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共感のコツは同じ体験をしたかのように話を聞くこと

相手の話をしっかり聞くことは人との信頼関係を築くうえで大切ですよね。
適当に聞いていると相手からちゃんと聞いているの?と思われてしまいます。
そこで共感的に話を聞くこと、とよく言われます。

ただし、共感的に聞くにはどうしたらよいのかわかりにくいと思います。
そこで今回はそのコツを一つお話しします。


共感のコツは同じ体験をしたかのように話を聞くことです。


どういうことかというと、
同じ体験をしていないと、どうしても話し手と聞き手でずれが生じて、話の内容が共有しにくいですよね。

話し手と聞き手が会話中に同じ映像を見ていないと、共感しにくくなります。

映画を例に出してみましょうか。
友達と一緒に映画を観たり、あるいは一緒ではなくても同じ映画を観た場合、その映画についての話で盛り上がりますよね。

「あんな展開が待っているとは」
「あのシーンはイマイチだった」
同じ映像を頭に浮かべながらだから会話が盛り上がるわけです。

ところがその友達と同じ映画を観ていなかったとしたらどうでしょうか。
その映画の話をしていても同じ映像を共有せずに会話をするので、盛り上がりに欠けてしまいませんか。

相手の話を共感的に聞くというのもこの映画の例と同じです。
同じ映像を見ているように話を聞くのです。

この前行ってきた沖縄の旅行の話だったら、気温は何度だったのか、どんな服装だったのか、海は何色でどんな砂浜だったのか。
相手の頭の中にある映像と同じ映像をイメージして話を聞きます。

そのためには具体的に相手に質問しなければいけませんね。
気温は何度だった?
海は何色だった?
砂浜は?

話し手の頭の中の映像とズレないように具体的に質問してイメージしながら話を聞かなければいけません。


共感のコツとして、話し手の頭の中を映像化し、同じ体験をしたかのように話を聞く。
そのためには具体的に質問して情景をイメージしましょう、というのが今回の話でした。


最後までお読みいただきありがとうございました。

【参考文献】
『雑談の一流、二流、三流』(桐生稔  明日香出版社)


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