の呼び方が、ぼくはしっくりきます)
紹介されている造形作家さんは、次の4名です。
大山竜さん
クリーチャーの造形が素晴らしい。
「ガラモン」や「シン・ゴジラ」もスゴイんです。
高木アキノリさん
掲載されている女性作品がとにかく美しい。
造形テクニックで紹介されているメーキャップは圧巻です。
塚田貴士さん
ワンダーフェスティバルで見た実物の「妖鳥シレーヌ」は、ため息が出るほど美しかったなあ。
タナベシンさん
本書で紹介されている制作工程を見ると、造形だけでなく、塗装も超絶技巧であることがよくわかります。
アナログだから魅力がある
冒頭に書いた「粘土系スカルプター」の「粘土系」とは、造形物の原型を粘土で作っていることを意味します。
昨今は、3DCGで作って3Dプリンターで出力する造形作品も増えてきているようですが、本書の造形作家さんは、全て自らの手で作っています。
本書では、制作途中の原型写真も数多く掲載されています。
ザックリ作っている時点から「造形美」が伺えます。
細密で美しいですね。
メイキングが楽しい
ぼくの造形歴は、小学生時代にハマったプラモと大学時代に塑像(※)の授業を受けたことくらい。
※塑像(そぞう):粘土や石膏を材料として作った像
超絶技巧作品なんて、もちろん作れませんし、作る予定もありません。
でも、本書に掲載されている造形テクニックを読むのはとても楽しかったです。
ぼくに限らず、クリエイターってメイキング好きな傾向があるんじゃないかと。
作れなくても、作り方を見るだけで楽しいんですよねー。
超絶技巧を生で見たい方は
造形作家の皆さんは、ワンダーフェスティバル(通称ワンフェス)に出典されていることが多いので、そちらに足を運ぶと高確率で実物を見ることができます。
ワンダーフェスティバルは夏と冬の年2回開催。
次回の「2019 Summer」は2019年7月28日(日)、会場は幕張メッセです。
各造形作家さんの出典状況は、twitter等をチェックして下さいね。
右脳めしとは?
右脳が司る「感性」や「創造力」の栄養源となるコンテンツのことです。
東雲創作堂ではクリエイターの力となる様々な右脳めしを紹介しています。
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